霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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〔一〇〕天若日子之段

インフォメーション
題名:〔一〇〕天若日子之段 著者:出口王仁三郎
ページ:176 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B121805c111
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正9年9月1日号(第125号) > 古事記言霊解(一)
 古事記(こじき)天照(あまてらす)(おほ)御神(みかみ)()神勅(しんちょく)()けて(あま)(わか)()()地上(ちじゃう)(くだ)って()たといふ(こと)があります。(いま)(これ)略解(りゃくかい)(いた)さうと(おも)ひます。(これ)現代(げんだい)(もっと)適切(てきせつ)なるものであります。
 明治(めいぢ)天皇(てんわう)(くだ)(たま)へる教育(けういく)勅語(ちょくご)(うち)に、
 『()(ミチ)(ジツ)()皇祖(クワウソ)皇宗(クワウソウ)遺訓(ヰクン)ニシテ子孫(シソン)臣民(シンミン)(トモ)遵守(ジュンシュ)スヘキ(トコロ)(コレ)古今(ココン)(ツウ)シテ(アヤマ)ラス(コレ)中外(チウグワイ)(ホドコ)シテ(モト)ラス』
(おほ)せられてあります。『()(ミチ)』と()(こと)古事記(こじき)()して()るのであります。
(また)()(でう)()誓文(せいもん)に、
 『智識(チシキ)世界(セカイ)(モト)(オホイ)皇基(クワウキ)振起(シンキ)スヘシ』
()()詔勅(せうちょく)がありますが、(これ)今日(こんにち)(ごと)海外(かいぐわい)から知識(ちしき)(もと)めて、物質(ぶっしつ)文明(ぶんめい)(さかん)にせよ、と(あふ)せになったのではない。世界(せかい)()(こと)世界(せかい)経綸(けいりん)古事記(こじき)()遺訓(ゐくん)であります。(いま)雑誌(ざっし)婦人(ふじん)世界(せかい)婦女(ふぢょ)(かい)(あるひ)実業(じつげふ)世界(せかい)(など)()って、世界(せかい)をつけて()りますが、()世界(せかい)()(こと)(すべ)ての経綸(けいりん)(をし)へる書物(しょもつ)代名詞(だいめいし)となって()ります。それで今日(こんにち)(ひと)知識(ちしき)世界(せかい)(もと)めると()(こと)誤解(ごかい)して、海外(かいぐわい)知識(ちしき)物質(ぶっしつ)文明(ぶんめい)輸入(ゆにふ)すれば、皇基(くわうき)振起(しんき)すると(おも)って()るが、日本(にっぽん)(くに)特別(とくべつ)(くに)でありまして皇基(くわうき)振起(しんき)するには皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)()遺訓(ゐくん)によらなければならぬ。外国(ぐわいこく)(をしへ)ではいかぬ。日本(にっぽん)天皇(てんわう)()詔勅(せうちょく)(まも)る、(すなは)(てん)親神(おやがみ)(さま)()神勅(しんちょく)(たま)はった()(をしへ)()らなければ、皇基(くわうき)振起(しんき)(まつ)(こと)出来(でき)ませぬ。()証拠(せうこ)には『(コレ)古今(ココン)(ツウ)シテ(アヤマ)ラス(コレ)中外(チウグワイ)(ホドコ)シテ(モト)ラス』と()()言葉(ことば)があります。()しも(これ)(いま)学者(がくしゃ)解釈(かいしゃく)する(やう)に、(ただ)世界(せかい)知識(ちしき)(あつ)めると()(やう)(こと)であったならば、(これ)()詔勅(せうちょく)()精神(せいしん)矛盾(むじゅん)して()るのであります。世界(せかい)知識(ちしき)(もと)めて()くと()(こと)は、皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)()遺訓(ゐくん)奉戴(ほうたい)して、世界(せかい)経綸(けいりん)し、その世界(せかい)経綸(けいりん)古事記(こじき)(もとづ)くべしと()()言葉(ことば)であります。これは教育(けういく)勅語(ちょくご)の『古今(ココン)(ツウ)シテ(アヤマ)ラス(コレ)中外(チウグワイ)(ホドコ)シテ(モト)ラス』と()()詔勅(せうちょく)()って証明(せうめい)せらるるのであります。
 それから天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)神代(かみよ)神様(かみさま)(おも)はれて()りますが、(けっ)してさうではない。天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(さま)無限(むげん)絶対(ぜったい)無始(むし)無終(むしう)にまします神様(かみさま)で、幾億(いくおく)万年(まんねん)(まへ)でも、幾億(いくおく)万年(まんねん)()でも()(とほ)しの神様(かみさま)で、(したが)って現世(げんせ)にましまして()らるるのであります。()天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)()神勅(しんちょく)皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)()遺訓(ゐくん)であって、古今(ここん)(つう)じて(あやま)らないところのものであります。古今(ここん)(つう)じて()きて()るのであります。古事記(こじき)上巻(じゃうくわん)
