霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
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第5篇 百花爛漫 > 第37章 凱歌
<<< 偽神憑
(B)
(N)
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二) >>>
第三七章
凱歌
(
がいか
)
〔四三〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
篇:
第5篇 百花爛漫
よみ(新仮名遣い):
ひゃっからんまん
章:
第37章 凱歌
よみ(新仮名遣い):
がいか
通し章番号:
430
口述日:
1922(大正11)年02月17日(旧01月21日)
口述場所:
筆録者:
河津雄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年7月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
一同が来て見れば、護送されていったはずの照彦が高笑いをしている。
その場にやってきた一同に対して、照彦は自分の素性を明かした。照彦は、月照彦(大八洲彦命の後身)の再来であった。月照彦の照彦は、木花姫命の御心により、桃上彦の部下となって、三姉妹を守護していたのだ、と明かした。
一同は霊妙な神の仕組みに言葉もなかった。
そこへ、鷹取別の部下・遠山別が部下を率いて訪ねて来た。春山彦の三姉妹を常世神王の側に出仕させるように、という鷹取別の命令を伝えて、月・雪・花の三姉妹を迎えに来たのであった。
親子三姉妹は常世神王の命令を受諾し、別れを告げ、三姉妹は駕籠に乗せられて常世城へと出立して行った。
しかしまたしても不思議にも、連れて行かれたはずの三姉妹は、無事に春山彦の館に居るのであった。春山彦は、またもや鬼武彦に救われたことに気づき、一同はオリオン星座に現れた救いの神への感謝の宣伝歌を歌った。
この後、宣伝使一行は、月・雪・花の三姉妹を伴い、春山彦夫婦に別れを告げて、目の国指して進んで行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-12-24 01:44:16
OBC :
rm0937
愛善世界社版:
288頁
八幡書店版:
第2輯 377頁
修補版:
校定版:
299頁
普及版:
122頁
初版:
ページ備考:
001
朝日
(
あさひ
)
は
空
(
そら
)
に
照彦
(
てるひこ
)
の、
002
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
003
戸山
(
とやま
)
津見
(
づみ
)
と
改
(
あらた
)
めて、
004
情
(
なさけ
)
も
深
(
ふか
)
き
春山彦
(
はるやまひこ
)
の、
005
館
(
やかた
)
に
着
(
つ
)
くや、
006
一息
(
ひといき
)
つく
間
(
ま
)
もあらず、
007
中依別
(
なかよりわけ
)
の
捕手
(
とりて
)
の
駕籠
(
かご
)
に
乗
(
の
)
せられて、
008
怯
(
お
)
めず
臆
(
おく
)
せず、
009
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひながら、
010
数多
(
あまた
)
の
人
(
ひと
)
に
送
(
おく
)
られつ、
011
駕籠
(
かご
)
にぶらぶら
揺
(
ゆす
)
られ
行
(
ゆ
)
く。
012
後
(
あと
)
に
照彦
(
てるひこ
)
は、
013
窓
(
まど
)
の
戸
(
と
)
押
(
お
)
し
開
(
ひら
)
き、
014
大口
(
おほぐち
)
開
(
ひら
)
いて
高笑
(
たかわら
)
ひ。
015
照彦
『ワアハヽヽヽヽヽ、
016
よくも
化
(
ばか
)
されよつたなア。
017
それにつけても
雄々
(
をを
)
しきは、
018
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
が
白狐
(
びやくこ
)
の
働
(
はたら
)
き、
019
アヽ
面白
(
おもしろ
)
し
面白
(
おもしろ
)
し。
020
ヤアヤア
駒山彦
(
こまやまひこ
)
、
021
松
(
まつ
)
、
022
竹
(
たけ
)
、
023
梅
(
うめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
殿
(
どの
)
、
024
春山彦
(
はるやまひこ
)
御
(
ご
)
一家
(
いつか
)
の
方々
(
かたがた
)
、
025
これへお
越
(
こ
)
し
遊
(
あそ
)
ばされよ』
026
と
声
(
こゑ
)
高々
(
たかだか
)
と
呼
(
よ
)
ばはれば、
027
心
(
こころ
)
轟
(
とどろ
)
く
駒山彦
(
こまやまひこ
)
、
028
千騎
(
せんき
)
一騎
(
いつき
)
の
胸
(
むね
)
も
春山彦
(
はるやまひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
、
029
親子
(
おやこ
)
は
一
(
いち
)
時
(
じ
)
にこの
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ、
030
松代姫
(
まつよひめ
)
は
言葉
(
ことば
)
しとやかに、
031
(駒山彦?)
