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七 芸術と宗教

インフォメーション
題名:七 芸術と宗教 著者:出口王仁三郎
ページ:35
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2026-05-06 14:39:04 文字数:558 OBC :B122200c08
 芸術と宗教とは兄弟(けいてい)姉妹の如く、親子の如く、夫婦の如きもので、二つながら人心の至情に根底を固め、共に霊魂最深の要求を(みた)しつつ、人をして神の温き(ふところ)に立ちかへらしめる人生の大導師であります。地獄的苦悶の生活より天国浄土の生活に旅立たしめる嚮導者(きやうだうしや)であります。故に吾々は左手を芸術に曵かせ、右手を宗教に委ねて、人生の逆旅(ぎやくりよ)を楽しく(さち)多く辿り行かしめんと欲するのであります。矛盾多く憂患(いうくわん)(しげ)き人生の旅路をして宛然(さながら)(うた)ひ花笑ふ楽園の観あらしめるものは、実にこの美しき姉妹即ち芸術と宗教の好伴侶を有するが故であります。
 私は常に芸術は宗教の母なりといつてをります。併し私のいふ芸術とは今日の社会に行はれる如きものをいつたのではないのであります。造化の偉大なる力によりて造られた天地間の森羅万象は何れも皆神の芸術的産物であります。この大芸術者即ち造物主の内面的真諦(しんてい)に触れ、神と共に悦楽し、神と共に活き、神と共に働かんとするのが真の宗教でなければなりません。
 さういふ意味に於ける真の芸術と宗教とを一致せしめ、以て両者共に完全なる生命を与へて、天下の同胞をして真の天国に永久に楽しく遊ばしめんとするの微意(びい)より、私は明光(めいくわう)運動を(おこ)してゐるのであります。
 明光社本社を京都府亀岡町天恩郷に置き、支社を各地に設置し、雑誌「明光」を発行してゐます。
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