霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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迷信と野心

インフォメーション
題名: 著者:
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :B120200c35
十余(よ)里の道を弟と語りあひつ直(ただち)に上谷(うへだに)修行場(しゆぎやうば)につく
上谷(うへだに)に帰りてみれば春蔵(はるざう)や黒田(くろだ)塩見(しほみ)の姿みえなく
何となく心さびしく上谷(うへだに)の人人(ひとびと)われを冷笑して迎ふる
悪神(あくがみ)にたぶらかされし里人(さとびと)はわれに対する態度かはれり
貧乏神(びんぼうがみ)はやく帰つて下されと露骨(ろこつ)にたのむ四方(しかた)安蔵(やすざう)
三人はいづくに行きしとたづぬれば安蔵(やすざう)へへへとせせら笑へり
世の元の三人さんがあらはれたであなたに用はござらぬと言ふ
修行者の四方(しかた)甚之丞(じんのじやう)をつかはして綾部の様子うかがはしめたり
わが留守に曲津(まがつ)はびこり三人を綾部に引きよせ隠謀(いんぼう)たくらむ
甚之丞(じんのじやう)帰り来(きた)りて修行者はなかなか上谷(うへだに)に帰らぬといふ
甚『上田さんが何と云つても開祖様の命(めい)は背(そむ)けぬと平蔵(へいざう)が言ひました』
甚『御三体(ごさんたい)の大神様の神(かむ)がかり上田の自由にさせぬと平蔵がいひました』
三人を綾部に明日(あす)までおいたなら面倒(めんだう)いことが出来るとわれ言ひし
平蔵や其他(そのた)の役員腹(はら)あはせ上田は綾部に帰さぬといふ
神様の経綸(しぐみ)の邪魔する上田さんは綾部に帰つてくれなと言ひ居り
上田さんは緯(よこ)のお役で神様のお経綸(しぐみ)の邪魔をする人といふ
平蔵もその他の役員一同も妖魅(えうみ)の言葉にだまされて居り
上谷(うへだに)にわれ帰りしと聞くよりも福島はじめ三人(みたり)があわてる
綾部まで上田の帰らぬそのうちに経綸(しぐみ)をするとて一間(ひとま)にこもる
翌日(よくじつ)の午前の十時勇佑(ゆうすけ)は顔色(かほいろ)かへて急ぎかへり来(く)
何事(なにごと)のありしかと言へば勇佑(ゆうすけ)はふるひをののき大地へ手をつく
三人(さんにん)が新宮(しんぐう)安藤(あんどう)金助(きんすけ)の庭に神様埋(うづ)もるとて掘りし
金助が家の大黒柱の根(ね)一(いつ)しようけんめい三四尺(しやく)掘りぬ
白衣(はくい)をつけ緋(ひ)の袴(はかま)つけ三人(さんにん)は庭掘る折しも警官が通る
警官は訊問(じんもん)ありと三人(さんにん)を綾部警察へつれてかへりし
開祖様平然として何事も神様の御都合とすましいませる
警察へ引かれた春蔵(はるざう)他(ほか)二人(ふたり)未だかへり来(こ)ず心配といふ
勇『平蔵(へいざう)や足立にかくれてこの爺(ぢぢ)がそつと先生に知らせに来ました』
それだから早く帰せと言つたのに平蔵(へいざう)の奴(やつ)がきかぬからだよ
勇佑(ゆうすけ)ははいその通りごもつとも恐れ入(い)つたと頭(あたま)かき居り
迷信の深き平蔵曲神(まがかみ)にあざむかれつつ下手(へた)なことする
帰るにはわれ及ばずと上谷(うへだに)の幽斎修行の監督なしをり
しばしありて四方(しかた)平蔵(へいざう)飛び来(きた)り三人(さんにん)さんはゆるされたと報(はう)ず
わが言葉用(もち)ひざるためかくの如(ごと)失敗ありしときびしくいましむ
平蔵は頭(かうべ)を左右にふりながら失敗でないこれがおしぐみ
庭を掘りて金勝要(きんかつかね)の大神(おほかみ)の霊(みたま)を出したと得意然(とくいぜん)たり
迷信者(めいしんじや)と馬鹿を教ふる道なしとわれあきらめてほほ笑(ゑ)み黙(もだ)せり
熟熟(つくづく)と四方(しかた)平蔵(へいざう)の面(おも)を見つ憐(あは)れもよほす迷信のゆめ
三人(さんにん)は土中(どちう)の神像(しんざう)あらはしてわれに一泡(ひとあわ)吹かさんとせし
