みろく大祭報告並に概況(昭和三年三月三日)
御報告
三月一日夜天恩郷神集殿に於て聖師様はお眠りになれず、遂に二日午前三時三十三分に至り御神命下り、聖師様はみろく菩薩として御出現になり、諸面諸菩薩を率ゐて愈々みろく御神業の現界的御活動を遊ばす事となりました。従つて大本総裁、大本総務部主事、大本内事部主事、大本総務、大本天恩郷主事、同主事補、大本瑞祥会々長、同会長補、天声社々長、同社長補の職務、大宣伝使全員並に以上諸氏の宣伝使のお役をもお還し申上げまして、三月三日の一日間は大本教主様の外は聖師様を始めとし以上の役職員は全部無役となりました。
三月四日再び御神命により聖師様は親しく大本総裁、大本天恩郷主事、大本瑞祥会々長、天声社々長の職務をお執り下さる事となり、次に左の如く御新任になりました。
大本総裁補 井上留五郎
大本総務部主事 岩田久太郎
大本内事部主事 高木鉄雄
大本天恩郷主事補 御田村竜吉
同主事補心得 大国以都雄
大本瑞祥会々長補 東尾吉雄
同会長補心得 橋本亮輔
天声社々長補 御田村竜吉
同社長補心得 瓜生潤吉
尚以上諸氏の宣伝使、総務並に大宣伝使全員のお役をも従前通り御新任になりました。
即ち聖師様は現界的に一段神格をお下しになり、此等の職務をお執り下さる事となつたのでありまして、此点は真に畏れ多い事であると同時に、御神業御発展の上からは結構なる事で歓喜に堪へない所であります。
之が為内事部主事、総務部主事の外前記の諸氏も一段づゝ職務が下つた訳でありまして、此度の御神事は特に重大なる意義のある事と拝察せられます。
但し人類愛善会々長のみは聖師様が既に同会総裁であつた為に従前通りであつたのであります。
三月三日聖師様は至聖殿に於て御拝礼の後左の神歌を御朗吟遊ばされました。
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万代の常夜の暗もあけはなれみろく三会の暁きよし
昭和三年三月大本瑞祥会
(「真如の光」昭和三年三月五日号)