霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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水垢離

インフォメーション
題名:水垢離 著者:出口王仁三郎
ページ:463
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 04:40:00 OBC :B120200c44
(かぜ)寒き朝(には)()でて御開祖(ごかいそ)井戸水(ゐどみづ)汲みて冷浴(れいよく)されたり
勇佑と平蔵二人も井戸端に立ち出てザアザア冷水(れいすゐ)()びをり
先生も冷水浴(れいすゐよく)を遊ばせとすすむる二人の(おも)真面目なる
(かはづ)さへ地中(ちちう)に潜めるこの寒さ水浴(すゐよく)嫌ひとわれは(いな)めり
足立さんさへも朝夕水浴(すゐよく)をするのいあなたはずるいとなじる
冷水(れいすゐ)(かぶ)らねばならぬ罪穢(つみけが)れ持たずと言へばおどろく両人
行状の悪い先生困つたと顔をしかめる二人のをかしさ
先生はそれでよろしと御開祖の言葉に二人は顔を見合(みあは)
開『(つみ)けがれ多き人間の朝夕に水垢離(みづごり)をとる神の道です』
両人は開祖の宣示にかしこまり(つみ)深き身を神に(しや)しをり
厳御魂(いづみたま)(みづ)御魂(みたま)御教(みをしへ)を絶対信従すべく誓へり
(われ)いまだ(つみ)深ければ水行(すゐぎやう)をなすと開祖は二人に宣らせり
先生は(みづ)御魂(みたま)神柱(かむばしら)水行(すゐぎやう)要らぬと開祖の()言葉
平勇(へいゆう)の二人は御教(みのり)をかしこみて寒き朝夕を水浴(すゐよく)かかさず
平蔵にならひてつぎつぎ信徒(まめひと)()(かはづ)(ぎやう)をはじめかけたり
野心の争
浜松に出張したる足立よりすぐさま帰ると急電きたる
正信(まさのぶ)のこころ綾部にいつきゐて浜松にゐる心地せぬため
神命(しんめい)(ほう)ぜず足立は聖場をわれにとらると急ぎ帰りし
久保氏より不徳の足立は使へずとこまごま書きし手紙(きた)れり
谷口(たにぐち)南部(なんぶ)はたがひに争ひつ(ののし)りあへるさまのをかしき
谷口(たにぐち)も南部足立(あだち)春蔵(はるざう)もまた竹村も野心の権化(ごんげ)なり
正信(まさのぶ)が帰るも綾部にはおかれぬと(くち)を極めて反対をなす
正信(まさのぶ)が帰れば(ひと)もめあるべしと四方(しかた)春蔵(はるざう)手をうちて笑ふ
何故(なにゆゑ)に笑ふと問へば春蔵は私の時節が来たとほほ笑む
(とし)若き身ながら四方(しかた)春蔵はひそかに野心を包蔵してをり
青ざめた顔した足立正信(まさのぶ)は三日月の(ゆふ)べかへり(きた)れり
南部()が足立を(そと)へほり出して(あと)(すわ)らんたくみと(いか)
この声に南部は一間(ひとま)()(きた)(きみ)の心はあまんじやくといふ
(なんぢ)こそあまんじやくよと正信(まさのぶ)(くぼ)みたる目で(ののし)りにらむ
南『神様の使(つかひ)(はた)さず帰り()(きみ)(まこと)のあまんじやくなり』
正『十七ケ所の金光教会(あら)したる(きみ)こそ悪魔よあまんじやくだよ』
谷口(たにぐち)と春蔵この場に(あらは)れて仲裁おれにまかせよといきまく
挨拶は時の氏神(うぢがみ)若年(じやくねん)(なれ)にまかすと両人はいふ
春蔵は吾事(わがこと)成れりと微笑(ほほゑ)みつ足立南部に退(しりぞ)けとすすむる
足立南部谷口(たにぐち)さんも先生も御退去あればをさまるといふ
その(やう)な仲裁ならば頼まぬと足立南部がいきまくをかしさ
足立南部谷口(たにぐち)とわれを()(いだ)(あと)をとらんとたくらむ春蔵
持参金沢山もつて出口家の養子にならんと澄子をそそのかす
春蔵に(むか)つて開祖は不心得(ふこころえ)さとし給へばふるひをののく
(わたくし)はしばらく帰つて居りますと手荷物さげて()でゆく春蔵
平蔵と勇佑二人は()(きた)り足立()三人(みたり)に退去を(すす)むる
(わたくし)は退去しませぬ上田さんを帰しなされといきまく足立
神界の経綸(しぐみ)でみえた上田さんを絶対帰せぬと開祖はのたまふ
ブツブツと小言(こごと)言ひつつ三人(さんにん)は竹村の家をさして()でゆく
筆先の真似
戸の(そと)を見ればチラチラ雪()りつ三寸(さんずん)ばかり庭に積みをり
提燈(ちやうちん)をくはへ裸体(はだか)で福島は上谷(うへだに)立ちて雪道かへれり
艮の金神様の()かへりと呼ばはりながら雨戸(あまど)をたたく
福島のあとに従ふ村上(むらかみ)丑卯土(うしうど)金神(こんじん)といたけだかなり
出口直は上田はゐるか正信(まさのぶ)は何してをるかと呶鳴る福島
福『大望(たいまう)が近くなつたぞこれからはこの生神(いきがみ)が治めてやるぞよ』
