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深夜の祈り

インフォメーション
題名:深夜の祈り 著者:出口王仁三郎
ページ:67
概要:28歳の頃 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-05-08 00:00:00 OBC :B119800c024
二十八歳の頃
産土のもりのさくらは散り果てて(ふくろふ)()く真夜中さびし
産土の神の御前(みまへ)にぬかづけばささやく如き若葉わたる風
真白(ましろ)なる浄衣(じやうい)まとひて産土の宮居(みやゐ)の庭に真夜中いのる
しんしんと小夜(さよ)はくだちて丑満(うしみつ)の風さむざむと身にしみわたる
かりごもの乱れはてたる(やみ)の世を救はせ給へとひそかに祈る
()静寂(しじま)やぶりて宮の御扉(おとびら)(おと)すと()へば眠りゐたりき
夢となくうつつともなく大前(おほまへ)に声なき声をかしこみて聞く
人情の紙より薄き村びとのこころなげきぬ神の御前(みまへ)
たらちねの母も(おとうと)(いもうと)もわがゆく道にさやるを歎けり
貧しかる家に(うま)れしわれながら神にはぢざる心もちけり
世の(さま)を歎きかこてど産土の神よりほかに語らふすべなし
真心(まごころ)の限りうちあけ大前(おほまへ)に宣れども神はいらへたまはず
いらへなき神の御前(みまへ)に思ふこと訴へをへてこころ(なご)みぬ
小夜(さよ)くだち家家(いへいへ)になく家鶏(かけ)の声ひとしほ耳にしみとほりけり
()()もる(おぼろ)の月かげうち仰ぎひそに祈りぬ乱れたる世を
わが()めに(ちから)とならむよき人を与へたまへと祈るもひさし
真心のかぎりをひたに祈れどもみ(そら)の月は声なかりけり
()()もる月の真下(ました)にたたずめば一声(ひとこゑ)なのる空の五位鷺(ごゐさぎ)
庭の()に散りしく桜の花筵(はなむしろ)にどつかと尻をおろして休らふ
わが上に春を笑ひし桜花(さくらばな)(しり)しきにしてこころなぐさむ
嵐山(あらしやま)()()の花もかくのごとわが尻にしかむ時の()よかし
花筵(はなむしろ)ふみくだきつつ大前(おほまへ)にふたたび()ればまた家鶏(かけ)の声
有憂華
ほのぼのとしののめの空あけそめて人の足音近寄(ちかよ)り来たる
足音は忍びしのびに近づきぬ白衣(びやくい)のわれの立てるかたへに
先生よあまりですよと泣く声はまさしく彼女の来たるなりけり
あまりかは知らねど願事(ねぎごと)の邪魔になる(をんな)遠のけとたしなめてみし
神かけて(わたし)はあなたの邪魔はせぬ見直し給へと泣きすすりをり
木石(ぼくせき)にあらぬ(わが)()は真面目なる彼女の心に涙ぐみたり
今少し祈れば家にかへるべし吾がため早く帰れとうながす
如何(どう)しても私は一緒に帰ります祈るも一緒にと拍手(かしはで)をうつ
ひむがしの空はおひおひ白みつつ人声(ひとごゑ)きこゆる古宮(ふるみや)の庭
やむを得ず彼女が心にまかせつつ御前(みまへ)にぬかづき太祝詞(ふとのりと)のる
ほのぼのとほてりし(おも)を若葉吹く風に吹かれて家路に帰る
わが家に彼女と帰れば隣人(りんじん)(めづ)らしさうに垣間(かひま)見て居り
神界に(つか)ふる身なり一日もはやく帰れと彼女に()りぬ
(かの)(をんな)(くび)を左右に打ちふりて知らぬ知らぬと(そら)うそぶきぬ
若き日の罪の報いか修行さへ出来ぬ苦しさ泣くにも泣かれず
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