余白歌

インフォメーション

惟神(かむながら)神代(かみよ)の生(な)り出(い)でし有様(ありさま)を
神(かみ)の力(ちから)によりて説(と)くなり〈総説〉

言霊(ことたま)の天照国(あまてるくに)の人々(ひとびと)は
心(こころ)を清(きよ)く持(も)つべきを知(し)れ〈総説〉

大虚中(だいきよくう)ただ一点(いつてん)の⦿(ほち)現(あ)れて
至大天界(しだいてんかい)生(う)まれ給(たま)へり〈第1章〉

すみきりて清(きよ)くかしこき天界(てんかい)に
千万(ちよろづ)の神(かみ)生(うま)れましけり〈第2章〉

七十余(ななそま)り五(いつ)つの声(こゑ)を生(う)みまして
五層(ごそう)の天界(てんかい)創(はじ)め給(たま)ひぬ〈第3章〉

朝夕(あさゆふ)の神言(かみごと)宣(の)りて天(あま)の世(よ)は
いやつぎつぎに開(ひら)かれにける〈第5章〉

言霊(ことたま)の助(たす)くる天津(あまつ)神国(かみくに)に
生(あ)れます神(かみ)は詞(ことば)の花(はな)なり〈第5章〉

学者(がくしや)ほど迂遠(うゑん)なるもの世(よ)になしと
吾(われ)思(をも)ひけり天界(てんかい)を知(し)らねば〈第6章〉

眼暗(まなこくら)き人(ひと)のそしりを苦(く)にもせず
吾(われ)はばからず天界(てんかい)を説(と)かむ〈第6章〉

生(い)き生(い)きて生(い)きの果(はて)なき天界(てんかい)の
姿(すがた)は人(ひと)の眼(め)には写(うつ)らじ〈第7章〉

果(は)てしなき紫微天界(しぴてんかい)の神々(かみがみ)は
祓(はら)ひ言(ごと)のみいそしみ給(たま)へり〈第7章〉

言霊(ことたま)の水火(みいき)に天界発生(てんかいはつせい)し
百(もも)の神達生(かみたちうま)れますなり〈第8章〉

山(やま)も川(かは)も大海原(おほうなばら)も言霊(ことたま)の
神(かみ)の水火(みいき)に生(あ)れ出(い)でしものよ〈第8章〉

意外(いぐわい)なる事(こと)のみ多(おほ)く天界(てんかい)の
事象(じしやう)は現代人(げんだいじん)に説(と)けなく〈第11章〉

現界(げんかい)の智識(ちしき)をもちて天界(てんかい)の
事象(じしやう)知(し)らむと思(おも)ふは難(かた)し〈第11章〉

地(ち)の上(うへ)の森羅(しんら)万象(ばんしやう)悉(ことごと)く
主神(スしん)の水火(いき)に栄(さか)えこそすれ〈第12章〉

愚(おろか)なる現代人(げんだいじん)は天界(てんかい)の
事象(じしやう)を夢(ゆめ)と見(み)なして聞(き)かずも〈第13章〉

荒唐(くわうたう)無稽(むけい)取(と)るに足(た)らざる戯言(たはごと)と
愚者(ぐしや)は必(かなら)ずあざけるなるらむ〈第13章〉

天界(てんかい)に遠(とほ)くみたまを馳(は)せながら
我(われ)は地上(ちじやう)に説(と)き明(あか)すなり〈第14章〉

天界(てんかい)の言葉(ことば)を記(しる)すよしもなく
三十一(みそひと)文字(もじ)を借(か)りてとくなり〈第14章〉

神々(かみがみ)の言葉(ことば)はあまりに説(と)き難(がた)し
我歌(われうた)をかりて御心示(みこころしめ)さむ〈第14章〉

主(ス)の神(かみ)の神言畏(みことかしこ)み我(われ)は今(いま)
この物語(ものがたり)謹(つつ)みて編(あ)む〈第16章〉

現代(げんだい)の哲学宗教(てつがくしうけう)一変(いつぺん)し
真(まこと)の道(みち)に生(い)かさむと思(おも)ふ〈第16章〉

神(かみ)に生(い)き神(かみ)に栄(さか)ゆる人(ひと)の身(み)は
瞬時(しゆんじ)も神(かみ)を忘(わす)るるな夢(ゆめ)〈第16章〉

