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1-7

インフォメーション
題名:1-7 著者:出口王仁三郎
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-11-01 03:15:00 OBC :B113800c08
出口家の祖先
 出口家の遠祖は丹波(たんば)道主(みちぬしの)(みこと)開化天皇の孫。()づ。(みこと)は開化天皇の()田庭(たには)竹野姫(たけのひめ)「竹野姫」は一般には「たかのひめ」と読むが底本通り「たけのひめ」にした。()(ひこ)由牟須美(ゆむすみの)(みこと)(ゑい)なり。道主(みちぬしの)(みこと)は崇神天皇の十年癸巳(きし)、教化の将軍を四道(しだう)に派遣して四民(しみん)を教化せしめんと即ち(みこと)が祖先の出産地たる縁故(えんこ)を以て、天皇の特旨(とくし)に依り丹波に派遣されたるが、(みこと)の教化の(ちから)能く功を奏し、(つゐ)丹波(たには)何鹿(いかるが)の里に居を構へ威望四隣を圧したりしが、(みこと)の後裔なる綾津彦(あやつひこの)(みこと)は綾部の(さと)神戸(かんべ)の地を(ぼく)して永住し、豊受(とようけ)大神を奉祀し居たりしに(のち)神勅に依りて丹波(たには)(ごほり)丹波(たには)(むら)比沼(ひぬの)真奈井(まなゐ)(たけ)の麓なる現今中郡(なかぐん)五箇村(ごかむら)久次(ひさつぎ)の神境に移し祭り子孫(あい)継ぎ奉仕せしが、雄略天皇の二十二年戊午(ぼご)天照大御神、天皇の御夢(みゆめ)に現はれ給ひて、豊受大神を神が()の伊勢の国山田(やまだ)(はら)に遷し祀るべく()らせ給ひしより、天皇は神勅を奉じ直ちに豊受大神を山田原(やまだがはら)に迎へ玉ひしが、其時(そのとき)神霊に奉侍(ほうじ)して移り住みしは出口家の分家なり。今に山田に出口家の子孫現存す。又本家たりし出口氏は現今綾部の地に子孫繁栄して同姓を名告(なの)る者(こと)に多し。(かか)る深き神縁によりて神道界の英傑(えいけつ)開祖直霊(ちよくれい)女史の現出せしも(また)不思議と謂ふベし。(ただ)(をし)むらくは中世祝融子(しゆくゆうし)の見舞ふ処となり詳細なる記録系図(とう)煙滅(えんめつ)せし事なり。
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