──紙数の都合で教団関係は省略、部外文献も主要目録にとどめたので、詳細は別冊『大本事件史』を参照のこと──
(一)司法省刑事局関係
⑴思想研究資料(特輯)
第六十六号極秘「皇道大本教事件に関する研究」
第七十二号極秘「所謂『天皇機関説』を契機とする国体明徴運動」
第八十三号 秘 第七十六回帝国議会治安維持法改正に関する速記録
第九十六号極秘「最近に於ける類似宗教運動に就て」
第十六号極秘、第十七号秘、第二十一号秘、第二十四号秘、第三十三号秘、第三十七号極秘、第三十九号極秘、第四十六号極秘、第五十四号極秘、第五十七号極秘、第六十二号極秘、第七十三号極秘、第七十五号極秘、第七十八号極秘、第七十九号極秘、第八十一号極秘、第八十四号極秘、第八十八号極秘、第九十号極秘、第九十一号極秘
⑵思想研究資料
第八輯極秘 自大正十年至昭和二年 不敬事件
⑶思想資料パンフレット(特輯)
極秘 皇道大本教事件検事論告案・第一審判決
極秘 皇道大本教事件第二審判決
⑷司法省調査課司法研究報告書
第二十一輯八極秘 「宗教類似教団に随伴する犯罪型態の考察」
⑸思想月報
第三十七号、第五十九号、第六十一号、第七十一号
(二)文部省思想局関係
⑴資料 第一輯、第二輯、第三輯
⑵思想調査資料 第二十七輯、第三十七輯
(三)内務省警保局関係
社会運動の状況(国家主義運動編・宗教編 昭和八~十七年)
特高(外事)月報(昭和十一~十五年)、大本事件の真相(昭和十一年三月)昭和十年中に於ける出版警察概況、特高全書、警察協会雑誌(大正四年一月~昭和十八年十二月)
(手記・書簡)
唐沢俊樹「大本教手入れの前後─右翼菫命の資金ルート遮断(「信濃往来」昭和三十年二月)、唐沢俊樹書簡(工藤恒四郎宛)、相川勝六「社会運動の状況」(「警察協会雑誌」大本事件特輯昭和十一年一月)、古賀強「大本事件の真相に就て」(同)、薄田美朝「大本捕物覚書」(同)、杭迫軍二「大本事件日記」(同)、永野若松「宗教警察に就て」(同)、吉川覚「宗教警察について」(同昭和十五年七月)、薄田美朝「大本教攻略記」(「文芸春秋」昭和二十九年七月)、藤沼庄平『私の一生』
(四)裁判関係
(第一次大本事件)
予審終結決定書、第二審判決書、上告審事実審理開始決定書、出口王仁三郎「弁護士のために」、その他
(第二次大本事件)
警察意見書、予審請求書、予審終結決定書、第一審判決書、第二審判決書、上告審判決書、出口元男精神鑑定書、予審判事告発状、現職警察官告発状、土地返還請求訴状、出口王仁三郎上申書、出口伊佐男上申書、出口貞四郎上申書、東尾吉三郎上申書、元大本教関係収入支出毎月決算書、その他調書
(五)一般
⑴単行本・雑誌など
(第一次大本事件)
原敬『原敬日記』、中村古峡『学理的厳正批判大本教の解剖』・『迷信に陥るまで』・「変態心理」、阿部次郎『北郊雑記』、松岡帰豊『大本事件の真相』、大日本帝国議会誌
(第二次大本事件)
原田熊雄『西園寺公と政局』、木戸幸一『木戸幸一日記』・『木戸幸一関係文書』、矢部貞治『近衛文麿伝』(上)、秦邦彦『軍ファッショ運動史』、中野雅夫『橋本大佐の手記』、斎藤劉『二・二六』、現代日本文学全集『坂口安吾集』、大日本法曹大観、みすず書房『現代史資料』(国家主義運動編㈠㈡、満洲事変編)、東京日日新聞社『大本事件の全貌』・『果して怪教か類似宗教の解剖』、内田良平『時代思想の顕現せる天理教と大本教』、林逸郎『大本教弾圧のかげに』(「文芸春秋」昭和二十九年十月)
(その他一般)
