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明治三十三年旧八月八日

インフォメーション

種類：大本神諭年月日：1900（明治33）年9月1日（旧8月8日）

神霊界掲載号：大正8年6月15日号（第88号） 4頁神霊界八幡書店復刻版：第5巻 64頁七巻本：第5巻 192頁五巻本：未調査三五神諭：なし東洋文庫天の巻：なし東洋文庫火の巻：なし連合会水の巻：153頁大本史料集成：未調査庶民生活史料集成：なし

概要：備考：タグ：データ凡例：データ最終更新日： OBC ：os182

001　艮(うしとら)の金神(こんじん)国武彦命(くにたけひこのみこと)と現(あら)はれて、002出口(でぐち)の手(て)で書(か)き置(お)くぞよ。003外国(がいこく)は家来(けもの)の世(よ)で有(あ)るから、004王(わう)無(な)しに致(いた)すぞよと初発(しょっぱつ)の筆先(ふでさき)に出(だ)して在(あ)るが、005七王(ななわう)も八王(やわう)も王(わう)が有(あ)れば、006世界(せかい)の口舌(くぜつ)が絶(た)えんから、007天地(てんち)の誠(まこと)の統一神(ひとつ)の王(わう)で治(をさ)める経綸(しぐみ)が致(いた)して在(あ)るぞよ。008今度(こんど)日本(にほん)の人民(しんみん)に身魂(みたま)を磨(みが)いて、009日本魂(やまとだましい)に立(た)ち帰(かい)れと申(もう)すのは、010此(こ)の大望(たいもう)な神界(しんかい)の御用(ごよう)を致(いた)して貰(もら)はな成(な)らんから、011世界(せかい)はいづれは一(ひ)ト洗濯(せんたく)致(いた)さな、012此(こ)の儘(まま)では治(をさ)まらんので在(あ)るから、013早(はや)う改心(かいしん)致(いた)して神(かみ)の誠(まこと)の威勢(いせい)を出(だ)して下(くだ)さりたら、014良(よ)き事(こと)が早(はや)く成(な)るので在(あ)るから、015神(かみ)は世界(せかい)助(たす)けたさに、016種々(いろいろ)と戦争(いくさ)やら、017天災(てんさい)やらで、018日本(にほん)の人民(じんみん)に戒(いまし)めを致(いた)すので在(あ)るから、019ココを推量(すいりょう)致(いた)して、020早(はや)く神(かみ)の経綸(しぐみ)を判(わ)けて下(くだ)されよ。021此(こ)の経綸(しぐみ)を判(わ)けて光(ひか)りを出(だ)すのは、022日本(にほん)の霊主体従(やまとだましい)より無(な)いので在(あ)るぞよ。023余(あま)り皆(みな)近欲(ちかよく)があると、024此(こ)の結構(けっこう)な誠(まこと)を取(と)り外(はず)すから、025欲(よく)と云(い)う様(やう)な見苦(みぐる)しいものは大(おほ)きな邪魔(じゃま)に成(な)るから、026誤解(とりちがい)の無(な)いやうに修業(しゅうげう)を致(いた)して下(くだ)されよ。027コンナ暗(くも)りた世(よ)で在(あ)るから、028誠(まこと)の経綸(しぐみ)の神(かみ)の事(こと)でも、029浅(あさ)うよりヨウ取(と)らんが、030皆(みな)は病(やま)ひを治(なを)したら大(おほ)きな利益(おかげ)の様(やう)に思(おも)ふて、031神(かみ)を松魚節(かつおぶし)に致(いた)し、032神(かみ)を床下(ゆかした)へほり込(こ)みて置(を)いて、033神(かみ)の真似(まね)を人民(じんみん)が致(いた)して、034エラソウにして居(を)るが、035ソンナ小(ちい)さい仕組(しぐみ)じゃ無(な)いぞよ。036誠(まこと)の正真(せうまつ)の世界(せかい)を創造(こしら)へた神(かみ)は、037大望(たいもう)を成就(ぜうじゅ)させる為(ため)に、038まだまだ神(かみ)のソナヘも、039世(よ)が治(をさ)まる迄(まで)出来(でき)んぞよ。