警察に拘引(こういん)されて春蔵(はるざう)等(ら)膏(あぶら)をとられをののきにけり
土中(どちう)から出るべき神像(しんざう)を瑞御霊(みづみたま)上田の霊(みたま)が邪魔したとほざく
迷信と欲望の鬼につかれたる身魂(みたま)度(ど)すべき神(かむ)わざはなし
平蔵は迷信の夢未(ま)ださめず三体様(さんたいさま)と敬称してをり
御三体(ごさんたい)の神があらはれたまひしと迷信親爺(おやぢ)が宣伝をなす
肝腎(かんじん)の平蔵(へいざう)までも籠絡(ろうらく)し意を得たりとてほほ笑む足立
正信(まさのぶ)は竹村(たけむら)仲蔵(なかざう)を股肱(ここう)としわがゆくさきの妨害のみする
二三日立ちし夕暮綾部より二人の信者いそぎとひ来(き)ぬ
新宮(しんぐう)の四方(しかた)源之助(げんのすけ)西原(にしはら)の西村(にしむら)文右衛門(ぶんゑもん)礼服にてくる
源『上田さん喜びなされ開祖様を出口の神と尊敬しまする』
文『西町(にしまち)の鹿蔵(しかざう)の妻およねさんが九年の気違ひ全快しました』
源『西町の大槻(おおつき)鹿蔵(しかざう)は大江山(おほえやま)の酒呑(しゆてん)童子(どうじ)の身魂(みたま)とわかりし』
文『およねさんは大蛇(をろち)の身魂(みたま)鹿蔵さんは鬼の身魂と開祖が仰有(おつしや)る』
源『およねさんは開祖の総領(そうりやう)娘(むすめ)です世界のみせしめに出してござる神』
文『九年間気違ひにして懺悔(ざんげ)をば世界に出していましめてござる』
源『開祖様がゆるすと云はれおよねさんはすつかり気違ひ本復(ほんぷく)しました』
文『このやうな神徳(しんとく)あらはれたる上(うへ)は出口の神とあがめねばならぬ』
をかしさにわれ噴き出せば両人は何がをかしと肩はりつめよる
そんなことをみて君たちは神さんと思うてゐるのかわしはをかしい
『艮(うしとら)の金神(こんじん)様を信じないあなたは綾部にをつてはもらへぬ』
私(わたくし)は綾部に執着心はないすぐさま帰ると衣服を着替(きか)ふる
『上田さんあなたは本当に帰りますか出口の神のゆるしも受けずに』
ろくな奴(やつ)一人(いちにん)もない化物(ばけもの)の屋敷にゐるのはいやですと言ふ
『お前さんが幽斎なんかする故(ゆゑ)に皆(みな)神(かむ)がかりになつたのでないか』
この始末つけねば滅多に帰さぬとまた難題をつけ始めたり
『三千年(さんぜんねん)世に落ちたまひし神神(かみがみ)が毎日毎夜(まいよ)お上(あが)りあそばす』
この際に落(おち)ぶれ神(がみ)を世にあげて身魂(みたま)を救へば天下泰平といふ
『上田さん綾部へしばらく帰らずとここで時節を待つて下さい』
『開祖様も四方(しかた)平蔵(へいざう)も正信(まさのぶ)もあなたの帰綾(きれう)をいやがつてゐる』
『世に落ちた神をあげねばならぬ故(ゆゑ)きびしい審神者(さには)は邪魔になります』
この二人村(むら)で区長をする紳士その迷信さあきれるのみなる
両人の語りしはなしのあらましは次にわが宣る歌の通りよ
『上田さんを綾部へ帰さぬと大雨で綾部大橋が落ちてしまうた』
『神様の広大無辺の神徳(しんとく)で嫌ひな先生を川止(かはど)めにした』
『お前さん今度綾部に帰つても我(が)を出さぬやうにおとなしくなされ』
『開祖様と神(かむ)がかりさんのいふことに背きなさるとごてごてしまする』
『私(わたし)らはあなたを大事(だいじ)に思ふあまりそつと御意見に来たのであります』
『ともかくも出る杭(くひ)はうたれるといふ譬(たとへ)敵(てき)たはぬのが一番おとく』
『足立さん四方(しかた)さんまであなたをば去(い)なす去(い)なすと云うてゐるぞや』
両人は綾部をさして帰りゆくあとへ出口の澄子(すみこ)がはせ来(く)る
澄『先生の留守に四人の神(かむ)がかりが金明会(きんめいくわい)をさわがしてゐます』
四方(しかた)春蔵(はるざう)村上(むらかみ)黒田(くろだ)塩見(しほみ)など邪神がかかり人を騒がす
神(かむ)がかり飛んだり跳ねたり素裸(すはだか)になつて手をふり法螺ふきまはる
神業(しんげふ)の御邪魔(おじやま)をいたす上田をば金明会(きんめいくわい)に入(い)れるなとほざく
