霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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東雲の空

インフォメーション
題名:東雲の空 著者:出口王仁三郎
ページ:278
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 06:24:00 OBC :B120900c50
人間の精霊ぐらゐ恐ろしきものはあらずと身ぶるひ()しぬ
家鶏(かけ)(こゑ)遠くきこえて東雲(しののめ)の空はほのぼの明けそめにけり
よくみれば(とく)の持ちたる灯燈(ともしび)春蔵(はるぞう)の墓のものなりにけり
神前(しんぜん)に天津祝詞をのりつれば(とく)の狂気はしばしやみたり
こりや野崎(のざき)しつかりせよと(せな)うてば篤三(とくざう)やうやく気がつきにけり
春蔵(はるぞう)の霊がときどきうつります祓ひ給へと合掌して泣く
ともかくも綾部に(きた)れと篤三(とくざう)をうながし友蔵(ともぞう)三人帰綾(きれう)
よくみれば篤三(とくざう)の顔は傷だらけこけつ(ころ)びつ狂ひしあとみゆ
春蔵の亡魂
西原(にしばら)の村のはづれに来てみればとある家よりお松がとび出す
このお松まるき目玉をむき(いだ)(くち)を尖らし飛びかからむとする
篤三(とくざう)はお松をみるより(いだ)きつき会ひたかつたと互ひに叫ぶ
春蔵(はるぞう)亡魂(ばうこん)なりと云ひながらお松は(われ)にかみつかむとす
『お松』友蔵(ともぞう)よ上田の奴の(とも)をする貴様はほんとの友助(ともすけ)とそしる
狂人(きちがひ)は相手にせぬと云ひながらわれと友蔵(ともぞう)足早(あしばや)に帰る
篤三(とくざう)は又もや邪霊に憑依されお松と二人が追つかけ(きた)
いつのまにかわが六尺の(ふんどし)篤三(とくざう)の手に握られてをり
六尺のまはしを(あと)よりわが首にひつかけむとして追つかけ(きた)
迎へ人
からうじて大橋詰(おほはしづめ)に帰りみれば四方(しかた)勇佑(ゆうすけ)迎へ()にけり
勇祐(ゆうすけ)は鬼のわらびをかまへつつお松と野崎を(にら)まへてをり
篤三(とくざう)もお松も四方(しかた)勇佑(ゆうすけ)のこぶしに恐れて追つかけ(きた)らず
友蔵(ともぞう)をしたがへ綾部大橋を渡りて金明会(ひろま)に帰りつきたり
金明会(ひろま)に帰りてみれば御開祖(ごかいそ)は声さわやかに祝詞のらせり
われもまた開祖のあとに静坐(せいざ)して天津祝詞の奏上なせり
朝明の庭
朝明けの庭に男女の叫び声(みみ)さすごとく(きこ)()にけり
窓あけてみれば勇祐(ゆうすけ)篤三(とくざう)やお松の叫び声なりにけり
(ほど)もなく三人金明会(ひろま)になだれこみあらぬことども口走(くちばし)りたり
勇祐(ゆうすけ)審神(さには)は駄目だ気に()らぬとお松と篤三(とくざう)肩そびやかす
その(はう)は何者なるかと御開祖(ごかいそ)の言葉に二人はひれ伏しにけり
御開祖の言葉にお松は正気づきこれより狂態ひたとやみたり
篤三(とくざう)は依然と狂態つづけつつ堂山(だうやま)の滝にうたれて帰幽(きいう)
この冬は曇天(どんてん)つづき何鹿(いかるが)()は三四尺雪にうづまる
惟神(かむながら)道ふみ分けて約三年(みとせ)(もも)のなやみに(やうや)く馴れたり
治まれる御代(みよ)にしあれば世の常の(わざ)()かんかと幾度(いくたび)か思ひし
千早(ちはや)振る広けき天地(てんち)大道(だいだう)をせばめて苦しむ人の世は()
垂乳根(たらちね)の生みの母まで打ち忘れ(をしへ)御祖(みおや)の道に仕へつ
風にもまれ雨にたたかれくさぐさの悩みに耐へて(とし)は果てたり
かへりみれば悩みの多き年なりき舌の剣にまなかひの(しも)
雪つぶて(しも)の剣に攻められて三十年(みそとせ)の冬はゆき過ぎにけり
いろいろの神のためしにあひながら明治三十三年は暮れたり
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