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第九節 道の栞 第二巻上(一)

インフォメーション
題名:第9節 道の栞 第二巻上(一) 著者:
ページ:684 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B195501c2409
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]『神の国』大正14年9月8日号
道の栞第二巻上(一)
一 天帝は瑞の霊を地上に降し給ひて、救ひの道を開かせたまふ。奇き稜威は輝き渡れり。諸々の罪を悔い、穢れを改めて来れ。如何なる罪深き人も、瑞の霊の導きによりて、望むが儘に、安く楽しきを与へられん。
二 如何なる悪魔も、恐るゝ事なく、神の正道に向つて進むベし。正道を歩み進むものには、神、道連れとなりて守り給ふ。
三 日西より出で、月日御空より落つる事ありとも、此の教と神の御恵は、朽つる事なし。
四 仇花の世の中に住める身は、遂に散らざるを得じ。吹き荒む風に誘はれ、一度は散り行くものぞ。老ひたるも、老ひたるにはあらず、若きとて若きにあらず、定め無きは人の身のすぐせなり。
五 汝等心を用ひて、神を信仰せよ。常世の春を眺め、永久に散らぬ花咲き、実も結ベる高天原の御園生の、花の盛りを尋ね見よ。
六 心を尽し、力を竭して、信仰を全くせよ。今死する身も、後に死する身も、行くべき処は只二所あるのみ。栄へと楽しき限りもなき高天原なる神の御国と、苦しきと亡びに底も無き根底の国。
七 天帝は汝等の心を宿とし、亦汝等の住家を宮として幸ひを与へんとし給へども、汝等の眼暗くして之を知らず。神は汝等に幸ひせん為、又其罪を清めん為に、汝等が身に添ひ、門に立ち給へども、之を迎へ入れ奉る事を知らず。故に天帝は瑞の霊を地上に降して、教へ諭さしめ給へるなり。
八 天地の主なる、神の御恵みは、限りも無く広し。故に常に我等の心に、限りなき美はしぎ、直日の霊を授け給ひて、其身を照らさせ、限りなき深き罪穢を洗はせ玉ふ。
九 悔ひ改むる心起るは、天帝より既に賜物を、授けられつゝあるなり。罪の中に溺れ入る者は、一日も早く救ひの船に乗りて、天津御国の岸辺に漕ぎ付け。汝等油断なして救世の船に乗り後れ、歯がみする事勿れ。
一〇 至仁至愛に坐します天帝は、人の心の中に、美はしき直日の霊を授け玉ひて、其身を省み、悪き罪を清め、曲津霊を退けて、天津御国の門を開くべき力を与へて永久に生命を守らせ玉ふ。
一一 然るに其の直日の霊をば、此の世の中の所在自愛の為に汚し居れる蒼生の身の上を憐み給ひて、其直日の霊を清めしめん為に、亦もや瑞の霊の救ひ主を、天より降し給ひて、清めの道を審さに、いと懇ろに、教ヘ諭させ給ふのである。斯く迄も深き天帝の御心をおろそかに思ふものは、重き神の罪人と定めらるベし。慎むベき事にこそあれ。
一二 只一の天帝を信じ、瑞霊の教を守りて、行ひの堅きものは、永久に亡ぶる事なくして、永き生命と限り無き安心喜びを与へらるべし。
一三 妖魅悪魔は、常に神の光を恐れるものである。其の光によりて、忽ち悪の露顕せん事を恐るゝものである。天より降したる瑞の霊は、悪魔を照らす光である。
一四 正しき神々は、光りを愛し、温きを嬉び給ふ。悪魔は暗きを愛し寒きを好むものぞ。
一五 誠の善なる神は、世界の万物、なりくて茂り栄ヘ育つことの御徳を備へ給ふ。悪魔は物を破り毀ち、絶ヘ亡ぶる事のみ楽しみとなしつゝあるものぞ。
一六 身体許り湯水を使ふて綺麗にして、神に仕ふる者は、神の御前に喜ばれぬものである。又心さへ清ければ善いものだと云つて、神に仕ふる者は、神の御前には、贋の信者である。誠の信仰は体も清くし、心も清くして仕ふべきものである。
