霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第七章 皇道大本三大篇

インフォメーション
題名:第7章 皇道大本三大篇 著者:出口王仁三郎
ページ:426
概要: 備考:2023/10/05校正。 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-10-05 03:56:10 OBC :B121802c166
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正7年5月1日号(第61号) > 宗教と政治(二)
 国政論(こくせいろん)は、(これ)を組織的の一大雄篇(ゆうへん)として、世界万民の宝典となすべきである。国政論(こくせいろん)は三篇に別かれて、
(一)神祇(しんぎ)底本では「天祇(しんぎ)」だが誤字であろう。神霊界と著作集では「神祇」になっている。  (二)皇位(くわうゐ)篇  (三)祭政(さいせい)
 第一神祇篇は本体論である。第二皇位篇は継承論である。第三祭政篇は実行論である。この三大雄篇(ゆうへん)が、世界統治帰一の大法(たいはふ)を示すのである。之を三種の神器に配し(まつ)れば、第一神祇篇は五百津(いほつ)御須麻琉(みすまるの)(たま)御真義(ごしんぎ)である。第二の皇位篇は八咫(やあた)(かがみ)の御真義、第三の祭政篇は草薙(くさなぎの)(つるぎ)の御真義である。皇道(くわうだう)大本(おほもと)三大編、()(じつ)に天地至上の唯一宝典である。万有の(ひと)しく崇敬すべき無二の経学(けいがく)に渡らせらるるのである。
 皇道大本とは、現今(げんこん)我国(わがくに)に流行せる神道宗教十三派と同一視する人もあるであらう。(しか)し皇道大本とは皇祖の御遺訓、皇典古事記の別称であつて、言はば皇典古事記真解(しんかい)とも称すべきものであつて、決して現今の如き宗教ではない。祭政一致の神国(しんこく)著作集ではここに「を来すべき大本大神の御垂示である。今日の螢火の如き光りを放つ宗教は、偽宗教である。太陽の上天して光りを失う螢火宗教は、暗黒時代の子供の弄びものに過ぎないのだ。真の宗教というものは、決して政事と隔離するものでない。亦顕幽隔離するものでない。真宗教というものは、今の世に探し求めたならば、吾人も直に皇祖の」という文章が入る。、遺訓古事記の真解者皇道大本だと答ふるに躊躇(ちうちよ)せないのである。
  大本の神の(をしへ)(みな)人のならひて進む大道(おほぢ)なりけり
(大正七、五、一、神霊界誌)
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