 『天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(みこと)()ちて、(とよ)葦原(あしはら)()千秋(ちあきの)(なが)五百(いほ)(あき)()水穂(みづほ)(のくに)は、()御子(みこ)正勝(まさか)()(かつ)(かち)速日(はやひ)(あめの)忍穂(おしほ)(みみ)(のみこと)所知(しらさむ)(くに)と、(こと)(よさし)(たま)ひて、(あま)(くだ)(たま)ひき。於是(ここに)(あめの)忍穂(おしほ)(みみ)(のみこと)(あめの)浮橋(うきはし)多多(たた)して()りたまはく、(とよ)葦原(あしはら)()千秋(ちあきの)(なが)五百(いほ)(あき)()水穂(みづほ)(のくに)は、(いた)()()()てありけりと、()りたまひて、(さら)(かへり)(のぼ)らして、天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(まを)したまひき。(かれ)(たか)()()()()(のかみ)天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(みこと)()ちて、(あめの)安河(やすのかは)河原(かはら)八百万(やほよろづ)(かみ)を、(かむ)(つど)へに(つど)へて、思金(おもひかね)(のかみ)(おも)はしめて、()りたまはく、()葦原(あしはらの)中国(なかつくに)は、()御子(みこ)所知(しらさむ)(くに)と、(こと)(よさし)(たま)へる(くに)なり。(かれ)()(くに)に、()(はや)(ぶる)(あら)(ぶる)(くにつ)(かみ)(ども)(さは)なると(おも)()すは(これ)(いづれ)(かみ)使(つか)はしてか、(こと)()けましとのりたまひき。(ここ)思金(おもひかね)(のかみ)(また)八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)(はか)りて、(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)()(つか)はしてむと(まを)しき。(かれ)(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)(つか)はしつれば、(やがて)(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)(こび)()きて、三年(みとせ)になるまで(かへりごと)(まを)さざりき』
とありまして、()(こと)現在(げんざい)にも適当(てきたう)する()遺訓(ゐくん)であります。()(とよ)葦原(あしはら)千秋(ちあき)(なが)五百(いほ)(あき)水穂(みづほ)(のくに)()ふのは地球(ちきう)(じゃう)全体(ぜんたい)()すのであり、葦原(あしはら)中津(なかつ)(くに)日本(にっぽん)(こく)(こと)であります。
 ()世界(せかい)はいたく(さわ)がしくなって()た。(すべ)ての問題(もんだい)(ゆき)(つま)りになって()ります。(じつ)人民(じんみん)塗炭(とたん)(くる)しみを()けて()(こと)になったが、(この)(くに)()(たひら)けく(やす)らけく(をさ)めるには、(いづ)れの神様(かみさま)(つか)はしたならば平定(へいてい)するであらうかと、神廷(しんてい)会議(くわいぎ)(ひら)かれたのであります。さうして思金(おもひかね)(のかみ)()智慧(ちゑ)のある神様(かみさま)()(まね)きになって()(たづ)ねになった。(ところ)(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)(つか)はすべしと()(こと)で、()(かみ)()(つか)はしになった。()()()(こと)言霊(ことたま)(がく)()ふと血染(ちぞめ)焼尽(せうじん)()(こと)である。先般(せんぱん)()欧州(おうしう)(だい)戦争(せんさう)(これ)血染(ちぞめ)焼尽(せうじん)(のかみ)(はたら)きであります。()(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)(つか)はして(こと)()けせむとなさった(ところ)が、三(ねん)になっても()()血染(ちぞめ)焼尽(せうじん)でも平定(へいてい)する(こと)出来(でき)なかった。所謂(いはゆる)(ねん)(わた)った戦争(せんさう)出来(でき)たのであります。さうして(つひ)(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)(むすめ)(した)(てる)比売(ひめ)(こび)りついてしまった。(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)体主(たいしゅ)霊従(れいじう)であります。物質(ぶっしつ)文明(ぶんめい)(もっ)国家(こくか)政治(せいぢ)基礎(きそ)として()(ところ)(しょ)外国(ぐわいこく)政治(せいぢ)であります。()(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)霊的(れいてき)文明(ぶんめい)()らず物質(ぶっしつ)文明(ぶんめい)(はう)(こび)りついて仕舞(しま)って、三(ねん)になっても()うしても(かへ)って()ぬ。