筆先の内容は、神の経綸・神々の因縁・大本出現の由来と使命・天地の創造・神と人との関係・日本民族の使命・人類への予言警告等々あらゆる問題にわたっている。左に初期の筆先の一端をあげてみよう。
さんぜんせかい いちどにひら九 うめのはな。きもんのこんじんのよになりたぞよ。しみせんざん(須弥仙山)にこしをかけ、うしとらのこんじんが まもるぞよ。むかしから このよの九るのわ しれてをる。ぜったい ぜつめいのよになりたぞよ。よがかわるぞよ。
せかいのものよ、かいしんなされよ。このよのをにを おうじょうさせて、せかいのものを あんしんさせるぞよ。あ九は な五うは つづかんぞよ。しんじんつよきものわ、かみのをや九に たてるぞよ。いままでは まっぽうのよ あ九とうなよ、つよいものがちのよ、このよになれば けっこうなよになるぞよ。ひとのこころをなをすため、むかしのかみよが め九りきて、もとのかみよにかえるぞよ。せかい十(世界中)いさんで九らすよになるぞよ。
かみとなれば、すみずみまで きをつけるが かみのや九。かみばかりよ九ても いけぬぞよ。かみしもそろわな、このよわ をさまらぬぞよ。よういをなされ、よがかわるぞよ。よいよにいたして あんしんさすぞよ。
もときれて、すえつづ九とをもうなよ。もとありてのえだもあれば すえもあるぞよ。もときれたれば、すえわかれるぞよ。
おてらしわ いったい(一体)、ななをう(七王)もやをう(八王)も をう(玉)がせかいにあれば このよに 九ぜつがたえんから、ひとつのをう(王)で、をさめるし九みが いたしてあるぞよ。
もひとつ せかいの おうせんだ九をいたして、こんぽんから よをたてなをすから、せかいがいちどに うごくぞよ。あとにも さきにも まつだいに いちどよりない たいもうな みたまと このよとの をたてかい(大立替え)であるぞよ。
これらは、一八九三、四(明治二六、七)年のころの筆先であるが、初期の筆先から晩年にいたるまで、一貫して主張されているのは、世の立替え立直しということである。
〔写真〕
○開祖の使用された筆と墨 p91