いそのかみ
古事記は
高光る
天津日継のしるべなりけり
〈序文(初)〉
ちはやふる
神の
本宮たづぬれば
綾の
高天の
原にありけり
〈序文(初)〉
大本の
神の
教の
言の
葉は
すべての
人の
薬ともなれ
〈序文(初)〉
わたつみの
深き
恵みを
覚りけり
棚無し
舟に
渡る
荒海〈総説(初)〉
かずおほく
教はあれど
惟神我が
大本の
教は
奇すしも
〈総説(初)〉
たにだにの
小川の
水も
末つひに
流れ
合して
海となりゆく
〈第1章(初)〉
あほ
烏夕を
告ぐる
世の
中に
あかつきうたふかささぎの
声〈第4章(初)〉
千年経る
鶴は
枯れたる
松ケ
枝に
すくふ
例のなき
世なりけり
〈第4章(初)〉
潜竜も
時来にければ
淵を出でて
大空高く
登らむとぞする
〈第5章(初)〉
わが
庭に
陽はさしそめてまがつみの
影は
次第に
消え
亡せにけり
〈第5章(初)〉
澄みわたる
朝の
大空ながむれば
真如の
太陽暉き
渡れり
〈第5章(初)〉
すみきりし
朝の
太陽は
大空に
真如の
光投げてかがやく
〈第6章(初)〉
瑞みたま
月の
光をながむれば
真如の
空に
玉をかざれる
〈第8章(初)〉
ねの
国へ
落ち
行く
身魂をあはれみて
直日の
神は
現れましにけり
〈第10章(初)〉
なす
事も
無くて
月日を
送りなば
人と
生れし
甲斐無かるべし
〈第10章(初)〉
むかしより
仏いつきし
祖々を
神と
祭りて
厚く
仕へむ
〈第10章(初)〉
暁の
空を
五色にそめながら
天津日の
神雲路を
昇らす
〈第14章(初)〉
神の
世は
一度に
開く
梅の
花国常立のいづの
光に
〈第14章(初)〉
れい
学をまなぶは
良けれどたましひを
洗ひ
清めしその
上にせよ
〈第15章(初)〉
うろたえて
道踏み
外しぬかるみへ
落るは
神に
暗き
人なり
〈第17章(初)〉
奥山に
楓は
照れど
道なくば
鹿より
外に
知るものも
無し
〈第17章(初)〉
奇魂智慧の
鏡の
明ければ
来る
世の
事も
写るなりけり
〈第20章(初)〉
やほよろづ
神ある
中に
常立の
神は
御国の
本つ
大神〈第21章(初)〉
まくらがり
迷子ばかりが
寄合ひて
神の
恵を
知らずかこつも
〈第22章(初)〉
ふるさとの
空打ち
仰ぎ
思ふかな
わが
産土のふかき
恵みを
〈第22章(初)〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に作成しました]