『ヤア、
032
そなたは
照彦
(
てるひこ
)
殿
(
どの
)
、
033
何
(
ど
)
うしてマア
無事
(
ぶじ
)
に
免
(
のが
)
れましたか。
034
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
間
(
うち
)
にも
心
(
こころ
)
が
急
(
せ
)
く。
035
またもや
鷹取別
(
たかとりわけ
)
の
手下
(
てした
)
の
者
(
もの
)
共
(
ども
)
、
036
そなたの
所在
(
ありか
)
を
探
(
たづ
)
ね、
037
引返
(
ひきかへ
)
し
来
(
きた
)
るも
計
(
はか
)
り
難
(
がた
)
し。
038
早
(
はや
)
くこの
場
(
ば
)
を
落
(
お
)
ち
行
(
ゆ
)
けよ』
039
照彦
『ワアハヽヽヽヽヽ、
040
何
(
なに
)
さ
何
(
なに
)
さ、
041
たとへ
鷹取別
(
たかとりわけ
)
、
042
鬼神
(
きじん
)
を
挫
(
くじ
)
く
勇
(
ゆう
)
ありとも、
043
吾
(
われ
)
また
神変
(
しんぺん
)
不思議
(
ふしぎ
)
の
神術
(
かむわざ
)
を
以
(
もつ
)
て、
044
幾百万
(
いくひやくまん
)
の
曲津見
(
まがつみ
)
を、
045
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
に
駆
(
か
)
け
悩
(
なや
)
まし、
046
言向和
(
ことむけやは
)
し
麻柱
(
あななひ
)
の、
047
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
帰順
(
きじゆん
)
せしめむは
案
(
あん
)
の
内
(
うち
)
、
048
必
(
かなら
)
ず
心配
(
しんぱい
)
あらせられな。
049
吾
(
われ
)
は
今
(
いま
)
まで
照彦
(
てるひこ
)
となつて、
050
ヱルサレムの
桃上彦
(
ももがみひこの
)
命
(
みこと
)
が
僕
(
しもべ
)
となり、
051
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
汝
(
なんぢ
)
ら
三
(
さん
)
人
(
にん
)
を
守護
(
まも
)
り
居
(
ゐ
)
たるは、
052
天教山
(
てんけうざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
御心
(
みこころ
)
にて
神政
(
しんせい
)
成就
(
じやうじゆ
)
の
先駆
(
さきがけ
)
をなし、
053
黄泉
(
よもつ
)
比良坂
(
ひらさか
)
の
戦闘
(
たたかひ
)
を
治
(
をさ
)
め、
054
常世国
(
とこよのくに
)
に
塞
(
ふさ
)
がれる
八重
(
やへ
)
棚雲
(
たなぐも
)
を
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ、
055
隈
(
くま
)
なく
照
(
て
)
らす
月照彦
(
つきてるひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
再来
(
さいらい
)
、
056
照彦
(
てるひこ
)
とは
仮
(
かり
)
の
名
(
な
)
、
057
今
(
いま
)
は
尊
(
たふと
)
き
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
、
058
一
(
ひと
)
、
059
二
(
ふた
)
、
060
三
(
み
)
、
061
四
(
よ
)
、
062
五
(
いつ
)
、
063
六
(
むゆ
)
、
064
七
(
なな
)
、
065
八
(
や
)
、
066
九
(
ここの
)
、
067
十
(
たり
)
。
068
十
(
たり
)
の
名
(
な
)
に
負
(
お
)
ふ
戸山
(
とやま
)
津見
(
づみ
)
の
神
(
かみ
)
、
069
如何
(
いか
)
なる
曲霊
(
まがひ
)
の
来
(
きた
)
るとも、
070
吾
(
わが
)
身
(
み
)
のこの
世
(
よ
)
に
在
(
あ
)
らむ
限
(
かぎ
)
りは、
071
案
(
あん
)
じ
煩
(
わづら
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ』
072
と
初
(
はじ
)
めて
明
(
あ
)
かす
身
(
み
)
の
素性
(
すじやう
)
。
073
春山彦
(
はるやまひこ
)
を
始
(
はじ
)
めとし、
074
松竹梅
(
しようちくばい
)
や
雪月花
(
せつげつくわ
)
、
075
駒山彦
(
こまやまひこ
)
や
夏姫
(
なつひめ
)
も、
076
思
(
おも
)
はず
顔
(
かほ
)
を
看守
(
みまも
)
つて、
077
何
(
なん
)
の
辞
(
ことば
)
もなかりける。
078
またも
聞
(
きこ
)
ゆる
人馬
(
じんば
)
の
物音
(
ものおと
)
、
079
はて
訝
(
いぶ
)
かしやと、
080
窓
(
まど
)
押
(
お
)
し
開
(
あ
)
けて
眺
(
なが
)
むれば、
081
黄昏
(