『世の元(もと)の三人(さんにん)あれば結構ぢや上田の悪神(あくがみ)入(い)れてはならぬ』
澄『先生の似顔(にがほ)を書いて春蔵(はるざう)が釘を打つたり叩いたりしてゐます』
澄『先生の悪口(わるくち)ばかり真(ま)にうけて皆の信者が迷うてゐます』
つまらない先生に去(い)んで貰へよと役員信者が口口(くちぐち)にいふ
一日(いちにち)も早く帰つて人人(ひとびと)の目をさましませと澄子(すみこ)は頼めり
修行者を四方(しかた)藤太郎(とうたらう)に頼みおき一先(ひとま)づ綾部へ帰らんとせり
折(をり)もあれ四方(しかた)勇佑(ゆうすけ)馳(は)せ来(きた)り大地に手をつき泣き声に訴(うつた)ふ
勇『町中(まちぢう)の人が芝居を見るやうに教会に来てぞめいてゐます』
勇『お広間の内部(ないぶ)も外(そと)も門前(かどさき)も見物人の人の山です』
一斉射撃
町人(まちびと)に頓着なさず懸命に幽斎修行をみながしてゐる
西矢田(にしやた)の小万(こまん)が気狂(きちが)ひ金神(こんじん)と悪口(わるくち)ほざいて俥(くるま)をかへす
神罰(しんばつ)で俥(くるま)が泥田(どろた)へ覆(かへ)りしといつたと小万(こまん)が呶鳴りあばれる
金神(こんじん)の信者が人の難儀みて笑ふはすまんと小万(こまん)がいきまく
泥足(どろあし)のまま神前(しんぜん)へ飛び上(あが)り御神具(ごしんぐ)までも叩きこはせり
沢山の信者は逃げ出す警察は保護してくれずまことに残念
迷信と野心にみちた悪霊(あくれい)の威猛(ゐたけ)る綾部の広間は騒がし
正信(まさのぶ)は計略わが図(づ)に当(あた)りしとほくそ笑(ゑ)みつつわれをあざける
気狂(きちが)ひの製造人(せいざうにん)は綾部には居つてもらへぬと迫る竹村(たけむら)
金光(こんくわう)のをしへはまこと霊学は狐(きつね)狸(たぬき)とふれる竹村
正信(まさのぶ)はわがことなれりと舌長(したなが)に意見がましきことを言ひ出す
善悪の区別にあかき出口澄子の慰留にわれは綾部にとどまる
わが立場(たちば)気の毒がりて蔭(かげ)になり日向(ひなた)になりて守りし澄子
一人(いちにん)の澄子の同情なかりせばわれは綾部を去らんとおもへり
曲神(まがかみ)は役員信者に憑依して一斉射撃をわれにあびせる
人人(ひとびと)に排斥されし馬鹿らしさに帰らんわれをとどめし澄子よ
広間の暗闘
勇佑(ゆうすけ)は兀(は)げたる天窓(あたま)を撫(な)でながら広間の事情を語りてなげく
勇『開祖様の涙の貯金を引き出して毎日多勢(おほぜい)が食ひつぶします』
勇『世に落ちた竜宮の眷属(けんぞく)が暗いとて毎日五六(ごろく)升(しよう)の種油(たねあぶら)を用ふる』
勇『五六升の油の外(ほか)に三十本の百目(ひやくめ)蝋燭(らふそく)とぼし金(かね)いる』
勇『大変な物いりなれど一銭の出費さへせぬずるい奴のみ』
神さまの脛(すね)のみかぢる信者等(ら)がよつて来(く)るほど困るといふ爺(ぢぢ)
神様に対して気くばり心くばりする信徒只(ただ)の一人も来(きた)らず
勇佑は金明会(きんめいくわい)の炊事役神(かみ)に言訳(いひわけ)なしとてなげく
勇『三人(さんにん)と一つになつて平蔵さんは天眼通(てんがんつう)の稽古して居り』
勇『平蔵どのあれ見やれのーと三人が天眼通をやつて居ります』
勇『天眼通ばかりになつて平蔵さんは広間の会計みてくれません』
勇『戦死した清吉(せいきち)さんの年金を食ひつぶしてる奴(やつ)ばかりです』
勇『この先は如何(どう)なることかと勇佑も金明会(きんめいくわい)が心配になる』
勇『春蔵は金明会(きんめいくわい)の会長に足立はあなたを追ひ出さうとする』
勇『そんなことさしてはならぬと勇佑が心配してます会計の他(ほか)に』
勇『春蔵に盤古(ばんこ)の霊(れい)がついてゐて開祖を押しこめようとしてゐる』
勇『開祖まで押しこめようとする邪神あなたを追ひ出すは朝飯前です』
勇『春蔵は親の財産鼻(はな)にかけて一人大将(たいしやう)顔(がほ)する憎らしさ』
勇『出口家の養子にならねば春蔵(はるざう)は一人でたてるというてゐました』
