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二 大本教義の由来

インフォメーション
題名:二 大本教義の由来 著者:出口王仁三郎
ページ:41
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2026-05-06 14:40:12 文字数:923 OBC :B122200c12
 大本の教義即ち皇道は、何人(なんびと)により、又如何なる方法の(もと)に伝達闡明(せんめい)されたかを先づお話しておく必要があります。
 大本教義は開祖出口直子刀自(とじ)帰神(きしん)によつて闡明(せんめい)されたのであります。即ち開祖の手によつて成れる筆先こそ大本教義の主体をなすものであります。
 そしてその真意を私は「霊界物語」その他の著述、鎮魂帰神、大本言霊(げんれい)学、天津(あまつ)金木(かなぎ)学によつて、闡明したのであります。
 『霊界物語』に就ては既に述べましたが、鎮魂帰神は、古来皇国独特の神法であつて、神人交通の至上道であります。
 大本言霊(げんれい)学は、従来の言霊学が多年研究した結果、私が完成したものでありまして、この活用によつて日本神典の真解と、未知の真理が続々開発されたのであります。
 例へば従来祝詞の解説などにしても、無数に出てゐますが、全部文章辞義の解釈のみに拘泥し、其中に(こも)れる深奥の真意義には殆ど一端にさへ触れてゐないのであります。大祓(おおはらひ)祝詞の真意義は古事記と同様に、大本言霊学の鍵で(ひら)かねば開き得られないのであります。さもなければ古事記が一の幼稚なる神話としか見えぬと同様に、大祓祝詞も下らぬ罪悪の列挙、形容詞沢山の長文句(ながもんく)位にしか見えないのであります。ところが、一旦言霊の活用を以て其秘奥を開いて見ると、偉大といはうか、深遠といはうか、ただただ驚嘆の外はないのであります。我国体の精華が之によつて発揮せらるるは勿論のこと、天地の経綸、宇宙の神秘は(くは)しきが上にも精しく説かれ、明かなる上にも明かに教へられてゐるのであります。之を要するに、皇道の真髄は大祓祝詞一篇の(うち)に結晶してゐるので、長短粗密の差異こそあれ、古事記及び大本の筆先と其内容は全然符節を合するのであります。
 天津(あまつ)金木(かなぎ)学は言霊学と共に皇国天啓の二大学問であります。金木といふのは、周易(しうえき)算木(さんぼく)に相当するものであるが、より以上に神聖で、正確であります。其(すう)三十二本を並べて、十六(けつ)を作成し、其(しやう)を観て、天地の経綸人道(じんだう)政事一切の得失(とくしつ)興廢(こうはい)等を察するのであります。
 以上の方法の(もと)に大本教義は大成されたのであつて、大本教義を天授の真理也と公表してあるのも此為であります。
 以下、大本に於て闡明された皇道の(うち)、直接何人(なんびと)にも関係ある要項を概説することと致します。
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