たそがれ
)
の
暗
(
やみ
)
を
照
(
てら
)
して、
082
こなたに
向
(
む
)
かつて
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
る
高張
(
たかはり
)
提燈
(
ちやうちん
)
旗差物
(
はたさしもの
)
、
083
遠山別
(
とほやまわけ
)
が
紋所
(
もんどころ
)
、
084
白地
(
しろぢ
)
に
葵
(
あふひ
)
の
著
(
いちじる
)
く、
085
風
(
かぜ
)
に
揺
(
ゆ
)
られて
瞬
(
またた
)
きゐる。
086
春山彦
『あの
旗印
(
はたじるし
)
は
擬
(
まが
)
ふ
方
(
かた
)
なき
遠山別
(
とほやまわけ
)
、
087
この
場
(
ば
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
窺
(
うかが
)
ひ
知
(
し
)
つて、
088
又
(
また
)
もや
捕手
(
とりて
)
を
向
(
む
)
けたるならむ。
089
ヤア、
090
方々
(
かたがた
)
、
091
片時
(
へんじ
)
も
早
(
はや
)
く
裏庭
(
うらには
)
を
越
(
こ
)
え、
092
巌室
(
いはむろ
)
に
忍
(
しの
)
ばせ
給
(
たま
)
へ。
093
春山彦
(
はるやまひこ
)
の
神力
(
しんりき
)
に
依
(
よつ
)
て、
094
如何
(
いか
)
なる
敵
(
てき
)
をも
引受
(
ひきう
)
け
申
(
まを
)
さむ。
095
早
(
はや
)
く
早
(
はや
)
く』
096
と
急
(
せ
)
き
立
(
た
)
つれば、
097
『アイ』
098
と
答
(
こた
)
へて
七
(
しち
)
人
(
にん
)
の
女
(
をんな
)
達
(
たち
)
、
099
裏庭
(
うらには
)
指
(
さ
)
して
出
(
い
)
でて
行
(
ゆ
)
く。
100
照彦
(
てるひこ
)
、
101
駒山彦
(
こまやまひこ
)
は
突
(
つ
)
つ
立
(
た
)
ち
上
(
あが
)
り、
102
照彦
(
てるひこ
)
『ヤア、
103
面白
(
おもしろ
)
し
面白
(
おもしろ
)
し、
104
曲津
(
まがつ
)
の
張本
(
ちやうほん
)
遠山別
(
とほやまわけ
)
、
105
たとへ
幾百万
(
いくひやくまん
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
を
引連
(
ひきつ
)
れ
攻
(
せ
)
め
来
(
きた
)
るとも、
106
この
照彦
(
てるひこ
)
が
言霊
(
ことたま
)
の、
107
伊吹
(
いぶき
)
の
狭霧
(
さぎり
)
に
吹
(
ふ
)
き
散
(
ち
)
らし、
108
言向和
(
ことむけやは
)
すは
目
(
ま
)
のあたり。
109
春山彦
(
はるやまひこ
)
殿
(
どの
)
、
110
必
(
かなら
)
ず
懸念
(
きづか
)
ひなされますな』
111
春山彦
『
実
(
げ
)
に
有難
(
ありがた
)
き
戸山
(
とやま
)
津見
(
づみ
)
[
※
照彦のこと
]
の
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ。
112
さりながら、
113
吾
(
われ
)
らも
間
(
はざま
)
の
郷
(
さと
)
の
司神
(
つかさがみ
)
、
114
女々
(
めめ
)
しくも、
115
助太刀
(
すけだち
)
を
受
(
う
)
け、
116
敵
(
てき
)
を
悩
(
なや
)
まし、
117
卑怯
(
ひけふ
)
未練
(
みれん
)
と
笑
(
わら
)
はれむより、
118
吾
(
われ
)
は
心
(
こころ
)
を
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
せ
奉
(
たてまつ
)
り、
119
生命
(
いのち
)
の
続
(
つづ
)
く
限
(
かぎ
)
り、
120
吾
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
の
有
(
あ
)
らむ
限
(
かぎ
)
り
言向和
(
ことむけやは
)
し、
121
それも
叶
(
かな
)
はぬその
時
(
とき
)
は、
122
この
細腕
(
ほそうで
)
の
動
(
うご
)
く
限
(
かぎ
)
り、
123
剣
(
つるぎ
)
の
目釘
(
めくぎ
)
の
続
(
つづ
)
くだけ、
124
縦横
(
じうわう
)
無尽
(
むじん
)
に
斬
(
き
)
り
捲
(
まく
)
り、
125
潔
(
いさぎよ
)
く
討死
(
うちじに
)
仕
(
つかまつ
)
らむ。
126
貴神
(
きしん
)
は
暫
(
しばら
)
く
控
(
ひか
)
へさせ
給
(
たま
)
へ』
127
照彦
『ヤア、
128
勇
(
いさ
)
ましし
勇
(
いさ
)
ましし、
129
照彦
(
てるひこ
)
は
奥庭
(
おくには
)
に
身
(
み
)
をしのび、
130
貴神
(
きしん
)
が
働
(
はたら
)
き
見物
(
けんぶつ
)
仕
(
つかまつ
)
らむ。
131
羽山津見
(
はやまづみ
)
[
※
駒山彦のこと
]
