霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言霊の大要

インフォメーション
題名:言霊の大要 著者:出口王仁三郎
誌名:神霊界 掲載号: ページ:13
概要: 備考:「言霊の大要」は『神霊界』大正7年(1918年)2月1日号、3月1日号、4月15日号、5月15日号、6月15日号の5回に分けて掲載された。 タグ: データ凡例:共通凡例B データ最終更新日:2021-07-01 14:04:48 OBC :M192919180201c04
[#筆者名は記されていないが出口王仁三郎の著述。]

 皇国は太古より言霊(ことたま)天照国(あまてるくに)()ひ、又言霊の(さちは)ふ国、言霊の助くる国と称し、皇国に生れ出た人々は(いづ)れも七十五声の正音のみを自由自在に応用し、()つ全く円明清朗にして、外国人の声音の如く其数少なく且つ濁、半濁、(よう)(そく)底本では「捉」鼻音(びおん)(はなは)だ多く、不正不規律なるに比して天壌(てんじやう)の差あるなり。
 総て宇宙にはアイウエオの大母音五大父音のことだが、本稿では「母音」と呼んでいる。父音と呼ぶようになるのは、時代的にもう少し後である。ありて間断なく鳴り鳴りて鳴り止まず、天地の造化に任じつつあり。()れど大声(たいせい)俚耳(りじ)底本では「耳裡」に入らず、万民(これ)を聞知し得ざるのみ。()し神霊学を極め、鎮魂と帰神(きしん)の神術に通じ、言霊の妙用を知る時は、宇宙の五大母音五大父音のこと。は明瞭に聞く事を得るなりき。  神は万物の霊にして言霊なり、(ことば)なり、宇宙に充ち満つるを以てミチ(道)とも()ふ。人は天地経綸の司宰者として(せい)()けたるものなり。故に言霊の妙用を解して之を実地に応用する時は、天地万物を自在に動かす事を得()く、地震、風雨、電雷「電雷」は底本通り(雷電ではない)を駆使する如きは実に易々たる業なり。
 アア()れど言霊の助け幸ひ天照(あまて)る皇国に(うま)れて、天下修斎の天職ある我国民一人として之を解せず、実に暗黒の世と()()し。新約全書約翰伝(ヨハネでん)首章は皇国言霊の消息を(もら)したり。曰く『太初(はじめ)(ことば)あり(ことば)は神と(とも)にあり(ことば)は即ち神なり、この(ことば)太初(はじめ)に神と(とも)(あり)き、(よろづ)(もの)これに(より)て造らる、造られたる者に(ひとつ)として之に()らで造られしは無し、之に(いのち)あり(この)(いのち)(ひと)(ひかり)なり、(ひかり)(くらき)に照り(くらき)は之を(さと)らざりき』云々。右の一章を見ても如何に言霊学の至貴至重にして、万有の根本たる事を窺知(きち)せらる可し。
 吾人は(ここ)に言霊学によりて、皇道大本の発源地たる丹波国(たにはのくに)の国魂の活用を略述せむ。

○丹波国、上古は田庭国(たにはのくに)と書す。田庭の言霊は実に円明清朗なりしが、中世丹波と改め()旦波(たには)(しる)すに至れり。()く円明清朗なりし国名も丹波(たんば)丹後(たんご)但馬(たじま)(わか)たれ、丹波はタンバと跳ね濁り、丹後(たんご)はタンゴと跳ね濁り、但馬(たじま)はタマと濁りしより、国魂の活用も従つて濁り乱れ、人心()た之に準じ、山野草木に至るまで皇祖御遺訓の国霊(くにたま)を乱すに至りしは実に遺憾の至りなり。去れど吾人は茲に皇祖御命名の国霊に従ひて、田庭国(たにはのくに)の国霊の活用を述べむとす。

