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松竹梅の杖

インフォメーション
題名:松竹梅の杖 著者:出口王仁三郎
ページ:211
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 06:24:00 OBC :B120900c39
陰暦の十月八日はあすにせまり旅出(たびで)送ると信徒(まめひと)あつまる
朝まだきあてどもなしに冬の旅われと澄子と春蔵(はるざう)したがふ
()開祖は梅の御杖(おんつゑ)つき給ひ(なが)の旅路にたたんとし給ふ
春蔵(はるざう)雄松(をまつ)の杖つき澄子には雌松(めまつ)の杖を持たせんとせり
青竹(あをだけ)の杖をとり出し春蔵(はるざう)(われ)につけよと(しき)りにすすむる
青竹(あをだけ)の杖は(なんぢ)のものなりとわれ春蔵(はるざう)につかせたりけり
この時ゆ春蔵(はるざう)のたくみ齟齬(そご)なしてますます顔色(かほいろ)蒼ざめにけり
数十人の信徒(まめひと)達におくられて真夜中(ちか)く綾部を(たち)()
(しも)寒き冬の山道の寂しさを添へて悲しく(きつね)()くなり
ゆく先はいづくと知らず惟神(かむながら)開祖のみむねに従ふ旅なり
榎木峠
須知山(すちやま)の峠にかかる折もあれおどろの中より飛び出す(うさぎ)「おどろ」とは草木が乱れ茂っている場所。
須知山(すちやま)百木(ももき)ことごと紅葉(もみぢ)してその大方(おほかた)は散りうせてをり
(きり)こむる山坂道(やまさかみち)を一行はわらぢきやはんに身を固め行く
一行は(すげ)のをがさに茣蓙(ござ)(みの)松竹梅(しようちくばい)の杖もちにけり
枯木坂(かれきざか)あへぎ(のぼ)りて夜霧(よぎり)こむる榎木峠(えのきたうげ)にさしかかりたり
霧中の火
榎木峠(えのきたうげ)の頂きみればちよろちよろと旅人(たびびと)の火かほのかに燃えをり
やうやくに榎木峠(えのきたうげ)の頂上に登れば意外の人の待ちをり
火を()ける旅の(あるじ)福林(ふくばやし)安之助(やすのすけ)なる神職なりけり
福林(ふくばやし)大地に両手をつきながらお(とも)願ふと泣きつつたのむ
老体がこの寒空(さむぞら)旅立(たびだ)たす御身(おんみ)案じてお供せむといふ
一行のほかに御供(おとも)はゆるされぬと開祖はかたくことわり給ふ
福林(ふくばやし)千言(せんげん)万語(ばんご)(ついや)してお供にたたむと泣きつつ頼めり「たたむ」は「たのむ」の誤字か?
神命(しんめい)はもだし(がた)しと()開祖はしきりに首を横に振らせり
御供(おんとも)の許しなければ是非もなし荷物をかつがせ給へと願ふ
()開祖はかれが熱誠にほだされて荷物の役を許されにけり
青竹(あをだけ)(つゑ)気に入らぬと春蔵(はるざう)はひそかに彼にささやきにけり
春蔵(はるざう)のささやき聞きて福林(ふくばやし)は彼の野心を初めてさとれり
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