(この)結果(けっくわ)益々(ますます)物質(ぶっしつ)文明(ぶんめい)鞏固(きょうこ)ならしめたのであります。世間(せけん)では愈々(いよいよ)世界(せかい)立派(りっぱ)になったとか、(あるひ)平和(へいわ)条約(でうやく)(むす)ばれたと()ひますけれども、(これ)(みな)(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)(こび)りついた(かたち)であって、世界(せかい)(だい)戦争(せんさう)()めば、(あと)泰平(たいへい)()になるかと(おも)ふと、さうではない。益々(ますます)軍備(ぐんび)拡張(くわくちゃう)して()るのであります。(これ)では到底(たうてい)()(をさ)まる(はず)()いのであります。()世界(せかい)戦争(せんさう)()(こと)は、(けっ)して人間(にんげん)(こしら)へたのではない。(その)(はじ)まりは(ただ)(ぱつ)拳銃(ピストル)()ったのが(もと)で、(かく)(ごと)(だい)戦争(せんさう)になってしまったのであって、みな神様(かみさま)()経綸(けいりん)()約束(やくそく)(ほか)ならぬのであります。
 (さて)()(つぎ)には(あま)(わか)()()()(くだ)しになった。
 『(ここ)()て、高御(たかみ)()()()(のかみ)天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(また)(もろもろ)(かみ)(たち)()ひたまはく、葦原(あしはらの)中国(なかつくに)(つか)はせる(あめの)菩比(ほひ)(のかみ)(ひさ)しく(かへりごと)(まを)さず。(また)(いづれ)(かみ)使(つか)はしてば()けむ。(ここ)思金(おもひかね)(のかみ)(まを)しけらく。天津(あまつ)国玉(くにたま)(のかみ)()(あま)(わか)()()を、(つか)はしてむと(まを)しき。(かれ)(ここ)に、(あめ)()()()()(ゆみ)(あめ)()()()()を、(あま)(わか)()()(たま)ひて(つか)はしき。於是(ここに)(あま)(わか)()()()(くに)(くだり)()きて、(すなは)(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)(むすめ)下照(したてる)比売(ひめ)()とし、(また)()(くに)()むと(おもんばか)りて、八年(やとせ)()るまで、(かへりごと)(まを)さざりき。(かれ)(ここ)に、天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)(たか)()()()()(のかみ)(また)(もろもろ)(かみ)(たち)()ひたまはく、(あま)(わか)()()(ひさ)しく(かへりごと)(まを)さず。(また)(いづれ)(かみ)(つか)はしてか、(あま)(わか)()()(ひさ)しく(とどま)所由(ゆゑ)()はしめむと()ひたまひき。於是(ここに)(もろもろ)(かみ)(たち)(また)思金(おもひかね)(のかみ)()()さく雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)(つか)はしてむと(まを)(とき)()りたまはく、(いまし)()きて、(あま)(わか)()()()はむ(さま)は、(いまし)葦原(あしはらの)中国(なかつくに)使(つか)はせる所以(ゆゑ)は、()(くに)荒振(あらぶる)(かみ)(たち)を、言趣(ことむけ)(やは)せとなり、(なぞ)八年(やとせ)()るまで(かへりごと)(まを)さざると、とへとのりたまひき。(かれ)(ここ)に、()鳴女(なきめ)(あめ)より(くだり)()きて、(あま)(わか)()()(かど)なる、()()(かつら)(うへ)()委曲(まつぶさ)に、天津(あまつ)(かみ)詔命(おほみことのり)(ごと)()りき』
 (あま)(わか)()()()(こと)は、(これ)はすべて天地(てんち)大道(だいだう)()き、治国(ちこく)安民(あんみん)(みち)()(ところ)意義(いぎ)であります。(わか)()ふのは()けると()(こと)である。(しか)一方(いっぱう)(わか)()(こと)は、充分(じうぶん)充実(じうじつ)して()らない、何処(どこ)にか()初初(うひうひ)しい(ところ)があると()(せつ)もあります。今日(こんにち)()うしても(これ)では()けぬと()ふので、民族(みんぞく)自決(じけつ)であるとか、自由(じゆう)平等(びゃうどう)であるとか、デモクラシーであるとか、労働(らうどう)問題(もんだい)とか、普通(ふつう)選挙(せんきょ)とか、婦人(ふじん)参政(さんせい)(けん)問題(もんだい)とか、()()(こと)(おこ)って()()る。是等(これら)成就(じゃうじゅ)したならば()(なか)天下(てんか)泰平(たいへい)(をさ)まる(やう)(みな)(おも)うて()りますが、(これ)実行(じっかう)したならば、()(なか)益々(ますます)(さわ)ぎが(はなはだ)しくなります。(これ)(あま)(わか)()()なのであります。労働(らうどう)問題(もんだい)とか(なん)とか、(すべ)てのものは(みな)物質(ぶっしつ)(もと)として()る。