歴代天皇は常に皇道を以て君臨遊ばされたのであります。建国の精神と、国是は、世界の頭脳として皇道を活用するにあることはいふ迄もありません。天武天皇は皇道の主眼を記録した古事記を以て
『邦家の経緯、王化の鴻基』と詔らせ給ひ、明治天皇は大教宣布の詔、教育勅語等によつて『之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス』と皇道の常道たるべきことを訓誨し給うたのであります。
地上に天国を樹立するといふことは、神仏の大本願であり、全人類の最高理想でありますが、それは只皇道の活用によつてのみ、成し得らるるのであります。しかし、皇道は人生に即した常道であるとはいへ、天地に遍満流通せる大精神であるから、之を国家社会に、之を一身一家に実行する上に於て、最も必要なことは、正しき方針と拠るべき経緯を明かにする事であります。大本に、教旨と綱領と主義とが神示されてゐるのはこの為であります。そして、思索考慮の基調として三大学則が設けてありまして、之によつて、客観的に正しく感情に照し合せ、斯くして神を、皇道を、悟ることに努めつつあるのであります。
左に之等について大要を述べることと致します。