来
(
きた
)
れ』
132
と
徐々
(
しづしづ
)
と
裏口
(
うらぐち
)
開
(
あ
)
けて
出
(
い
)
でて
行
(
ゆ
)
く。
133
門
(
もん
)
の
戸
(
と
)
打破
(
うちやぶ
)
り、
134
乱
(
みだ
)
れ
入
(
い
)
り
来
(
きた
)
る
遠山別
(
とほやまわけ
)
、
135
家来
(
けらい
)
の
面々
(
めんめん
)
引連
(
ひきつ
)
れて、
136
遠慮
(
ゑんりよ
)
会釈
(
ゑしやく
)
もなく
座敷
(
ざしき
)
に
駆
(
か
)
け
上
(
あが
)
り、
137
遠山別
『ヤア、
138
春山彦
(
はるやまひこ
)
、
139
松
(
まつ
)
竹
(
たけ
)
梅
(
うめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
鷹取別
(
たかとりわけ
)
に
送
(
おく
)
られしは
天晴
(
あつぱれ
)
あつぱれ、
140
さりながら、
141
汝
(
なんぢ
)
には、
142
月
(
つき
)
、
143
雪
(
ゆき
)
、
144
花
(
はな
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
ありと
聞
(
き
)
く。
145
万々一
(
まんまんいち
)
替玉
(
かへだま
)
にあらずやとの
鷹取別
(
たかとりわけ
)
の
御
(
おん
)
疑
(
うたが
)
ひ、
146
照山彦
(
てるやまひこ
)
、
147
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
証言
(
しようげん
)
もあれど、
148
念
(
ねん
)
のため、
149
汝
(
なんぢ
)
が
娘
(
むすめ
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
を
一度
(
いちど
)
常世
(
とこよ
)
へ
伴
(
つ
)
れ
帰
(
かへ
)
り、
150
真偽
(
しんぎ
)
を
糺
(
ただ
)
せよとの
思召
(
おぼしめし
)
、
151
君命
(
くんめい
)
拒
(
こば
)
むに
由
(
よし
)
なく、
152
遠山別
(
とほやまわけ
)
、
153
使者
(
ししや
)
として
罷
(
まか
)
り
越
(
こ
)
したり、
154
速
(
すみや
)
かに
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
を
渡
(
わた
)
されよ
[
※
遠山別が偽常世神王(広国別)に、月雪花の三姉妹を捕まえて来いと命じられるシーンは第10巻第5章「狐々怪々」にある。
]
』
155
と
言葉
(
ことば
)
鋭
(
するど
)
く
居丈高
(
ゐたけだか
)
、
156
肩臂
(
かたひぢ
)
怒
(
いか
)
らし
睨
(
にら
)
み
入
(
い
)
る。
157
春山彦
(
はるやまひこ
)
は、
158
ハツと
胸
(
むね
)
を
衝
(
つ
)
きながら、
159
決心
(
けつしん
)
の
色
(
いろ
)
を
浮
(
うか
)
べ、
160
春山彦
『
天
(
てん
)
にも
地
(
ち
)
にも
掛替
(
かけがへ
)
なき
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
なれど、
161
誰
(
たれ
)
あらう
鷹取別
(
たかとりわけ
)
の
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ、
162
否
(
いな
)
むに
由
(
よし
)
なし、
163
謹
(
つつ
)
しんで
御旨
(
みむね
)
を
奉戴
(
ほうたい
)
し、
164
娘
(
むすめ
)
をお
渡
(
わた
)
し
申
(
まを
)
さむ。
165
暫
(
しばら
)
く
待
(
ま
)
たれよ』
166
と
語
(
かた
)
る
折
(
をり
)
しも、
167
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は、
168
美々
(
びび
)
しき
みなり
の
扮装
(
いでたち
)
にてこの
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ、
169
三
(
さん
)
人
(
にん
)
一度
(
いちど
)
に
両手
(
りやうて
)
をつき、
170
月、雪、花
『これはこれは
遠山別
(
とほやまわけ
)
様
(
さま
)
、
171
この
見苦
(
みぐる
)
しき
荒屋
(
あばらや
)
へ、
172
よくこそ
入来
(
いら
)
せられました。
173
妾
(
わらは
)
は
仰
(
あふ
)
せに
従
(
したが
)
ひ、
174
唯今
(
ただいま
)
より
参
(
まゐ
)
りますれば、
175
何分
(
なにぶん
)
宜敷
(
よろし
)
く
御
(
お
)
願
(
ねが
)
ひ
申
(
まを
)
します。
176
アヽ、
177
父母
(
ちちはは
)
様
(
さま
)
、
178
妾
(
わらは
)
は
往
(
い
)
つて
参
(
まゐ
)
ります。
179
人間
(
にんげん
)
は
老少
(
らうせう
)
不定
(
ふぢやう
)
、
180
これが