一七 天の真名井の清き湧き水は、凡俗の目には能く見る事は出来ぬ。又之を酌み取る事も能はぬものぞ。世の中の偽善者共は、とても此清水に洗はれ清めらるゝ事を知らぬものぞ。去れど神と瑞の霊との後に従ひ来るものは、容易く酌むを得べく、浴するを得べし。天の真名井は天国の御手洗であるから、此の御手洗にて身も魂も清めざれば、神の御前に至る事能はじ。
一八 水行は体を健かにして、其肌を堅くするものぞ、衛生の為には最も宜し。湯に入りて洗ひ清むるは、体の垢を取り、悪しき匂ひを除くに最も宜し。神に仕ふる者は常に水行をなし、湯を浴びて身体の垢を除かざるべからず。されど心の垢を清めざるときは、神の御心を喜ばしむる事能はじ。心の垢を清むるものは、天之真名井の岩清水なり。
一九 瑞の霊、天より降り来りて、天上の事柄を証しす。されど此の地の上の住居しながら、地の上の事さヘ弁ヘ知らざる人草に向つて、天の上の美はしき便りを語り聞かすのであるから、世界の者、悟らざるも宜なり。
二〇 瑞の霊は天津神の誠の使である。天上なる神の御国に達せんとの願ひは、天の使に頼むべし。天の誠の伝達使は後にも先にも、唯一人のみ。其外に直々の使と唱へて居るもの皆偽りの使である。偽りの使に頼むとも、どうして天津神の御許に救はるゝ事が出来やうか。
二一 天帝は、瑞の霊に限り無き力徳を授け、真霊魂を与へ給ひて、此の暗き世の光となし給へり。暗き世を照らすべき光現はれて、世の泥を清め、人の心の垢を去り、悪魔を亡ぼして、松の代に開かん為に、瑞の霊を此の世に天降し給ひしは、深き御心のあることぞ、仰ぎ敬ふべし。
二二 瑞の霊に、救はれん事を祈るものは、直ちに救はるべし。又瑞の霊を疑ひて背くものは、自ら亡びを招くものぞ。
二三 天帝は瑞の霊に万物の救ひを委せ給へり。高天原に現れまして、天の安の河原を中に置きて誓ひ給へる、天照大御神は厳の御霊である。其時共に誓ひ給へる速素盞嗚尊は瑞の御霊である。瑞の御霊は下津国の国人の許々多久の罪穢を、その御涙にて贖ひ給ひて国人の罪の身代はりとなり給へる救ひ主である。又幽界にては、諸々の精霊の許々多久の罪を其御血潮を以て贖ひ給ひ、その罪に代り給ひて、諸々の精霊の救主となり給ヘり。凡て世界の罪人を贖ひて、救ひて門を開かれしは瑞の霊にして、罪を許し玉ふ神は厳の御魂である。然し太陽系天体に属する世界のみである。其上には天帝がありて、最後の審判を成し給ふのである。
二四 我が日の本の現人神は、此世界の司宰に坐しますのである。天帝よりの御定めである。即ち吾地球の二十億の生民の親である。此の世に於ての厳の御霊である。瑞の霊は世界中の、罪有る霊魂を、清むるの役目である。救ひの門を開いて、高天原ヘ導く霊魂の案内者である。
二五 誠の高天原の案内者は、唯一つの御霊である。其他は皆偽案内者である。盲目の手引である。盲目の手引に手を引かれる盲目こそ、憐れなものである。偽案内者に導かるゝ者は、とても神の都の門を潜る事は出来ぬ。却て茨室に迷ひて、其身を傷つけ破る許りである。盲目に手を引かるゝ者、相共に溝の中ヘ転倒するより外に道はない。
二六 真如は自ら実行したる事を示し、実見したる事を以て神の御業を証しすれども、奸悪なる世の中の人、是を誠とせず、却て疑ひ反対をなして、神の御心に背く。憐れむベし。
二七 然し解らぬのも無理は無い。人間の限りある浅き知識や考へを以て、限り無き高き深き神の心より来れる真霊魂の言葉を聞かんとするからである。真霊魂の使は瑞の御霊である。其の直々の言葉を取次ぎ伝へるものである。
二八 神の御前に出で拝礼し、又は祈りをなす時には、繰返し言を云ふ事はならぬ。重なり言葉を慎むべし。神はくどきを最も忌み嫌ひ給ふものぞ。
