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第一章　大日本神国

インフォメーション
題名：第1章　大日本神国 著者：出口王仁三郎
ページ：527
概要： 備考：2023/10/06校正。 タグ： データ凡例： データ最終更新日：2023-10-06 02:12:49 OBC ：B121802c202
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]：神霊界 > 大正7年9月1日号（第69号） > 大日本神国
大日本は神国なり。
　畏(おそれ)多(おほ)くも皇祖(くわうそ)の大(おほ)御(み)親神(おやがみ)、天之御中主(あめのみなかぬしの)大神(おほかみ)の御(ご)実体(じつたい)は世界(せかい)一切(いつさい)を具有(ぐいう)し給(たま)ふ。科学(くわがく)者(しや)は之(これ)を地球(ちきう)と称(しやう)す。
大日本は神国なり。
　世界(せかい)一切(いつさい)の生民(せいみん)の同胞(どうはう)なり、高天原(たかあまはら)に霊的(れいてき)不滅(ふめつ)に常住(じやうぢゆう)し、出(いで)ては地球(ちきう)表面(へうめん)を経綸(けいりん)し、入(い)りては宇宙(うちう)（高天原(たかあまはら)）に静養(せいやう)す。
大日本は神国なり。
　皇祖(くわうそ)の御(ご)神勅(しんちよく)に依(よ)りて、天下(てんか)を治(をさ)むる天職(てんしよく)を帯(お)び玉(たま)ふ神聖(しんせい)なる天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)天皇(てんわう)御(ご)鎮座(ちんざ)あらせ玉(たま)ふ。
大日本は神国なり。
　畏(おそれ)多(おほ)くも、万世(ばんせい)一系(いつけい)の天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)天皇(てんわう)は皇親神(すめみおやがみ)の御(ご)子孫(しそん)に渡(わた)らせ給(たま)ふ。
大日本は神国なり。
　神国民(しんこくみん)たる日本(につぽん)臣民(しんみん)は、畏(おそれ)多(おほ)くも御(ご)皇室(くわうしつ)と共(とも)に、万世(ばんせい)一系(いつけい)以(もつ)て皇運(くわううん)を扶翼(ふよく)し奉(たてまつ)る天職(てんしよく)を有(いう)す。
　　　┏天地(てんち)の大(だい)也(なり)
　　　┃天壌(てんじやう)無窮(むきう)の大(だい)也(なり)
　大は┫万世(ばんせい)一系(いつけい)の大(だい)也(なり)
　　　┃天下(てんか)を治(をさ)むる大(だい)也(なり)
　　　┃世界(せかい)統一(とういつ)経綸(けいりん)の大(だい)也(なり)
　　　┗世界(せかい)的(てき)人文(じんぶん)大(だい)教育(けういく)の大(だい)也(なり)
　　　┏天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)の光(ひかり)也(なり)
　　　┃日本(につぽん)天皇(てんわう)の天職(てんしよく)也(なり)
　　　┃天地(てんち)文明(ぶんめい)の本源(ほんげん)也(なり)
　日は┫日本(につぽん)皇国(くわうこく)の彰徳(しようとく)也(なり)
　　　┃暗黒(あんこく)を照(てら)す光徳(くわうとく)也(なり)
　　　┃人文(じんぶん)宣明(せんめい)の照基(せうき)也(なり)
　　　┗国華(こくくわ)発揚(はつよう)の精神(せいしん)也(なり)
　　　┏治国(ちこく)平(へい)天下(てんか)の本源(ほんげん)也(なり)
　　　┃世界(せかい)済世(さいせい)安民(あんみん)の本(もと)也(なり)
　　　┃教育(けういく)学芸(がくげい)の淵源(ゑんげん)也(なり)
　本は┫允分(じゆうぶん)允武(じゆうぶ)の本源(ほんげん)也(なり)
　　　┃世界(せかい)の経綸(けいりん)総攬(さうらん)の要(かなめ)也(なり)
　　　┃世界(せかい)の弊政(へいせい)革新(かくしん)の本(もと)也(なり)
　　　┗世界(せかい)の永遠(えいゑん)平和(へいわ)の基本(きほん)也(なり)
　　　┏皇孫(くわうそん)一系(いつけい)の精神(せいしん)也(なり)
　　　┃大(だい)日本(につぽん)国(こく)の基礎(きそ)也(なり)
　　　┃大(だい)日本(につぽん)に結晶(けつしやう)せる也(なり)
　　　┃高天原(たかあまはら)即(すなはち)宇宙(うちう)の神機(しんき)也(なり)
　神は┫天地(てんち)万有(ばんいう)の精神(せいしん)也(なり)
　　　┃天地(てんち)化育(くわいく)の原動力(げんどうりよく)也(なり)
　　　┃生物(せいぶつ)原素(げんそ)活機(くわつき)の素因(そいん)也(なり)
　　　┃万物(ばんぶつ)本能(ほんのう)の活用(くわつよう)也(なり)
　　　┗皇運(くわううん)発展(はつてん)と併(あは)せて其(そ)の本能(ほんのう)を発揮(はつき)し給(たま)ふ也(なり)
　　　┏区別(くべつ)的(てき)天賦(てんぷ)の名称(めいしやう)也(なり)
　　　┃天賦(てんぷ)的(てき)名称(めいしやう)の特質(とくしつ)也(なり)
　　　┃本能(ほんのう)的(てき)区別(くべつ)の区画(くくわく)也(なり)
　　　┃天賦(てんぷ)的(てき)各(かく)本能(ほんのう)を有(いう)する也(なり)
　　　┃所生(しよせい)人類(じんるゐ)天賦(てんぷ)の領域(りやうゐき)也(なり)
　国は┫人類(じんるゐ)天賦(てんぷ)発展(はつてん)の地(ち)也(なり)
　　　┃造化(ざうくわ)の経綸(けいりん)機関(きくわん)也(なり)
　　　┃人生(じんせい)経済(けいりん)の舞台(ぶたい)也(なり)
　　　┃他国人(たこくじん)の不可犯者(ふかはんしや)也(なり)
　　　┗侵略(しんりやく)す可(べか)らず利権(りけん)の猟獲(れうくわく)は是(こ)れ天理(てんり)と根的(こんてき)矛盾(むじゆん)せる也(なり)
（大正七、九、一号　神霊界誌）
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