日本(にっぽん)(くに)皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)()遺訓(ゐくん)()(こと)(すこ)しも念頭(ねんとう)()いて()らない。どの団体(だんたい)でも(おほ)国主(くにぬし)(のかみ)下照(したてる)比売(ひめ)(こび)りついて()る。つまり(をんな)覇張(はば)(こと)なのである。男女(だんぢょ)同権(どうけん)とか、(あるひ)婦人(ふじん)参政(さんせい)(けん)(あた)へるとか()ふことは、(みな)下照(したてる)比売(ひめ)捕虜(ほりょ)となって()るのである。()下照(したてる)比売(ひめ)()(こと)男女(だんぢょ)同権(どうけん)()(やう)(こと)で、労働(らうどう)問題(もんだい)とか、普通(ふつう)選挙(せんきょ)とか、婦人(ふじん)参政(さんせい)(けん)(など)(あた)へて、婦人(ふじん)向上(かうじゃう)発展(はってん)をして、しまひには男女(だんぢょ)同権(どうけん)()(やう)(こと)になって()た。(しか)今日(こんにち)(ある)意味(いみ)(おい)ては男女(だんぢょ)同権(どうけん)であります。(をとこ)(をんな)(たた)いたなれば(つみ)になる。(をんな)(をとこ)(たた)いても矢張(やはり)(つみ)になるので、刑法(けいはふ)(じゃう)から()へば同権(どうけん)である。(しか)夫婦(ふうふ)になると、他所(よそ)(をんな)(こしら)へるとか芸者(げいしゃ)(あそ)びや(なに)かしても(つま)から(うった)ふる(こと)出来(でき)ない。(これ)(はん)して(つま)姦通(かんつう)して()ると(をっと)からは(うった)へられる。()(へん)同権(どうけん)ではない。(をっと)権利(けんり)はあるが(をんな)にはない。(しか)(これ)()うしても(うへ)(した)(うら)(おもて)(ひだり)(みぎ)であるから、男女(だんぢょ)(たい)とならなければならぬ。夫婦(ふうふ)同権(どうけん)では(をさ)まらぬ。日本(にっぽん)(くに)()うしても(をっと)(さき)()(つま)(したが)ふ。(をっと)(ひだり)(つま)(みぎ)である。()()()()()()()()(のみこと)(くに)()みの(とき)にも、(をんな)(こと)(さき)だちしに()りて(ふさ)はずと()(こと)があります。牝鳥(めんどり)がトキを()げる(いへ)には不幸(ふかう)がある。(かかあ)天下(でんか)では(をさ)まらぬ。()()下照(したてる)比売(ひめ)跋扈(ばっこ)したならば、()(なか)段々(だんだん)(みだ)れて()ます。家庭(かてい)円満(ゑんまん)()ふものを益益(ますます)(やぶ)(こと)になって、()いては国家(こくか)安寧(あんねい)(がい)すると()(こと)になります。()()(こと)(あま)(わか)()()()(かた)である。
 世界(せかい)平安(へいあん)無事(ぶじ)(をさ)めようとして、色々(いろいろ)手段(しゅだん)方法(はうはふ)(かう)じたけれども、(あま)(わか)()()は八(ねん)になるも(かへ)って()なかった。そこで今度(こんど)天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)高木(たかぎ)(のかみ)()相談(さうだん)になって、(あま)(わか)()()何時(いつ)(まで)()っても復命(ふくめい)(かへ)って()ない。それでしまひには、下照(したてる)比売(ひめ)(こび)りついたので、()益々(ますます)(ひど)くなる。今度(こんど)(いづ)れの(かみ)()やりになったら()からうと(まを)した(ところ)が、思金(おもひかね)(のかみ)(こた)へて(まを)すのに、雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)()(つか)はしになったら()いでせうと(まを)された。(きじ)()(こと)(かみ)()(こと)である。()()(かな)しむ(ところ)(をんな)()(こと)()()()(とき)めいて()(ところ)()婦人(ふじん)()ふのではない。田舎(ゐなか)婦人(ふじん)(こと)であります。つまり開祖(かいそ)(さま)()されたのでありませう。
 さうして()(あらた)めよと()(こと)(あふ)せられた。()末期(まっき)(ひん)して()って、とても()(まま)では日本(にっぽん)世界(せかい)維持(ゐじ)して()(こと)出来(でき)ない。(はや)()(あらた)めよと(やかま)しく()はれたのであります。さうして()雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)(つか)はす(とき)に、()(おほ)()けられた。(あま)(わか)()()葦原(あしはら)中津(なかつ)(くに)にやったのは、()(くに)(あら)ぶる国津(くにつ)(かみ)をば(こと)()()はして(をさ)めようとさせたのだ。何故(なにゆゑ)(あま)(わか)()()国津(くにつ)(かみ)と一(しょ)になって、大神(おほかみ)()命令(めいれい)()かないのか、()()(わけ)であるか、一応(いちおう)(つた)へて()いと()はれたのであります。さうして()鳴女(なきめ)(あま)(わか)()()(もん)(いた)った。(しか)るに(あめ)()()()()非常(ひじゃう)(わる)悪魔(あくま)()(こゑ)()いた。()()()()(こと)はサヤグメと()(こと)であります。()()()(をんな)(こと)であります。