長
(
なが
)
のお
別
(
わか
)
れにならうも
知
(
し
)
れませぬ、
181
随分
(
ずゐぶん
)
無事
(
ぶじ
)
で、
182
夫婦
(
ふうふ
)
仲
(
なか
)
よく
暮
(
くら
)
して
下
(
くだ
)
されませ』
183
と、
184
三
(
さん
)
人
(
にん
)
一度
(
いちど
)
に
声
(
こゑ
)
を
曇
(
くも
)
らせ
泣
(
な
)
き
沈
(
しづ
)
む。
185
遠山別
『ヤア、
186
天晴
(
あつぱれ
)
々々
(
あつぱれ
)
、
187
さても
美
(
うつく
)
しいものだ。
188
春山彦
(
はるやまひこ
)
殿
(
どの
)
、
189
遠山別
(
とほやまわけ
)
が
良
(
よ
)
きに
計
(
はか
)
らはむ。
190
そなたは
好
(
よ
)
い
子
(
こ
)
を
有
(
も
)
たれたものだ。
191
この
娘
(
むすめ
)
を
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
の
小間使
(
こまづかひ
)
に
奉
(
たてまつ
)
らば、
192
汝
(
なんぢ
)
夫婦
(
ふうふ
)
が
身
(
み
)
の
出世
(
しゆつせ
)
、
193
お
祝
(
いは
)
ひ
申
(
まを
)
す。
194
アハヽヽヽ、
195
ヤア、
196
家来
(
けらい
)
の
者
(
もの
)
ども、
197
この
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
を
一
(
いち
)
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
く
駕籠
(
かご
)
にお
乗
(
の
)
せ
申
(
まを
)
せ』
198
家来
『ホーイ』
199
と
答
(
こた
)
へて
家来
(
けらい
)
の
大勢
(
おほぜい
)
、
200
三挺
(
さんちやう
)
の
駕籠
(
かご
)
を
担
(
かつ
)
ぎ
来
(
きた
)
り、
201
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
を
乗
(
の
)
せて
後白浪
(
あとしらなみ
)
と
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
[
※
遠山別が月雪花の宣伝使を連れて常世城に帰城するシーンは第10巻第8章「善悪不可解」にある。
]
202
春山彦
(
はるやまひこ
)
は
娘
(
むすめ
)
の
駕籠
(
かご
)
を、
203
月
(
つき
)
に
透
(
す
)
かして
打眺
(
うちなが
)
め
打
(
うち
)
ながめ、
204
青息
(
あをいき
)
吐息
(
といき
)
つく
折
(
をり
)
しも、
205
照彦
(
てるひこ
)
を
先頭
(
せんとう
)
に
妻
(
つま
)
の
夏姫
(
なつひめ
)
、
206
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
207
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
のわが
娘
(
むすめ
)
、
208
駒山彦
(
こまやまひこ
)
も
諸共
(
もろとも
)
に、
209
一度
(
いちど
)
にこの
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
るぞ
不思議
(
ふしぎ
)
なる。
210
春山彦
『ヤア、
211
そなたは
秋月姫
(
あきづきひめ
)
、
212
深雪姫
(
みゆきひめ
)
、
213
橘姫
(
たちばなひめ
)
か、
214
どうして
此処
(
ここ
)
へ
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
りしぞ。
215
警護
(
けいご
)
厳
(
きび
)
しき
駕籠
(
かご
)
の
中
(
なか
)
、
216
ハテ
合点
(
がてん
)
がいかぬ』
217
と
両手
(
りやうて
)
を
組
(
く
)
み、
218
頭
(
かしら
)
を
垂
(
た
)
れて
思案顔
(
しあんがほ
)
。
219
照彦
『ヤア、
220
春山彦
(
はるやまひこ
)
殿
(
どの
)
、
221
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
の
白狐
(
びやくこ
)
が
働
(
はたら
)
き、
222
最早
(
もはや
)
この
上
(
うへ
)
は
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
、
223
心
(
こころ
)
を
落付
(
おちつ
)
けられよ』
224
と、
225
言
(
い
)
はれて
驚
(
おどろ
)
く
春山彦
(
はるやまひこ
)
。
226
春山彦
『アヽ、
227
有難
(
ありがた
)
や、
228
又
(
また
)
もや
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
の
御
(
おん
)
身代
(
みがは
)
り』
229
と、
230
両手
(
りやうて
)
を
合
(
あは
)
せ、
231
神前
