世の
中はいはゆる
学者のみにして
真言の
物識り
人は
少なし
〈目次(三)〉
学者とは
学ぶ
者なり
無学者は
学ぶ
用なき
者の
謂なり
〈目次(三)〉
学ばずも
宇宙の
真理は
悉く
われはさとれり
真言の
力に
〈目次(三)〉
伊都能売の
神とあらはれ
瑞霊と
なりて
万事をわれは
説くなり
〈序歌(三)〉
言霊は
総てのものの
初めなり
天地万有これより
生まるる
〈総説歌(三)〉
大宇宙森羅万象悉く
言霊の
水火の
幸より
生まれし
〈総説歌(三)〉
言霊の
光を
知らず
如何にして
神の
大道のひらかるべきやは
〈総説歌(三)〉
政治宗教教育美術悉く
言霊知らずば
全きを
得じ
〈第1章(三)〉
たまさかに
言霊の
道説く
人も
一知半解物にはならず
〈第1章(三)〉
神と
言ふは
万物普遍の
霊なり
人は
天地の
経綸につかふ
〈第3章(三)〉
人にして
神人合一の
境にあらば
無限絶対の
力徳を
発揮す
〈第3章(三)〉
言霊の
幸はふ
国の
日の
本に
言霊知らぬ
人ばかりなる
〈第4章(三)〉
深遠なる
真理は
到底今の
世の
言霊知らぬ
人にはわからず
〈第4章(三)〉
移りゆく
世の
有様をまつぶさに
吾はさとれり
真心に
〈第4章(三)〉
言霊の
真言の
光と
力より
外に
開かむ
道なかりけり
〈第5章(三)〉
行き
詰りゆき
詰りたる
世を
開く
力と
光は
言霊の
幸なり
〈第5章(三)〉
千早振る
神代からなる
神国を
汚さじものと
心配りつ
〈第6章(初)〉
知る
人もなき
谷底の
本宮に
世の
根の
神ぞ
現れましにける
〈第6章(初)〉
言霊は
生ける
神なり
言霊を
知らでこの
世の
治まるべしやは
〈第6章(三)〉
天津御神国津御神の
御勲功に
万のものは
生き
通すなり
〈第7章(初)〉
言霊の
道の
真実は
千早振る
神の
御稜威の
教なりけり
〈第7章(初)〉
ものみなの
精神は
神の
賜ぞ
尊き
卑しき
大き
小さき
〈第7章(初)〉
我利我慾のみに
心をくもらせて
真言を
知らぬ
人のあはれさ
〈第8章(三)〉
神にして
人なり
人にして
吾は
また
神なりと
自覚せるなり
〈第9章(三)〉
天地の
真理を
知らず
神界の
経綸をしらぬ
常暗の
世なり
〈第12章(三)〉
愛善の
心は
神に
通ふなり
神は
愛なり
善なるがゆゑ
〈第13章(再)〉
澄みきりし
心の
眼に
天地の
一切は
吾にうつりてあるも
〈第15章(三)〉
(初は初版、再は再版、三は三版の略)
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に作成しました]