今日(こんにち)世界(せかい)(ひと)大方(おほかた)(をんな)になって()ります。大方(おほかた)()()()であります。(をとこ)(かみ)にチックをつけたり、(かほ)(しろ)()()ったりして、さうして柔弱(じうじゃく)になって(をんな)真似(まね)(ばか)りして()る。(みな)(あめ)()()()になって()ります。(また)今日(こんにち)銘々(めいめい)交際(かうさい)して()りながら、(うそ)ばかり()って()るのである。巧言(かうげん)令色(れいしょく)であって、(むかし)(やう)武士(ぶし)言葉(ことば)に二(ごん)はないと()(こと)(おこな)はれて()らない。()(こと)度々(たびたび)()ふが、(すこ)しも(おこな)って()らないのである。(うそ)()方便(はうべん)()(くらゐ)商売(しゃうばい)掛引(かけひき)にも、(あるひ)外交(ぐわいかう)(じゃう)掛引(かけひき)其他(そのた)政事(せいじ)()教育(けういく)()(すべ)てが物質(ぶっしつ)()むがために(うそ)(ばか)りを()って()る。さうして(ひと)(おく)(さぐ)り、欠点(けってん)があったならば、(あるひ)弱点(じゃくてん)があったならば、(つき)()んでやらう。()()(こと)(ばか)(かんが)へて()る。()()連中(れんちう)(あめ)()()()同様(どうやう)に、()雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)(まこと)(てん)言葉(ことば)非常(ひじゃう)邪魔(じゃま)になって、(みみ)(ざは)りになって仕様(しやう)がない。
 『(ここ)に、(あめの)()()()()(とり)()ふことを()きて、(あま)(わか)()()()げて()はく、()(とり)は、(なく)(こゑ)(いと)()(かれ)()(ころ)したまひねと(いひ)(すす)むれば、(すなは)(あま)(わか)()()天神(あまつかみ)(たま)へる(あめ)()()(ゆみ)(あめ)()()()()ちて()(きぎし)()(ころ)しつ。(ここ)()()(きぎし)(むね)より(とほ)りて、(さかさま)()(あげ)らへて、(あめの)安河(やすのかは)河原(かはら)()します、天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)高木(たかぎ)(のかみ)御所(みもと)(いた)りき。()高木(たかぎ)(のかみ)は、(たか)()()()()(のかみ)別名(またのみな)なり。(かれ)高木(たかぎ)(のかみ)()()()らして(みそなは)すれば、()()()()()きたりき。於是(ここに)高木(たかぎ)(のかみ)()()は、(あま)(わか)()()所賜(たまへり)()ぞかしと()りたまひて、(すなは)(もろもろ)(かみ)(たち)()せて、()りたまへらくは、(もし)(あま)(わか)()()(みこと)(たが)へず、(あら)ぶる(かみ)()たりし()()つるならば、(あま)(わか)()()(あた)らざれ、(もし)邪心(きたなきこころ)しあらば、(あま)(わか)()()()()()()()()りたまひて、()()()らして、()()(あな)より(つき)返下(かへ)したまひしかば、(あま)(わか)()()が、胡床(あぐら)()たる、(たか)(むな)(さか)(あた)りて(みうせ)にき。(また)()(きぎし)(かへ)らず、(かれ)(いま)(ことわざ)に、(きぎし)(ひた)使(づかひ)といふ(もと)(これ)なり』
 そこで(あめ)()()()(あま)(わか)()()(むか)って()ふのには、あの(とり)非常(ひじゃう)にいやな鳴声(なきごゑ)をする、()(づら)いから(はや)くあれを()(ころ)して(くだ)さいと(そその)かした。(あま)(わか)()()言霊(ことたま)弓矢(ゆみや)(もっ)て、(これ)()(ころ)したのであります。丁度(ちゃうど)開祖(かいそ)()昇天(しょうてん)になった(とき)であります。開祖(かいそ)(あめ)()()()(あま)(わか)()()(ため)()昇天(しょうてん)になったと(おな)(こと)である。それは神界(しんかい)現界(げんかい)との(ちが)ひであって、つまり神界(しんかい)(こと)現界(げんかい)(うつ)って()る。(これ)神界(しんかい)消息(せうそく)(わか)からぬ(かた)には牽強(けんきゃう)附会(ふくわい)(きこ)えますけれども、充分(じうぶん)霊学(れいがく)(じゃう)(おく)(はい)りましたならば、(その)(こと)はよく(わか)って()ます。さうして()(はな)った(ところ)()は、天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)高木(たかぎ)(のかみ)()手許(てもと)()んで()った。()ると()()には()がついて()る。(ここ)(おい)高木(たかぎ)(のかみ)は、()()(かつ)(あま)(わか)()()()ったものである。さうして()()をもろもろの神々(かみがみ)()せて(あふ)せらるるには、()(あま)(わか)()()天照(あまてらす)(おほ)()(かみ)()命令(めいれい)(ほう)じて、(ぜん)なる地位(ちゐ)()るならば(よろ)しいが、()(これ)()(ちが)って物質(ぶっしつ)主義(しゅぎ)(をしへ)(まじは)って、(わる)国津(くにつ)(かみ)と一(しょ)にやって()るならば、(これ)(てん)命令(めいれい)(そむ)いたものである。