霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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趣味

インフォメーション
題名:趣味 著者:出口王仁三郎
ページ:103
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-30 20:57:00 OBC :B119300c025
二十二三歳の頃
わが父の(さと)なる川辺(かはべ)船岡(ふなをか)に叔父をたづねて神教(しんけう)を聞く
わが叔父の佐野(さの)清六(せいろく)妙霊(めうれい)教会布教師として教会所(けうくわいじよ)持てり佐野清六は、王仁三郎の父・吉松(旧名・佐野梅吉)の弟。先代佐野清六の次男が吉松で、三男が佐野家を継ぎ佐野清六を襲名した。
帰るさは大堰(おほゐ)の川を舟に乗り宇津根(うづね)の浜に上陸なしたり
何よりも楽しかりしは舟に乗り大堰(おほゐ)の川を(くだ)るわかき日
千代川(ちよがは)今津(いまづ)の里に病む伯母を三日目(ごと)に訪ね行きたるこの伯母は、王仁三郎の母ヨネの姉カル(賀る)のこと。カルは長女で、ヨネは三女。
伯母の()に到れば何時(いつ)も稲荷(おろ)し病気平癒の祈祷なしをり
稲荷(おろ)し祈祷も(かう)なくわが伯母は(つひ)黄泉(よみぢ)()りしかなしさ
伯母も叔父も一子(いつし)なくして()せければその霊魂(れいこん)()()に祀る底本では「叔父」ではなく「伯父」になっているが文脈から佐野清六のことだと思われるので「叔父」に直した。
反古紙(ほごがみ)の裏にをりをり絵をかきて不粋(ぶすゐ)の父にどなられにけり
絵をかいて何益(なにえき)になるか極道()と父はとがつた声でたしなむ
(めし)よりもすきな絵なれどたらちねの父の言葉にしばしためらふ
父の()をぬすみて(つち)木片(きぎれ)もて色色(いろいろ)の絵をかきて楽しむ
本を読むいとまがあれば百姓をはげめと何時(いつ)も父は()りけり
絵をかいて貧乏世帯(じよたい)がもてるかと小言(こごと)のみいふ(うら)めしき父
読書して親の雪隠(せついん)(くそ)たれぬ(やう)になつてはならぬといふ父
絵をかくな本を読むなと日日(にちにち)に父と母とはわれに迫れり
世の中の大勢(たいせい)知らぬ百姓の父母(ふぼ)にこまりし若き日のわれ
肝腎の勉強すべき若き日を車力(しやりき)と百姓にすごしたる()
浄瑠璃(じやうるり)をかたれば父は義太夫(ぎだいふ)で生活たたぬとまたもいましむ
楽しみは残らず父におさへられ友とかくれて角力(すまふ)のみとる
わが父も若かりし日は都島(みやこじま)名乗(なの)りをあげて角力(すまふ)とりたり
わが(いへ)は祖父の代まで三四(だい)角力(すまふ)の行司をなしたりときく
屋根裏に行司の団扇(うちは)三四本くすぼりたるがさしてありけり
行司(ぎやうじ)団扇(うちは)そつととり出し辻角力(つじずまふ)に使つてまたも父にどならる
真黒(まつくろ)の行司の団扇(うちは)川水(かはみづ)にひたして洗へばもろくもつぶれぬ
つぶれたる団扇(うちは)に紙はり黒くぬりてそつと屋根裏にさしおきにけり
(さいは)ひに父さとらねどびくびくと屋根裏(なが)めてしばし苦しみぬ
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