山も
海も
人獣草木も
昆虫も
生言霊の
度合に
生れし
〈総説〉
大方の
物識人の
夢にだに
知らざる
神世を
言霊にて
説く
〈総説〉
言霊の
清濁に
因りて
其人の
善悪智愚の
程度は
判るも
〈総説〉
主の
神は
生言霊の
大原に
いまして
天地を
産み
出し
玉へり
〈総説〉
森羅万象悉く
皆言霊の
助けによりて
生れたるなり
〈総説〉
国学者なるもの
沢にありながら
学王学の
言霊知らざり
〈第3章〉
我国の
皇道を
説く
物識りも
言霊の
原理夢にも
知らなく
〈第3章〉
天界は
言霊の
水火にもとづける
意思想念の
世界なりけり
〈第3章〉
神の
世の
有りし
事どもまつぶさに
言霊学の
権威に
述ぶるも
〈第5章〉
久方の
天津神世の
初発の
ありさま
知れる
学者世になし
〈第5章〉
数万億年の
昔の
物語世人は
想像だにもせざらむ
〈第6章〉
堂々と
誰憚らず
神の
世の
成立つぶさに
吾は
述べおくも
〈第6章〉
主の
神の
生言霊の
大原理知らずば
天地の
成立解らず
〈第8章〉
来るべき
世の
変遷も
言霊の
力によりて
明白となるなり
〈第8章〉
言霊の
幸ひ
助けなかりせば
地上一切のものは
育たじ
〈第11章〉
時じくに
鳴り
鳴り
鳴りて
止め
度なき
主の
言霊に
地上は
生くるも
〈第13章〉
鳴り
鳴りて
鳴りの
終りに
高山は
湧き
出でにけり
地上の
栄えと
〈第13章〉
神人は
常住不断言霊の
助けを
受けて
生き
栄ゆなり
〈第14章〉
天地は
一切万事言霊の
水火に即して
生くるものなり
〈第14章〉
言霊の
水火の
活用知らずして
わかるべしやは
神世の
物語〈第15章〉
海外の
国々の
天地開闢説は
言霊知らざる
無稽の
言なり
〈第15章〉
時にふれて
内外の
国は
日を
追ひ
月を
重ね
八十曲津日の
言霊濁るも
〈巻末〉
大空の
奥より
轟く
雷鳴の
音ものすごく
静心なし
(昭和九年三月三日)
〈巻末〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に作成しました]