(あら)ぶる(かみ)(ども)()(ところ)()ならばよし、()(これ)(てん)命令(めいれい)(ほう)じて(つかは)した(ところ)雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)()(ところ)()であったなれば、()()(あま)(わか)()()(たふ)せと()って、(さか)しまに(てん)から地上(ちじゃう)()()(あま)(わか)()()()けて(はな)たれた。(あま)(わか)()()胡坐(あぐら)()をして、グウグウ高鼾(たかいびき)、もう雉名(きぎしな)鳴女(なきめ)()(ころ)して(しま)ったから大丈夫(だいぢゃうぶ)だと()って、胡坐(あぐら)になって()()ると、()()(むね)(あた)って(つひ)国替(くにがへ)をした。()国替(くにがへ)をしたと()(こと)は、今日(こんにち)労働(らうどう)問題(もんだい)とか、(なん)とか色々(いろいろ)(あま)(わか)()()(てき)問題(もんだい)は、(みな)(すで)()したと同様(どうやう)であります。()()(こと)()したのである。本年(ほんねん)の三(ぐわつ)(ごろ)までは賃金(ちんぎん)段々(だんだん)(あが)って()る、労働(らうどう)(しゃ)天下(てんか)()(やう)工合(ぐあひ)になった。さうすると労銀(らうぎん)(すくな)い、八時間(じかん)(せい)とか六時間(じかん)(せい)とか、勝手(かって)(きはま)()放題(はうだい)()って()ったが、今日(こんにち)()うであるか、(やす)くても就職(しうしょく)(ぐち)()いと()有様(ありさま)で、(ほとん)()()えたやうな状態(じゃうたい)であります。労働(らうどう)(たう)(あま)気乗(きの)りがせぬ(やう)になった。グヅグヅして()ると(めし)(たね)()くなる。(やす)給金(きふきん)でも使(つか)うて(もら)はなければならぬと()(やう)になって(まゐ)りました。(これ)所謂(いはゆる)(あま)(わか)()()()(あた)って()したのである。(これ)神様(かみさま)(ぐう)して()()()きになって()られるのであります。そこで(あま)(わか)()()(かく)(ごと)(たふ)れてしまって今日(こんにち)(ほとん)(かげ)()せぬ(やう)になって()ります。(ここ)(おい)下照(したてる)比売(ひめ)非常(ひじゃう)()(さけ)んで()る。(すで)外国(ぐわいこく)では女子(ぢょし)参政(さんせい)(けん)(ゆる)したと()(こと)になって()る。日本(にっぽん)では(また)婦人(ふじん)参政(さんせい)問題(もんだい)(おこ)って()()ります。(これ)下照(したてる)比売(ひめ)()(かな)しむ(こゑ)である。()(さわ)いで()(ところ)(こゑ)である。()()(こゑ)神様(かみさま)()(そば)(とど)いたのである。さうすると(あま)(わか)()()(ちち)天津(あまつ)国玉(くにたま)(のかみ)(あま)(くだ)って()て、(これ)()いて()(かな)しんだ。
 『(かれ)(あま)(わか)()()()下照(したてる)比売(ひめ)(なか)せる(こゑ)(かぜ)(むた)(ひび)きて、(あめ)(いた)りき。於是(ここに)(あめ)なる(あま)(わか)()()(ちち)天津(あまつ)国玉(くにたま)(のかみ)(また)()妻子(めこ)ども()きて、(くだ)()(なき)(かなし)みて、(すなは)其処(そこ)喪屋(もや)(つく)りて、河雁(かはがり)()()()(もち)とし、(さぎ)掃持(ははきもち)とし、翠鳥(そに)御食(みけ)(びと)とし、(すずめ)碓女(うすめ)とし、(きぎし)哭女(なきめ)とし、如此(かく)(おこな)(さだ)めて()()()()()()(あそ)びたりき。()(とき)()()()()(たか)()()()(のかみ)(きま)して(あま)(わか)()()()(とぶら)ひたまふ(とき)(あめ)より降到(くだりき)つる、(あま)(わか)()()(ちち)(また)()()(みな)()きて、()()()なずて()りけり、()(きみ)()なずて()しけりと()ひて、手足(てあし)(とり)(かか)りて()(かな)しみき。()(あやま)てる所以(ゆゑ)は、()二柱(ふたはしら)(かみ)容姿(かほ)(いと)()相似()たり。(かれ)(ここ)()(あやま)てるなり。於是(ここに)()()()()(たか)()()()(のかみ)(いた)(いか)りて()ひけらく、()(うるは)しき(とも)なれ(こそ)(とぶらひ)()つれ。(なに)とかも、(あれ)(きたな)死人(しにびと)(なぞ)ふると()ひて、()(はか)せる()(つか)(つるぎ)()きて、()喪屋(もや)(きり)()せ、(あし)()(くゑ)(はな)()りき。()美濃(みぬ)(のくに)(あゐ)()(がは)河上(かはかみ)なる、喪山(もやま)といふやまなり。()()ちて()れる大刀(たち)()大量(おほばかり)()ふ。(また)()は、神度(かむどの)(つるぎ)とも()ふ。
 (かれ)()()()()(たか)()()()(のかみ)は、忿(おもほて)りて、(とび)()りたまふ(とき)に、()()()()(たか)()()(のみこと)()御名(みな)(あらは)さむと(おも)ひて、(うた)ひけらく。
 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
 ()(うた)は、(ひな)(ぶり)なり』