勇『春蔵が立つならわしが立ちますとまた竹村が生地をあらはす』
勇『竹村や春蔵養子になるならば私がなるとて足立がいきまく』
勇『三人が養子にならうと暗闘を続けて小言(こごと)の絶えぬお広間』
勇『竹村は開祖の筆先に節(ふし)つけて朝から晩まで読み通(どほ)しです』
勇『筆先を上手に読むのが御養子(ごやうし)というて一切かまはぬ竹村』
勇『私(わたくし)は隠居の身分安楽に暮(くら)せるものをこんな目にあふ』
勇佑は涙まじりの黒い顔ずず黒(ぐろ)い手でなでまはし泣く
足立等(ら)が気のつくまでは帰らぬとわれ上谷(うへだに)の修行場(しうぎやうば)に居り
勇佑はいろいろさまざま語りおきてまたすたすたと綾部に帰る
勇佑がかへる後姿(うしろで)見送りつわれハンカチで顔の汗ふく
裏山(うらやま)に蝉(せみ)のなく声かしましくうすら眠たき上谷(うへだに)の真昼
地団太
ややありてまたも勇佑(ゆうすけ)はせ来(きた)り大切さうに手紙を渡せり
勇『牛人(うしうど)の金神(こんじん)様から先生に気つけの筆先御覧(ごらん)下さい』
封切れば修業者一同引きつれてかへれ牛人(うしうど)金神(こんじん)の命令
勇佑の迷夢(めいむ)さますとこの手紙ばりばり目の前でひきさきにけり
勿体(もつたい)ない神罰(しんばつ)あたると勇佑があをい顔してふるひをののく
一本の手紙に扇子(せんす)つけてありその扇子までわれはひきさく
勇佑は阿呆(あほう)正直(しやうぢき)人の言葉にどちらにもつく好好爺(かうかうや)なり
この通り罰(ばち)も何にも当らぬといへば勇佑地団太(ぢだんだ)をふむ
勇『十八の若者村上(むらかみ)にだまされてええ残念やこの禿頭(はげあたま)』
勇佑は扇子(せんす)を大地に投げつけて踏むやら蹴るやら気の毒なりけり
だまされたええだまされたと勇佑が地団太(ぢだんだ)をふむスタイルをかし
勇佑と金明会(きんめいくわい)へ帰りみれば家の内外(うちそと)人の山なり
村上は数多(あまた)の信者(しんじや)をたぶらかし右へ左へと暴(あ)れまはり居り
村上はわれを見るよりおお上田わが命令をよくきくとほめる
偉い奴その御褒美(ごほうび)と村上はぐしやぐしや書いた扇(あふぎ)を渡せり
さし出(いだ)す扇(あふぎ)を手にとるより早く村上の頭(あたま)三つ四つ打ちぬ
信者(まめひと)は各各(おのおの)不思議な顔をして瘧(おこり)の落ちたやうな顔せり
神罰(しんばつ)をあてて下され上田奴(め)が今帰つたと三人のこゑ
奥の間(ま)に三人世(よ)の元(もと)と陣取(ぢんど)りて妙なことのみ口走(くちばし)りをり
常識のかけたる修行者二十名の発動鎮定の方法つかず
金光教会迷信信者の神(かむ)がかり何程(なにほど)説けども理非がわからず
狂態
秋深きころなり例の福島等(ら)四人またもや暴れ出しけり
いろいろと開祖のさとしも聞きいれず奥の一間(ひとま)に神(かむ)がかりなす
黒田(くろだ)塩見(しほみ)村上(むらかみ)四方(しかた)は福島と一間(ひとま)にこもりて神の真似する
福島の狂態みるにしのびずと開祖は箒(はうき)で掃(は)き出したまへり
その方(はう)は金光教の邪霊なりこの肉体を去(さ)れとのらせり
福島を見わけんやうな開祖ならもう綾部には居らぬと息まく
福島は出口上田の目をさますために家をば灰にするといふ
町中(まちぢう)もみなその通り気の毒ぢやこの福島も気の毒といふ
福島は大音声(だいおんじよう)に呶鳴りつつ出口上田はすつこめといふ
福島に何ほど説けど悪霊(あくれい)のかかりし彼は正邪を解せず
福島は肩をいからし肱(ひぢ)を張り修行者引きつれ上谷(うへだに)に向(むか)ふ
修行者は邪神の言(げん)を盲信し上田は駄目といひつつ出(い)でゆく
竹村の妻のきく子と二人連れ上谷(うへだに)の修行場(しゆぎやうば)さしてわれゆく
○余白に
悪神(あくがみ)の経綸(しぐみ)やうやくなりなりて神の御国(みくに)をねらひすませり
神国(しんこく)と名はありながら獣(けだもの)のサツクとなりし人の多き世
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