○たにはの言霊
⦅タ⦆は水中の火の霊にして対照力(たたのちから)なり。(たま)也、種也、連也、多也、胎也、縦也、正也、溜水也。
⦅ニ⦆は火水の霊にして、天地也、日月也、水火の凝也、丹也、非也、従也。
⦅ハ⦆は正火の霊にして、地の方を(つかさどる)也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰也、土也、髪也、広也。亦たに唱ふる時は○「ワ」(輪)と読む?の心を為す也。
 以上の言霊を案ずる時は、実に田庭国には一種特別の神縁ある事を窺知するに難からざるなり。
 ⦅タ⦆水中のの霊とは、水は元来の力に(より)て活動するものにして、とは天系也、霊系也、幽系也、父系也。
 崇神天皇⦅霊系、火系⦆の神勅を奉じて丹波に入れる丹波道主(たにはことばぬしの)(みこと)は⦅体系、水系⦆教化の将軍として威望四隣を圧し、能く君命に報答し奉るを得たるも、⦅タ⦆水中の火霊、即ちの体中に入賜ひて活動し給ひたるが故なり。
 ⦅霊系⦆天照大神の現はれ給ひて、穀麻の種を四方に多く植え()うし、(おほい)に業を拓き給ひしも、也、也、也、也の言霊の活用(ある)が故なり。皇統連綿、天壌無窮の皇基を樹て、民を養ひ、正道を教え給ひしも、連也、胎也、正也の言霊、天賦の活用あるが故なり。元明天皇の御宇(ぎよう)丹波桑田郡稗田(ひえだ)村佐伯現・亀岡市稗田野町佐伯。より稗田の阿礼が現はれて、邦家(はうか)之経緯、王化(わうくわ)鴻基(こうき)たる古事記編纂の大事業に奉仕したるも、正也、胎也、縦也の言霊、天賦の活用あるが故なり。
 ()た世の晦冥(くわいめい)「日の光が隠れて暗くなること」〔広辞苑〕に際して大江山に鬼賊酒呑(しゆてん)童子現はれ、斑鳩(いかるが)(ごうり)七百石に足利尊氏の出生したるも、溜水の言霊天賦(てんぷ)の活用有るが故なり。
 ⦅ニ⦆火水の霊也とは神の霊也の意義なり。天の中心、地の中心に天地初発の火水(かみ)の大本源を解き諭す皇道大本ありて、日神、月神の垂教(すいけう)を宣伝し、非を排し正を求め、水火沫(しほなわ)の凝りて成れるてふ外国までも赤心を凝して教え導き、四方の曲津神を言向(ことむけ)平和(やはし)て正道に進め、各自天賦の使命を活用せしめ給ふ、出口開祖の出現せられたるも、⦅ニ⦆の言霊の活用、天の時を得て発動せしものなり。
 心学道話の祖として世道人心を教導したる石田梅岩(ばいがん)石田梅岩は江戸時代の思想家。1685~1744年。は、丹波国南桑田郡東掛(とうげ)現在の亀岡市東別院町東掛。の産也。画界に雷名を轟かしたる円山(まるやま)応挙(おうきよ)(本名上田主水)は仝国仝郡穴太村現・亀岡市曽我部町穴太。の産也。言霊学を初めて再興したる中村孝道は仝国船井郡八木町現・南丹市八木町。の産也。皇道大本の主旨を唱導したる出口直子は仝国天田郡福知山町現・福知山市。の産なり。時代に応じ東西相対照して経緯の真教を天下に宣伝する人物の現出するも、⦅ニ⦆の言霊の活用に基くが故なり。
 ⦅ハ⦆は正火の霊にして地の方を宰り、至大凞々乎として神徳を天下に拡充し、祭政一致の実を示し、宇宙初発の本源を(あきらか)にし、地球上の(あり)とあらゆる国土を平安に、至幸に導き給ふ大神の顕現せられたるも⦅ハ⦆の言霊の活用、天の時を得て発動せしものと謂ふべし。