 さうして葬式(とむらひ)をしようとしたのであります。(けっ)して鄭重(ていちょう)葬式(さうしき)ではない。(きじ)哭女(なきめ)とし(すずめ)春女(うすめ)となし、(ほとん)人間(にんげん)(あつか)ひをせられず小鳥(ことり)(あつかひ)()けたと()(こと)である。それから高姫(たかひめ)(がみ)(あに)()()()()(たか)()()()(のかみ)()(くだ)りになって()た。(この)()()()()(たか)()()()(のかみ)(あま)(わか)()()とは至極(しごく)()()てゐる。()()()()()(こと)幽玄(いうげん)微妙(びめう)にして(はか)()るべからざる(ところ)(はたらき)――権威(けんゐ)がある。()()()(こと)知食(しろしめす)(くに)()(こと)である。()()()()()()ふのは、天下(てんか)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)(たま)(ところ)(おん)(みち)(こと)であります。(たか)()()()()(こと)は、(おそ)(おほ)くも大神(おほかみ)別名(べつめい)でありまして、(つま)天津(あまつ)日継(ひつぎ)天皇(てんわう)が、世界(せかい)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)(たま)(みち)が、(じつ)()()()()(たか)()()()()(こと)になります()陛下(へいか)天照(あまてらす)大神(おほかみ)()(だい)(しん)()名代(みゃうだい)として、万世(ばんせい)(けい)世界(せかい)()君臨(くんりん)(あそ)ばして、万民(ばんみん)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)(あそ)ばされる(ところ)()天職(てんしょく)があるのであります。()承知(しょうち)(ごと)日本(にっぽん)(くに)陛下(へいか)吾々(われわれ)()先祖(せんぞ)である。(じゃう)(おい)(おや)(さま)であり、主人(しゅじん)であり(また)師匠(ししゃう)であります。(すなは)陛下(へいか)()(なら)うて()けば()いのである。それ(ゆゑ)日本(にっぽん)(くに)精神(せいしん)(てき)(だい)家族(かぞく)制度(せいど)になって()るのであります。(すなは)神別(しんべつ)皇別(くわうべつ)(あるひ)源平(げんぺい)藤橘(とうきつ)(せい)皇族(くわうぞく)から(わか)れたのであります。さう()(ふう)(ただ)しく子孫(しそん)(つた)はって()るのであって、其本(そのもと)(たづ)ねると(じつ)四海(しかい)同胞(どうほう)であるのであります。皇道(くわうだう)大本(おほもと)精神(せいしん)(てき)(だい)家族(かぞく)制度(せいど)(とな)へると、新聞(しんぶん)()社会(しゃくわい)主義(しゅぎ)(しゃ)其他(そのた)官憲(くわんけん)(これ)共産(きゃうさん)主義(しゅぎ)()()したり財産(ざいさん)平均(へいきん)(ろん)(かんが)(ちが)ひをして()るのであります。皇道(くわうだう)大本(おほもと)(とな)ふるところは、(けっ)して財産(ざいさん)平均(へいきん)(ろん)ではない。(もと)(たづ)ねて()くと(ひと)つであるから、(たがひ)(たす)けて()かなければならぬ。(みな)親子(おやこ)兄弟(きゃうだい)であるから君臣(くんしん)()(あるひ)四海(しかい)同胞(どうほう)(みな)()(こころざし)(ひと)しうして()くと()(だい)家族(かぞく)制度(せいど)であります。()(だい)家族(かぞく)制度(せいど)共産(きゃうさん)主義(しゅぎ)()たり、(あるひ)財産(ざいさん)平均(へいきん)(ろん)()()すのは、(みな)物質(ぶっしつ)(かた)まって()るからである。(すなは)()()()()(たか)()()()(のかみ)(あま)(わか)()()とを()(ちが)へて()るのであります。(あま)(わか)()()(ちち)妻子(つまこ)()は、()()()()(たか)()()()(のかみ)()て、我子(わがこ)は『()なずて()りけり』と()って(よろこ)んだ。(ところ)()()()()(たか)()()()(のかみ)は『(なに)とかも(われ)(きたな)死人(しにびと)(くら)ぶるか』と()って立腹(りっぷく)して、()()られたと()(こと)()()ります。
 (また)私有(しいう)財産(ざいさん)云々(うんぬん)()(こと)(つい)ては、()(すぢ)から注意(ちゅうい)がありましたが、(これ)世間(せけん)誤解(ごかい)からであります。(けっ)して私有(しいう)財産(ざいさん)云々(うんぬん)するのではない。現在(げんざい)(あま)りに彼我(ひが)程度(ていど)差異(さい)がある。一(ぱう)には無茶(むちゃ)苦茶(くちゃ)贅沢(ぜいたく)をして、妾宅(せふたく)(かま)へ、栄耀(えいえう)栄華(えいぐわ)(たくま)しうして()るのに、一(ぱう)では一(わん)(めし)満足(まんぞく)()られない(もの)さへある。祖先(そせん)は一つで(みな)兄弟(きゃうだい)であるのに、(かく)(ごと)くであっては、精神(せいしん)(てき)(だい)家族(かぞく)制度(せいど)とは()はれない。自分(じぶん)()(しょく)(ぢゅう)にさへ(さし)(つか)へなければそれで()いのである。