大本が官憲並びに世間より次第に諒解されつつあることは、喜ぶべきことであります。従来一番大本のことが判らなかった綾部においても、郡役所、警察署、役場、学校などとも諒解さるるようになり、ことに大正十三年六月、大本事件控訴公判、次いで大審院上告の際にも、綾部町有志者数百名連署陳情書を当局に提出したる如き、その他よほど変わって来たのであります。
また地方諸団体並びに個人の大本訪問が非常に増加し、しかも何れも参拝気分に変わって来たのを認められます。外人の来訪、ことに海外各国(四十余ヶ国)との通信は、神の国、真如の光誌上に連載してある如く次第に頻繁となり、その真摯なる求道ぶりには転た快感に打たれつつあるのであります。(欧米各国よりの来信は現在一日平均四通の割合)
我々大本人はすべからく神心をもって社会に対せねばならぬのであります。