(
しんぜん
)
に
向
(
むか
)
つて
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
ち
声
(
こゑ
)
も
静
(
しづ
)
かに
神言
(
かみごと
)
を
宣
(
の
)
る。
232
神
(
かみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
引合
(
ひきあは
)
せ、
233
三男
(
さんなん
)
七女
(
しちぢよ
)
の
水晶
(
すゐしやう
)
の
御魂
(
みたま
)
も
揃
(
そろ
)
ふ
十曜
(
とえう
)
の
神紋
(
しんもん
)
、
234
一
(
ひと
)
、
235
二
(
ふた
)
、
236
三
(
み
)
、
237
四
(
よ
)
、
238
五
(
いつ
)
、
239
六
(
むゆ
)
、
240
七
(
なな
)
、
241
八
(
や
)
、
242
九
(
ここの
)
、
243
十
(
たり
)
と、
244
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
うたひながら、
245
男女
(
だんぢよ
)
五
(
ご
)
人
(
にん
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
246
親子
(
おやこ
)
五
(
ご
)
人
(
にん
)
は
一斉
(
いつせい
)
に、
247
心
(
こころ
)
いそいそ
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ふ。
248
一同
『
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
や
瑞御魂
(
みづみたま
)
249
十曜
(
とえう
)
の
紋
(
もん
)
の
現
(
あら
)
はれて
250
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
はまだおろか
251
高砂島
(
たかさごじま
)
や
筑紫島
(
つくしじま
)
252
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
253
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
八十国
(
やそくに
)
に
254
三五
(
さんご
)
の
月
(
つき
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
255
残
(
のこ
)
る
隈
(
くま
)
なく
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へ
256
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
神業
(
かむわざ
)
に
257
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむ
吾
(
われ
)
らの
天職
(
つとめ
)
258
あゝ
面白
(
おもしろ
)
し
潔
(
いさぎよ
)
し
259
間
(
はざま
)
の
国
(
くに
)
を
立出
(
たちい
)
でて
260
青葉
(
あをば
)
も
茂
(
しげ
)
る
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
や
261
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
の
常世城
(
とこよじやう
)
262
ロッキー
山
(
ざん
)
に
蟠
(
わだか
)
まる
263
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
や
醜神
(
しこがみ
)
を
264
言向和
(
ことむけやは
)
し
千早振
(
ちはやぶ
)
る
265
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
に
復
(
かへ
)
し
見
(
み
)
む
266
かへす
常磐
(
ときは
)
の
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
を
267
五六七
(
みろく
)
の
神
(
かみ
)
の
現
(
あら
)
はれて
268
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
万代
(
よろづよ
)
も
269
天津
(
あまつ
)
日嗣
(
ひつぎ
)
の
動
(
ゆる
)
ぎなく
270
月日
(
つきひ
)
の
如
(
ごと
)
く
明
(
あきら
)
けく
271
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
272
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
神
(
かみ
)
の
稜威
(
いづ
)
273
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
274