私有(しいう)財産(ざいさん)無茶(むちゃ)苦茶(くちゃ)()めると()ふよりも、公益(こうえき)(ため)(つく)すが()い、陛下(へいか)(ため)(つく)すが()いと()(ところ)から、私有(しいう)財産(ざいさん)(かろ)んずと()ふのであるが、それよりももっともっと(たふと)(ところ)(もの)は、霊的(れいてき)(たから)(てん)()めよと(あふ)せられて()られるのであります。(かく)(ごと)(まった)()()()()(たか)()()()(のかみ)(あま)(わか)()()(とり)(ちが)へて()るのであります。天下(てんか)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)(たま)御道(おんみち)()(つた)(ところ)皇道(くわうだう)大本(おほもと)なのであります。()()()()()(たか)()()()(のかみ)忠実(ちうじつ)なる(はたらき)をして()るのであります。忿(おもほて)りと()(こと)は、憤怒(ふんぬ)()(こと)であります。(あま)馬鹿(ばか)にするない、(じつ)暗黒(あんこく)()(なか)とはいひながら(あま)りである。(さぎ)(からす)区別(くべつ)()かぬとは(あま)りであると()って、(おほい)(いか)って()()らむとする(とき)に、()妹神(いもがみ)高姫(たかひめ)(のみこと)が、()本名(ほんめい)(あらは)さむと(おも)って(うた)(たま)うた()神歌(しんか)は、
  (あめ)なるや、(おと)棚機(たなばた)の (うな)がせる (たま)御統(みすまる) ()統瓊(すまるに)
穴玉(あなだま)はや ()(たに) (ふた)(わた)らす ()()()()
(たか)()()()(かみ)ぞや。
証明(しょうめい)されたのである。
 (あめ)なるや――(あめ)にあるや。(あめ)にましました(ところ)のと()()
 (おと)棚機(たなばた)の――(おと)言霊(ことたま)(こと)棚機(たなばた)天地(てんち)経綸(けいりん)(こと)太陽(たいやう)(れき)太陰(たいいん)(れき)恒天(かうてん)(れき)()(こと)()宇宙(うちう)充満(じうまん)して(だい)宇宙(うちう)組織(そしき)せられて活動(くわつどう)して()ると()(こと)で、みくらだなたなばた()(こと)であります。火水(ひみづ)経綸(けいりん)()(こと)で、(みづ)(よこ)経綸(けいりん)()(たて)経綸(けいりん)(すなは)天地(てんち)経綸(けいりん)()って活動(くわつどう)して()るのであります。今日(こんにち)宇宙(うちう)構成(こうせい)したのは、所謂(いはゆる)(はた)()ると()(こと)で、太陽(たいやう)(れき)太陰(たいいん)(れき)恒天(かうてん)(れき)経緯(けいゐ)()(こと)であります。
 (うな)がせる――(くび)(たま)()けて()(こと)であります。
 (たま)御統(みすまる)――善悪(ぜんあく)(たがひ)(まじは)って()曲玉(まがたま)(こと)で、()(たま)には(あを)とか()とか(あか)とか(しろ)とか()(いろ)があるが、それを一つに(とほ)して(つら)ねる(こと)(たま)御統(みすまる)である。()の三(しゅ)神器(しんき)曲玉(まがたま)は、()()()御統(みすまる)(たま)()(こと)であります。世界(せかい)各国(かくこく)色々(いろいろ)(たま)――黄色(きいろ)とか、(しろ)とか、(あを)とか、(あか)とか、(あるひ)(なが)いのとか、(みじか)いのとか、(おほ)きいのとか、(ちひ)さいのとかと()曲玉(まがたま)(みな)(むす)んで()る。()(なか)(とほ)って()(ところ)(ひも)(これ)(すなは)万世(ばんせい)(けい)()(ひも)でありまして、世界(せかい)国魂(くにたま)(ひと)つに(あつ)めてあるのでありますから、御統(みすまる)(たま)()ふのであります。
 穴玉(あなだま)はや――(あきら)かなる(たま)明玉(めいぎょく)(こと)。はやと()(こと)(ひか)(かがや)くと()(こと)で、一つの(たま)があるとしたならば、あちらでも(ひか)り、此方(こちら)でも(ひか)って()ると()(たま)である。それに反映(はんえい)して、(ほか)(たま)までが(みな)(ひか)って()るのであります。
 真谷(みたに)――(きよ)(みづ)(なが)れる(たに)()(こと)
 (ふた)(わた)らす――()時期(じき)まで(ふた)をして()るから(わか)らないのである。それでありますから、()()()()(たか)()()()(のかみ)(あま)(わか)()()(とり)(ちが)へるのであります。けれども(すで)()()()()(たか)()()()(のかみ)(わか)ったのであります。(しか)(これ)(まで)()真谷(みたに)(ふた)(わた)らして()るので(わか)らなかった。()皇道(くわうだう)大本(おほもと)()()()()(たか)()()()(のかみ)活動(くわつどう)誤解(ごかい)して、(これ)(あま)(わか)()()()(ちが)へて()る。現在(げんざい)()れが()うだか(わか)らぬと()(とき)でありますから、一刻(いっこく)(はや)()()()()()(たか)()()()(のかみ)活動(くわつどう)を、天下(てんか)(しめ)さなければならぬのであります、(これ)吾々(われわれ)諸君(しょくん)(とも)()責任(せきにん)があるのであります。
(大正九・八・二四講演筆記 九・九・一号神霊界)
   
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