天界(てんかい)を開(ひら)きたまひし神々(かみがみ)の
みわざをつぶさに示(しめ)すこの文(ふみ)〈第17章〉

久方(ひさかた)の高天原(たかあまはら)も地(ち)の上(うへ)も
皆(みな)主(ス)の神(かみ)の御水火(みいき)に生(い)くるも〈第17章〉

若(わか)がへり若(わか)がへりつつ神々(かみがみ)は
地上(ちじやう)に人(ひと)と生(うま)れましけり〈第17章〉

高光(たかひか)る神(かみ)の功績(いさを)は目前(まのあたり)
月日(つきひ)を見(み)るも明(あきら)かなりけり〈第18章〉

顧(かへり)みれば既成(きせい)宗教(しうけう)悉(ことごと)く
この神国(かみくに)を汚(けが)し来(きた)りし〈第19章〉

幼稚(えうち)なる科学哲学(くわがくてつがく)を妄信(まうしん)し
神(かみ)をなみする痴人(しれびと)多(おほ)し〈第19章〉

吾(われ)は今宇宙(いまうちう)の外(そと)に身(み)をおきて
天界(てんかい)の事象(じしやう)を語(かた)りつづくる〈第21章〉

天界(てんかい)の事象(じしやう)悉(ことごと)地(ち)の上(うへ)に
うつりて御代(みよ)は栄(さか)えゆくなり〈第22章〉

想念(さうねん)の天界(てんかい)なれど形(かたち)ある
ものは悉(ことごと)なり出(い)づるなり〈第24章〉

天界(てんかい)の現象(げんしやう)悉(ことごと)地(ち)の上(うへ)に
写(うつ)りて御代(みよ)は開(ひら)けゆくなり〈第24章〉

天界(てんかい)にありし事象(じしやう)は悉(ことごと)く
大地(だいち)に鏡(かがみ)の如(ごと)くうつらふ〈第28章〉

果(はて)しなき紫微天界(しぴてんかい)の真秀良場(まほらば)に
永久(とは)に立(た)たせる神(かみ)のみあらか〈第30章〉

山(やま)も川(かは)も木草(きぐさ)も茂(しげ)る天界(てんかい)は
住(す)みやすき国(くに)うら安(やす)き国(くに)よ〈第30章〉

言霊(ことたま)の助(たす)けによりて天界(てんかい)の
現象(げんしやう)悉(ことごと)なり出(い)づるなり〈第31章〉

天界(てんかい)は言霊(ことたま)の国(くに)貴(うづ)の国(くに)
水火(いき)と水火(いき)とに神生(かみあ)れませり〈第32章〉

霊界(れいかい)のさま委細(まつぶさ)に説(と)き明(あか)す
わが物語(ものがたり)諾(うべ)なひてよめ〈第35章〉

伊都能売(いづのめ)の神(かみ)あれまして天界(てんかい)の
事象(じしやう)悉(ことごと)とかせたまひぬ〈第35章〉

不成宮(ふせいぐう)の神(かみ)粟粒(あはつぶ)三石(さんごく)の
数(かず)に勝(まさ)ると神書(みふみ)に見(み)えたり〈第36章〉

我(わが)古事記(こじき)古語(こご)拾遺(しふゐ)日本(にほん)書紀(しよき)合(あは)せ
記(しる)せる神名(みな)は二百余柱(にひやくよはしら)〈第36章〉

春夏(はるなつ)はあれども天津(あまつ)神国(かみくに)は
秋(あき)と冬(ふゆ)との淋(さび)しみはなし〈第37章〉

非時(ときじく)に花咲(はなさ)き匂(にほ)ふ天界(てんかい)は
人(ひと)の夢(ゆめ)にも悟(さと)らぬ光景(くわうけい)〈第37章〉

天界(てんかい)は意志(いし)想念(さうねん)の世界(せかい)なれど
栄枯(えいこ)盛衰(せいすゐ)の境(さかひ)はあるなり〈第37章〉

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【第73巻（子の巻）｜霊界物語／rm738801】

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