二九 御禊の祓、又中臣の祓を唱ふれば、上は現人神が国を治めらるゝ願ひや、嘉ぎ言より、下は人民が身を治め家を斉ヘるベき祈りより、諸々の災禍罪科の、逃れ亡ぶる願の言葉、充分に連ねられてあるから、別に繰返し、くどき事を神の御前にて並ベる事は要らない。
三〇 御禊及び中臣の祓と雖も、幾度も繰返す事はならぬ。神は凡てくどき事を忌み嫌ひ給ふものぞ。
三一 世の中には、大祓を一日に五十遍唱へたなどゝ誇るものがまゝある。是等の行ひは神の慈を受くる事なく、却て御咎めを蒙るものぞ。
三二 神は善言美詞を喜び給ふが故に、神日本磐余礼彦命、天の種児命に仰せて天津神を斎ひ奉るため、天神の神嘉言を作らしめ給ふたので、夫れより以後は、之を以て祈の栞となし給ふたのである。
三三 神は愛なりと教ゆる宗教がある。然り最も神は愛の深き御方である。されど神は愛ばかりにあらず。愛ばかりなれば、幸魂只一つとなる。神は智なり、勇なり、親なり、即ち四魂全く備ヘ給ふ御方である。
三四 神は人民は云ふに及ばず、万の物一切を愛し給へば、世界に神の愛を受けぬものは虫けら一匹ないのである。
三五 神は人々を殊更に深く愛し給ふ。故に人は神を殊更に深く厚く愛し奉るべし。
三六 神を愛すると云ふ事は、人の吾子を愛する如き愛にあらずして、敬ひと慎みの加はれる愛である。最も高き清き敏心の真の愛である。
三七 神の愛は真の愛である。真の愛なる神に対し奉るには、真の愛を以て望まねばならぬ。
三八 神の教は清くして、鷺の如く真白なり、色もなく飾りもなし。又虚偽言もなく偽りもなし。悪言もなく、罵る事もなし。是に反対なる神の教は、誠の神の言葉にあらずと知るべし。
三九 飾りなき誠の神の御前に、言葉を飾る勿れ。偽りなき神の前にて、偽り言を言ふ勿れ。
四〇 瑞の霊は、天帝の命令を受けて、美はしき神の御国を、此の地の上に立てん為に来れるものぞ。
四一 神の国には、万古に通じて変らぬ道がある。道は所謂真理である。真理と云ふものは、真直にして其上鉄棒の如きものである。曲めたり歪めたり、捻りたり、自由にする事は出来ぬ。
四二 父真理を取るも、其子たるものにして従はざらんか、如何に親子の間の恩愛は大いなりとも、誠の道と真理の為めには、親子の恩愛も犠牲となさねばならぬものぞ。世の中に真理より重きものはあらず。
四三 吾れ真理を取つて、仇敵又真理を取らんか、利害感情に於ては、不倶戴天の仇敵と雖も、相和し相共に手を携ヘて進むべし。
四四 感情と恩愛の故を以て、真理を曲げる時は、之れ真理は奴隷となりて、神の正道は破るゝなり。神の道では、我が子人の子の差別を以て、愛に隔てをなすベからざるものである。
四五 神の勇なり智なり愛なりは、真理と一致する所の勇智愛親である。ほんの姑息な其の場逃れの勇智愛親に非ず。現在の秩序のこれが為に破るゝとも是非なし。真理は秩序よりも重きものである。
四六 救ひ主なるものは、いきなりに、天津御空より降り来るものにあらず。天帝の御心によりて、いとも低き土の中より現はるゝものぞ。此世の救ひ主は、いとも低き処にあり。高き処にあるものは、皆誠の救ひ主にあらざるなり。
四七 塵埃の如く踏み躙られ、卑しめられたる、いとも低き国民の中から、英雄豪傑の起るものぞ。天帝の御心によりて、降し給ふものなれば、遂に能く名を成し、世の益を開く事を得るものぞ。
四八 教祖教主卑賤なりとして信ぜざるものは、天国に救はるゝ事能はず。
四九 醜き、穢しき、大いなる蟇の頭にも、金剛石を納め居る事あり。貧しき家よりして、救ひ主現はれざるの理由無からん。
五〇 瑞の霊に従うものは、全く天の神に従うものぞ。瑞の霊に学ぶものは、全く神に学ぶものぞ。
(「神の国」大正十四年九月八日号)


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