福『福島は生神(いきがみ)(うしとら)金神(こんじん)(なほ)も上田もすつこめすつこめ』
福『こりや足立春蔵(はるざう)何をぐづぐつとこの大望(たいまう)を知らずにゐるのか』
福『その(はう)はこころの盲目(めくら)(つんぼ)ぞや俺は三千世界を見透(みとう)す』
福『そりや来たぞやれ来た出て来た恐ろしや足元(あしもと)に火が燃えてゐるぞよ』
福『足元(あしもと)(とり)がたつぞよ天と地がひつくり(かへ)るぞ嘘は申さぬ』
村上(むらかみ)(かはづ)(すわ)りしスタイルで福島の前に合掌なしをり
福『平蔵も勇佑(ぢぢ)もこの(はう)の申す言葉をしつかり聞けよ』
福『三千年(さんぜんねん)経綸(しぐみ)の岩戸が(ひら)けたぞよめまひがするぞよ吃驚(びつくり)するぞよ』
(だい)の字が(さかさま)の世だこの通りと福島裸体(はだか)ででんぐりかへる
福『この(はう)が実地を見せてもわからぬか出口上田のあきめくらども』
この(はう)が世に出るために出口直を先に出したといたける福島
福『出口直は御用が済んだこれからはこの福島が大将軍(だいしやうぐん)様』
福『(うしとら)生神(いきがみ)金神(こんじん)今日(けふ)からは大将軍となりてはたらく』
福『やつこ(がみ)がらくた(がみ)よこれからはこの福島の申すこと聞け』
福『改心をいたさな今にふんのびる(やう)神罰(しんばつ)目に見せるぞよ』
福『人力車(くるま)(ひき)こそして()たれこの(はう)(まこと)の因縁ある(みたま)ぞよ』
福『何といふ立派な人よと世界中この福島を拝みに来るぞよ』
福『天と地がひつくり(かへ)る世が参り西から日が出る月が出るぞよ』
福『この(はう)三千(さんぜん)年間(ねんかん)(うしとら)にかくれてこの世の経綸(しぐみ)したぞよ』
福『(ひつじさる)金神(こんじん)くらゐ何になるこの方様(はうさま)(しり)なとふけよ』
福『三千年(みちとせ)の神の経綸(しぐみ)を出口直と上田と二人がとらうとして居る』
この(はう)善一筋(ぜんひとすぢ)生粋(きつすゐ)のまことの神と筆先をまねる
筆先の真似ばかりして曲神(まがかみ)が福島の身魂(みたま)を自由にしてをり
何程(なにほど)にとけどさとせど福島は悪神(あくがみ)呼ばはりなして聞かなく
福『この(はう)は世に落ちて居た生神(いきがみ)天晴(あつぱ)れ表に出す神ぢやぞよ』
福『この(はう)大和(やまと)(だましひ)生粋(きつすゐ)(もと)(たね)ぞよ見違ひするな』
福『結構な金光教会をつぶしたは出口と上田の曲津神(まがつかみ)ぞよ』
福『(しばら)くは金光(こんくわう)大神(だいじん)(あらは)れてこの世の守護をいたして来たぞよ』
福『結構な金光(こんくわう)大神(だいじん)御教(みをしへ)をつぶした出口は神のとが(にん)だ』
福『目にものを見せてやらねばあき(めくら)出口上田が改心いたさぬ』
福『この(はう)棕櫚箒(しゆろばうき)で叩き出した出口お(なほ)にみせしめするぞよ』
福『この(はう)(まこと)(うしとら)金神(こんじん)ぢや気障(きざわり)あるから目にもの見せるぞ』
福『たたり(がみ)悪神(あくがみ)と世にはやされしこの艮神(こんじん)は誠の神ぞよ』
福『善人が来れば(まこと)によい神ぢや悪人()れば鬼になるぞよ』
福『皆のものこの福島の行ひをよく見て改心いたすがよいぞよ』
福『福島は大和(やまと)(だましひ)生粋(きつすゐ)だ誠ばかりをつき通したぞよ』
福『福島のやうな身魂(みたま)は世界中かねの草鞋(わらぢ)で捜すも無いぞよ』
福『世の中を好きすつぽふにしてうせた悪神(あくがみ)これから(たひら)げるぞよ』
福『出口直と上田が改心致さねば世界は(まこと)(やみ)になるぞよ』
福『改心をせねばする(やう)にしてやるぞこの金神(こんじん)はこはい神ぞよ』
福『肉体を見てあなどるな生神(いきがみ)のお宮となつたこの寅之助(とらのすけ)を』
福『村上(むらかみ)もしつかり致せ生神(いきがみ)がこの世の御用に立ててやるぞよ』
艮の金神様と手をあはせ福島のまへにぬかづく村上
この(はう)神力(しんりき)見たか皆の者と独りよがりの福島雄猛(をたけ)
鎮魂
審神(さには)せんと(われ)立ちよれば福島は拳骨(げんこつ)かためて()たんと迫り()
われはただウンと一声(ひとこゑ)言霊を(はな)つや福島どつと倒るる
猪口才(ちよこざい)な俺を上田が倒したぞ容赦ならぬとますます伊猛(いたけ)
生神(いきがみ)に反対いたした上田をば目にもの見せんと目をむく曲津霊(まがつひ)
鎮魂の神法ふたたび(おこな)へば裸体(はだか)のままに逃げ出す曲津霊(まがつひ)
黒田(くろだ)きよ子塩見(しほみ)の順子四方(しかた)すみ子足立(あだち)と共にわれを(ののし)
生神(いきがみ)の福島先生に刃向ひし上田を()へと信者をあつむる
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