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
275
月日
(
つきひ
)
を
添
(
そ
)
へて
十柱
(
とはしら
)
の
276
十曜
(
とえう
)
の
神旗
(
しんき
)
勇
(
いさ
)
ましく
277
天津
(
あまつ
)
御風
(
みかぜ
)
に
靡
(
なび
)
かせつ
278
曲
(
まが
)
の
砦
(
とりで
)
に
攻
(
せ
)
め
寄
(
よ
)
せむ
279
この
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
280
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
281
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
282
七十五
(
しちじふご
)
声
(
せい
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
283
天地
(
あめつち
)
四方
(
よも
)
の
民草
(
たみぐさ
)
を
284
靡
(
なび
)
かせ
救
(
すく
)
ふ
勇
(
いさ
)
ましさ
285
日
(
ひ
)
は
照
(
て
)
る
光
(
ひか
)
る
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つ
286
三五
(
さんご
)
の
月
(
つき
)
は
中空
(
ちうくう
)
に
287
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
り
天地
(
あめつち
)
を
288
支
(
ささ
)
へ
保
(
たも
)
てるその
如
(
ごと
)
く
289
太
(
ふと
)
き
功
(
いさを
)
を
三
(
み
)
ツ
星
(
ぼし
)
や
290
北極星
(
ほくきよくせい
)
を
基
(
もと
)
として
291
数多
(
あまた
)
の
星
(
ほし
)
の
廻転
(
めぐ
)
るごと
292
百
(
もも
)
の
御魂
(
みたま
)
を
言向
(
ことむ
)
け
照
(
てら
)
し
293
オリオン
星座
(
せいざ
)
に
現
(
あら
)
はれし
294
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
に
復命
(
かへりごと
)
295
申
(
まを
)
さむためのこの
首途
(
かどで
)
296
曲津
(
まがつ
)
の
猛
(
たけ
)
ぶ
黄泉島
(
よもつじま
)
297
黄泉軍
(
よもついくさ
)
を
足曳
(
あしびき
)
の
298
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
に
蹴
(
け
)
り
散
(
ち
)
らし
299
河
(
かは
)
の
瀬
(
せ
)
毎
(
ごと
)
に
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ
300
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
むる
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
301
千秋
(
せんしう
)
万歳
(
ばんざい
)
万々歳
(
ばんばんざい
)
302
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
の
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
303
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ』
304
斯
(
か
)
く
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
305
宣伝使
(
せんでんし
)
は
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
を
伴
(
ともな
)
ひ、
306
春山彦
(
はるやまひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
に
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げて、
307
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひながら、
308
メキシコ
指
(
さ
)
して
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
309
(
大正一一・二・一七
旧一・二一
河津雄
録)
310
(昭和一〇・三・三〇 王仁校正)
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(B)
(N)
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二) >>>
第5篇 百花爛漫 > 第37章 凱歌
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