040眷属(けんぞく)の神(かみ)が我(わ)れ好(よ)しに成(な)りて、041我(わ)れの資格(しがく)する事(こと)斗(ばか)り致(いた)して居(を)りても、042ソンナ事(こと)で世界(せかい)は良(よ)く成(な)らんぞよ。043世界(せかい)は何(い)づれ混雑(こんざつ)に成(な)るから、044兵隊(へいたい)に出(で)て居(を)るものの思(をも)ひやりを致(いた)さんと、045仕放題(しほうだい)に致(いた)すと、046かなわん事(こと)が出(で)て来(く)るぞよ。047日本(にほん)の人民(じんみん)に神(かみ)から気(き)を附(つ)けて置(を)くぞよ。048神(かみ)の骨(ほね)折(を)り、049世界(せかい)助(たす)けたさの此(こ)の苦労(くろう)を、050水(みず)の泡(あわ)には致(いた)されんから、051改心(かいしん)致(いた)さな致(いた)す所(とこ)まで天地(てんち)から気(き)附(づ)け致(いた)すぞよ。052神(かみ)の御用(ごよう)を致(いた)すやうに成(な)りたと申(もう)して、053今日(けふ)からエラソウに出世(しゅっせ)するやうに思(をも)ふて居(ゐ)ると、054慮見(りゃうけん)が違(ちご)ふぞよ。055神(かみ)の取次(とりつぎ)は腹(はら)の中(なか)に胴(どう)をすへて、056ドンナ偉大(ゑらい)事(こと)でも致(いた)して、057此(こ)の事(こと)成就(じょうじゅ)さして下(くだ)さらねばならぬ、058人民(じんみん)への報酬(おんれい)は其(そ)の上(うへ)の事(こと)で在(あ)るぞよ。059夫(そ)れで誠(まこと)の者(もの)ほど報酬(おかげ)は遅(をそ)いと申(もう)すのじゃ。060早(はや)う手(て)柄(がら)を為(し)て、061他人(ひと)に見(み)せたいやうな精神(せいしん)では、062神(かみ)の間(ま)に合(あ)はんぞよ。063今(いま)の人民(じんみん)に誠(まこと)の改心(かいしん)致(いた)させるのには、064余程(よほど)の事変(こと)が無(な)いと六(むづ)ケ敷(し)いぞよ。065余(あま)り世(よ)が暗(くら)りて、066足下(あしもと)が真黒暗(まっくらがり)で、067我(わ)が行(ゆ)く先(さ)きが判(わか)らん時節(じせつ)、068此(こ)の暗闇(くらやみ)の世(よ)を立替(たてかへ)て、069天地万有(それぞれ)に、070此(こ)の世(よ)の守護(しゅごう)なさる神(かみ)を、071其(そ)の持(も)ち場(ば)持(も)ち場(ば)へ御鎮(おしづ)まりなさる、072御世話(おせわ)さして頂(いただ)く、073大望(たいもう)な御用(ごよう)で在(あ)るぞよ。074何(ど)の神様(かみさま)でも御手柄(おはたらき)次第(しだい)で出(しゅっ)世(せ)を為(さ)すと申(もう)して在(あ)るから、075稲荷(いなり)でも白狐(びゃっこ)でも何(なに)神(がみ)でも、076誠(まこと)を貫(つらぬ)きた神(かみ)から御用(ごよう)に使(つか)ふて、077手柄(てがら)を為(さ)せて与(や)るぞよ。078働(はたら)き良(よ)ければ出世(しゅっせ)が出来(でき)るから、079眷属(けんぞく)などが我(わ)れ一(いち)と神(かみ)の名(な)をカタリて来(く)るなれど、080嘘(うそ)を申(もう)す神(かみ)は免職(めんしょく)を食(く)らはすぞ。081鉄面皮(あつかま)しく致(いた)して嘘(うそ)を申(もう)して来(き)ても、082此(こ)の方(ほう)が能(よ)く見(み)とどけた上(うへ)で処理(しょち)を致(いた)すぞよ。083遠国(えんごく)から来(き)て誠(まこと)の神(かみ)で在(あ)りたら、084綾部(あやべ)の大本(おほもと)へ参(まい)りて下(くだ)さりたら御用(ごよう)を仰(おほ)せ付(つ)けるが、085余程(よほど)身魂(みたま)を能(よ)く磨(みが)いて来(こ)んと使(つか)へんぞよ。

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