 皇道大本の(をしへ)は万物(ひとつ)(とど)まる事を(もと)とす。故に天地(あめつち)初発之(なりいでし)(とき)(ひとつ)(こり)()し、(その)凝りより火水の二つに(わか)れて、火を(ちち)と云ひ水を母と云ふ。其父の火霊(かたま)と母の水霊(みたま)(あい)(くみ)(また)一つの凝を為す。其凝の重く濁りたるは形体と成底本では「為」り、軽く(すみ)たるは(いき)と成り、其息母体を出て高く(あら)はれたるを声と云ふ。其声の七十五連なるを言霊と云ふ。  其(ことば)には幸有り、助け有り、火水あり、是を(くみ)(ことば)を為す。然れども詞は声のみ(あり)て形象無ければ眼に見る事(かた)し。其声を眼に見するものは片仮名なり。其片仮名を以て五十連の十行と、濁、半濁二十五連の五行との七十五連十五行を記し、火水の言々を(くみ)(ひら)き、体用軽重清濁等の法則を以て詞の(もと)(あきらか)にし、天地の水火と人間の水火と同一なる事を知りて、国家を治むる大本は己が呼吸の(いき)()ることを知るなり。
 (ひろ)く天地の真理を知り、神の御経綸を究めむと欲せば、近くは己が水火(いき)を知るに在り。是ぞ神国大本の教にして、既に古事記の神代の巻と唱ふるも、火水与(かみよ)底本ではフリガナが「かみよ○いきくむ」になっている。「かみよ」と読み、また「いきくむ」とも読む、という意味だと思われる。の巻と云ふ義なり。天地の水火(いき)(くみ)て万物を生じ、人間の水火を与て(ものいふ)ことを知る可し。
 天地の間に肉眼を以て見る事(あた)はざる火水あり、是を火水(かみ)と云ふ。(かみ)と唱ふるは(たい)にして、水火(いき)と唱ふるは用なり。故に陰陽(いき)と陰陽とを(くみ)て万物を(うむ)なり。
 人の胎内に火水あり、是を霊水火(たましひ)と云ひ、(また)(いき)とも云ふ。霊水火(たましひ)と唱ふるは(たい)にして、(いき)と唱ふるは用なり。故に(いき)(いき)(くみ)(もの)()ひ、(いき)(いき)(くみ)て人を(うむ)なり。
 天地は水火の(こり)なり。故に人の呼吸は波浪の(つらな)るに同じ。波浪も打寄する時は音有り引く時には音無し。人も出る息は音を為すと(いへど)も引く息には音なし。故に人は一箇の小天地なり。
 実際の火は形象無し、是を火の(たい)と云ふ。形象を現はす時は其火の中に水有り、故に()く燃ゆ、是を火の活用(はたらき)と云ふ。実際の水は形象無し、是を水の(たい)と云ふ。形象を現はす時は其水の中に火有り、故に能く流れ、()つ動く、是を水の活用(はたらき)と云ふなり。
 火は(たい)にして水を動かし、水は用にして火に動かさる。火は動かずして音無く、水は動て音を為す。総て動かざるものは火にして(いづ)御魂(みたま)なり。動くものは水にして(みづ)御魂(みたま)なり。故に水の名を為すと(いへど)も動かざる時は()なり。水の凍りて(こうり)と為りしを氷と唱ふるも此理なり。
 火に名を為すと(いへど)も動く時は水なり。例えば水気(みき)は水の名なり。火垂(ひたり)は火の名なり。然りと雖も右(水気)の手を(もつ)て左(火垂)の手を打つ時は、右の水は火と成り、左の火は水となりて音を為すなり。(また)曰ふ()は水なり(かね)は火なり。木を持て鐘を打つ時は鐘は水と成りて音を成し、鐘を以て木を打つ時は木は本の水と成りて音をなす。火水体用の活物にして、相対して動き、天地の水火の廻ること斯の如し。
 言霊に幽顕あり。幽とは眼に見えざる火水にして(たい)なり。顕とは眼に見ゆる火水にして用なり。左に七十五声の言霊の体用表を示し其の活用を(つまびらか)にす。

[#画像 出口直の写真 「出口直子刀自御肖像」「海軍少将浅野正恭氏撮影」]

皇神の御言は(うま)く鳴り渡る時は来にけり鳴り渡る時

此六角切り子底本では「六角切の子」の玉は至大天球也、地球也の御樋代也。円満完全なる球に方面を知り易からしむる為に、仮に廉目を立たる者也。故に十干十二支、東西南北等の類は、全球の者と同様に心得べし。

[#画像 六角切り子の図]

言霊一言之法則

此一言の法則は天地自然の(いき)なり。人間の詞を此一言の霊に反て言の心を知る也。

言霊学

[#以下省略]
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