小口偉一・佐木秋夫・松島栄一・乾孝『教祖─庶民の神々』、村上重良『近代民衆宗教史の研究』、梅棹忠夫『日本探検』、信夫清三郎『大正デモクラシー史』(Ⅰ~Ⅲ)・『大正政治史』(第一~四巻)・『戦後日本政治史』(Ⅰ~Ⅱ)、青木得三『太平洋戦争前史』(第一~六巻)岩波書店『日本資本主義講座』(第一~一〇巻)、宮本英脩『刑事訴訟法大綱』(昭和十一年十二月)、兼子一『民事訴訟法概論』(昭和十七年六月)岡田亥之三朗『逐條恩赦法釈義』
(写真)
大阪朝日新聞社(報道写真・新聞切抜資料)、河出書房『図説日本庶民生活史』(8大正-昭和)、講談社『日本百年の記録』(3現代の展望)、毎日新聞社『日本の百年』
⑵新聞
大阪朝日新聞、大阪毎日新聞、東京日日新聞、読売新聞、東京朝日新聞、京都日出新聞、京都日日新聞、中外日報、大阪時事新聞、松陽新聞、大正日日新聞、北国夕刊新聞、その他
(六)大本七十年史編纂会編集の資料集(タイプ謄写のもの)
(教祖・教主に関するもの)
経歴の神諭㈠㈡㈢、出口王仁三郎「大本教創生記」・「朝嵐(第二次大本事件回顧歌集)」・「荒鷲(第一次大本事件に関する論説)」・「新月の影(第二次大本事件に関する言行)」・「筆のしづ九」、聖師出口王仁三郎の日記㈠(明治四十五年一月~四月)、出口王仁三郎の書簡㈠、出口すみ子(直話)
(年表)
大本事項別年表㈠㈡㈢、近代史年表、第一次大本事件年表、第二次大本事件関係年表
(教団に関するもの)
新発足後における教団の基本方針(昭和二十一年~三十六年)、エスペラント・ローマ字運動、昭和神聖会、大本文献目録、出口うちまる「私の生きてきた道(その一)」、東亜先覚志士記伝(抄)、第二次大本事件前後における教団・信徒の日記、アンケート(入信の動機・大本事件の体験)、第二次大本事件(島根県の巻)
(当局の動向)
大正四年~昭和十八年にいたる当局の動向(年表と資料)、司法当局の宗教類似教団にたいする見解とその取締方針、内務当局者の手記、内務・司法・警察当局者の談話、文部当局の動向、判事・検事・弁護人の談話、裁判調書・判決書および大赦令
(討議の記録)
総会討議の記録(第一回~第六回)、編集会議の記録(第一回~第十回)、分科会討議の記録(第一・第二・第三・第四・第五分科会)、研究会討議の記録(大本教義、第二次大本事件公訴事実・判決書、近代史、近代宗教史)、大本七十年史原稿(序説・第一編~第八編の一・二・三次原稿および補正原稿)
大本七十年史編纂会
理事
出口栄二
出口うちまる
出口虎雄
大国以都雄
佐藤尊勇
桜井重雄
伊藤栄蔵
土居重夫
米川清吉
編集参与(五〇音順)
京都大学助教授
上田正昭
日本宗教学会評議員
佐木秋夫
東京大学史料編纂所員
松島栄一
東京大学東洋文化研究所員
村上重良
東京大学教授
小口偉一
立命館大学教授
北山茂夫
京都大学教授
岸本英太郎
京都大学教授
柴田実
立命館大学教授
林屋辰三郎
編集委員
(部内)
徳重高嶺
木庭次守
三村光郎
石地与一郎
(部外)
鈴木良
安丸良夫
前島不二雄
事務局
広瀬静水
若本三晴
上田理夫(レイアウト・写真)
鈴木倶子(タイプ)
三嶋妙
(上巻)
竹森惇子
有田典弘
萩森哲市
鴫山和子
大内美智子
石松登起子(タイプ)
(下巻)
橋本泉
中谷ヨシノ(タイプ)
(補助)
湯浅勇治
小高裕子
猪子真澄
土山泰子
小林則子
小林晃(タイプ)
湯川春洋
稲葉朋子
波田野真弓
酒井佐知子
山田恵津子
大本七十年史 下巻
昭和四二年八月七日発行
限定出版 五六七〇部
編集 大本七十年史編纂会
発行 宗教法人大本
京都府亀岡市天恩郷
振替京都 二五六三七
本文印刷 株式会社天声社
原色図版 サン印刷株式会社
写真製版 坂上写真製版株式会社
製本 大日本製本紙工株式会社
頒価 上・下巻通巻五〇〇〇円