霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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大原の刺客

インフォメーション
題名:大原の刺客 著者:出口王仁三郎
ページ:414
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 06:24:00 OBC :B120900c78
会長は大槻(おほつき)とう()(しう)関係ありなど各地にデマを飛ばせり
竹村は部下の信者を使役してわが醜名(しうめい)を各地にひろむる
わが霊魂(みたま)認識不足の信徒(まめひと)()なきものにせんと意気まきはじむる
猛獣と同棲したる心地して欲ぼけ(をとこ)とともに()りけり
(いきほひ)を得れば(ねた)まれ人気(にんき)あれば人にそねまる浮世(うきよ)なりけり
信徒(まめひと)の認識不足にあきれはて(われ)はいふべきことを知らざり
弁解をなせばますます疑ひをかさぬる小人(せうじん)手をつけられず
上京の罠
産土(うぶすな)(もり)にわれ待つ人ありと急ぎ信徒(まめひと)報告をなす
一大事(いちだいじ)突発せりと京都よりひそかに人の(きた)れるといふ
何事か知らねど一先(ひとま)づ会ひ見むと水無月(みなつき)神社の(もり)にわれゆく
よくみれば出雲(もう)での(とも)をせし杉浦(すぎうら)万吉(まんきち)といふ男なり
杉浦は声ふるはせて出雲(もう)でのあと立替(たてかへ)のなかりしをなじる
建替(たてかへ)は大本内部のことなりと(いら)へば万吉ふふんと(そら)むく
京都市の信者の騒ぎをしづむべく上京せよとすすむる杉浦
短刀権幕
くだらなきことに上京われせじと(いら)へば短刀ひきぬきて迫る
杉浦の生命(いのち)をかけての権幕にわれ()むを得ず京都にのぼる
身じたくもなさずそのまま産土の(もり)をたち()山路(やまぢ)を辿る
午後の()須知山(すちやま)(たうげ)の坂道をてらして辿る身に汗にじむ
須知山(すちやま)の峠にたてばほほけたる(わらび)はここだ風にそよげり
山道を辿り辿りて大原(おほはら)のあたらしや旅館にたち()りにけり
待伏
何となく杉浦の様子()ちつかずただならぬことと(われ)感じたり
大用(だいよう)を足さむと(われ)雪隠(せつちん)()りてしあれば人の声する
しんしんと()()けにつつ田舎家(ゐなかや)雪隠(せつちん)の中は暗かりにけり
会長は何処(どこ)へかくれた逃げたかと(ささや)く声の耳にひびかふ
いぶかしと耳をすませば京都より御牧(みまき)西山(にしやま)谷口(たにぐち)面面(めんめん)
くらがりの山坂道(やまさかみち)におびき出し(われ)殺さんとたくらめるらし
雪隠脱走
刺客(しきやく)らの表に()でし足音を聞きて雪隠(せつちん)ぬけ()でにけり
この宿の裏を流るる谷川(たにがは)にすべるが如くおりたちにけり
闇の幕しだいしだいに深みつつ(しろ)じろ光る(なみ)()がしら
(たま)()(いのち)()しさに(やみ)ふかき谷川つたひ台頭(だいとう)に帰れり
足音をしのばせながら山路(やまみち)をとみかうみつつ帰路を急げり
刺客の囁
わが姿(すがた)消えしに彼らはおどろきて(やみ)山路(やまみち)行きつ戻りつ
(やみ)深きおどろがかげに身をひそめ彼らの去るを待ちゐたりけり「おどろ」とは「荊棘」いばらが生い茂ったところ。
わが前に彼ら四人は火を()きて(ひたひ)をあつめ(ささや)きあへり
ただ一人(ひとり)四人の敵を前にしておどろがかげにひそむ苦しさ
谷川(たにがは)を伝ひてここに(きた)るべしと言ふ(こゑ)耳に恐ろしくひびく
迎への提灯
わがありか消えしと綾部の役員は提灯とぼしここに(きた)れり
提灯のあるじは平蔵(へいざう)福林(ふくばやし)四方(しかた)安蔵(やすざう)の三人なりけり
平蔵(へいざう)さん何処(どこ)へおこしと杉浦はそしらぬ顔にたづねゐたりき
会長の行衛は穴太(あなを)と思ふよりはるばるたづね(きた)りしといふ
()(あし)の刺客は軽くおどろきつ平蔵とともに東に(むか)
山袖(やまそで)に提灯の()のかくるるを見すまし(われ)は走り出したり
無事帰着
うば(たま)(よる)の坂道(はし)(はし)()の明くるまへ綾部に帰れり
わが家に帰れば竹村()で迎へ改心なされと言ひつつ(にら)めり
『上田』京都なる信徒(しんと)(きみ)らは(しめ)(あは)(われ)を○○せむとしたるよ「○○」は伏せ字。「暗殺」か?
そんなこと知らぬ知らぬと竹村は首を左右にうちふりふくるる
これからは一人で他出(たしゆつ)ならないと開祖はしきりにいましめ給ふ
その日より一人の旅を禁じられ何日(いつ)もでくの(ぼう)を従へにけり
醜の矢弾
宵闇(よひやみ)刻刻(こくこく)迫りて庭の()に立ち()づるさへあやぶみにけり
竹村の策動によりて大槻(おほつき)とうと関係したりと信ずる信徒(まめひと)
二年(ぜん)大槻(おほつき)とう子は警官にめとられ綾部の近くにをらず
橋上(けうじやう)の月を恋人と言ひしより大槻(おほつき)とうと思ひたるらし
曲神(まがかみ)はあとかたもなき醜言(しこごと)を言ひふらしつつ退(しりぞ)けんとするも
大本にわがある限り曲神(まがかみ)は計画ならずとさやぎまはるも
御開祖をおしこめ綾の大本を占領すると(われ)をののしる
大本の経綸(しぐみ)をつぶす会長を叩き(いだ)せとさやぐ小人(せうじん)
『竹村』大本はいろはでひらく神の(みち)漢字を(もち)ふるけしからぬ会長
『竹村』会長さん(かく)文字やめて何もかもいろはの仮名(かな)で物書きなされよ
万人(まんにん)が読んでわからぬ漢字書き人をあやつる会長とそしる
つぎつぎに曲津神(まがつかみ)たちあらはれて神の大路(おほぢ)にさやる由由(ゆゆ)しさ
曲神(まがかみ)(しこ)矢弾(やだま)をくぐりぬけ(われ)はひたすら大道(おほぢ)に進めり
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