霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二章 我皇国の敬神思想

インフォメーション
題名:第2章 我皇国の敬神思想 著者:出口王仁三郎
ページ:56 目次メモ:
概要: 備考:2023/10/02校正。 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-10-02 15:16:01 OBC :B121802c114
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]『このみち』大正5年4月21日
 (いづ)れの国民(こくみん)でも宗教(しうけう)(しん)(すなは)(なに)自分(じぶん)より偉大(ゐだい)なるものを幽冥(いうめい)(うち)(みと)めて、(これ)倚頼(きらい)信随(しんずゐ)する(こころ)()いものは()りませぬ、()れやがて宗教(しうけう)(おこ)原因(げんいん)であります。(もつと)(くに)時代(じだい)とに()つて変化(へんくわ)差異(さゐ)がありますけれども、大概(たいがい)幽冥(いうめい)(うち)(みと)めた偉大(ゐだい)なる(もの)神様(かみさま)とか仏様(ほとけさま)とか()づけて、(これ)(むか)つて過去(くわこ)感謝(かんしや)現在(げんざい)未来(みらい)祈求(ききう)するのは同一であります。
 (しか)しながら(その)宗教(しうけう)起源(きげん)調(しら)べて()ると、東西(とうざい)(やう)諸国(しよこく)(いづ)れも(みな)人為(じんゐ)(てき)のもの而己(のみ)で、(この)世界(せかい)()(はじ)めから(つた)はつて()たものでは()りませぬ。()時代(じだい)に一個の偉人(ゐじん)(あらは)れて(その)偉人(ゐじん)信仰(しんかう)実行(じつかう)布教(ふけう)した事柄(ことがら)後世(こうせい)(つた)はつて、一種の宗教(しうけう)なる形式(けいしき)(つく)つたのに()ぎないのであります、()(まを)しますと仏教(ぶつけう)信者(しんじや)やキリスト教徒(けうと)人々(ひとびと)(たちま)反対(はんたい)()否認(ひにん)して、釈尊(しやくそん)(ほとけ)であり、キリストは(かみ)独子(ひとりご)()つて(ひと)では()いと弁明(べんめい)するでありませうが、歴史(れきし)()りますと、世界(せかい)(こと)(やく)五六千(ねん)(ぜん)から(つた)はつて()ります。そして釈迦(しやか)西暦(せいれき)紀元(きげん)(ぜん)五百五十七(ねん)(すなは)大正(たいしやう)(ねん)(へだた)ること二千四百七十二(ねん)(ぜん)印度(いんど)の一王族(わうぞく)()として(つま)()()つた(ひと)で、(ひと)として(うま)れたものに(ちが)ひないのであります。(また)キリストとても、千九百十六(ねん)(ぜん)猶太(ゆだや)(こく)(おい)てヨセフを(ちち)とし、マリアを(はは)として(うま)れた(ひと)相違(さうゐ)はないのであります。(したが)つて(その)(をしへ)()中途(ちうと)から(おこ)つた(こと)()はずもがなであります。さりながら(いま)(ここ)(その)教祖(けうそ)(ひと)であり(その)教義(けうぎ)人為(じんゐ)であるから(わる)いといふのではありませぬ。勿論(もちろん)教祖(けうそ)(ひと)にしても非常(ひじやう)偉人(ゐじん)であり、(その)(をしへ)(まこと)結構(けつこう)(をしへ)でありますが、(わが)(くに)には(さら)に一層結構(けつこう)(をしへ)があります。この(をしへ)(ふる)いことは天地(てんち)開闢(かいびやく)以来(いらい)(たふと)いことは自然(しぜん)(てき)神為(しんゐ)であつて、教育(けういく)()勅語(ちよくご)にも(これ)古今(ここん)(つう)じて(あやま)らず(これ)中外(ちうぐわい)(ほどこ)して(もと)らずと(おほ)せられてあります。(しか)るに古今(ここん)(かん)学者(がくしや)(やう)学者(がくしや)などは、我国(わがくに)には固有(こいう)教法(けうはふ)()いから外国(ぐわいこく)()らなければ仕方(しかた)がないなど()うてトボケて()ますが、()れは外国(ぐわいこく)学問(がくもん)のみに()がくれて我国(わがくに)(こと)研究(けんきう)せなかつた(つみ)で、今日(こんにち)(まる)暗黒(あんこく)(かい)状態(じやうたい)()つて()るのであります。(もつと)もこの(をしへ)(すなは)(この)(みち)は、外教(ぐわいけう)(やう)言語(げんご)文字(もんじ)(もつ)(つた)へたのでは()くて、国家(こくか)人生(じんせい)自然(しぜん)(あひだ)(おこな)はれて()たのであります。元来(ぐわんらい)(わが)国民(こくみん)(せい)淳朴(じゆんぼく)()邪気(じやき)で、外人(ぐわいじん)(ごと)くヒネクレた狡猾(かうくわつ)(てん)がない。(これ)(あだか)大家(たいけ)家庭(かてい)教育(けういく)のある()は、何事(なにごと)()邪気(じやき)正直(しやうぢき)(おや)(めい)()(したが)ひますが、貧乏(びんばふ)教育(けういく)のない家庭(かてい)(そだ)つた()は、大声(おほごゑ)怒鳴(どなつ)たり()つたりしても服従(ふくじう)せず、(おや)()(かす)めて(かひ)()ひをするやうなもので、外人(ぐわいじん)(ごと)きは、古来(こらい)生存(せいぞん)競争(きやうさう)激烈(げきれつ)(くに)(うま)れて自然(しぜん)根性(こんじやう)(まが)つて()たのであつて、人間(にんげん)性質(せいしつ)狡猾(かうくわつ)になるに(したが)つて、国家(こくか)政治(せいぢ)法律(はふりつ)教育(けういく)(がく)諸般(しよはん)設備(せつび)完全(くわんぜん)要求(えうきう)されて、(つひ)今日(こんにち)(ごと)発達(はつたつ)するに(いた)つたのであります。(ゆゑ)支那(しな)老子(らうし)も、大道(たいだう)(すた)れて仁義(じんぎ)(おこ)智計(ちけい)(いで)大偽(たいぎ)ありなど(まを)しましたが、法律(はふりつ)教育(けういく)(さかん)になれば()るほど(その)国家(こくか)紊乱(びんらん)して()証拠(しようこ)であります。儒教(じゆけう)などは、(とく)人倫(じんりん)道徳(だうとく)(おも)きをおいて、(その)(ろん)ずる(ところ)(じつ)(いた)れり(つく)せりでありますが、実行(じつかう)却々(なかなか)()ることが出来(でき)ず、孔子(こうし)も、(いふ)(とつ)にして(おこなふ)(ひん)ならむことを(ほつ)すと()つて()ますが、(その)(やう)には実行(じつかう)出来(でき)なかつたのであります。(また)釈迦(しやか)牟尼(むに)如来(によらい)のやうな大徳(たいとく)でも、(その)弟子(でし)(ことごと)感化(かんくわ)することが出来(でき)なかつたが(ため)に、弟子(でし)(など)悪事(あくじ)をする(ごと)禁制(きんせい)戒律(かいりつ)(まう)けて、(つひ)(その)戒律(かいりつ)が何百何千と()条項(でうこう)()つて後世(こうせい)律宗(りつしう)といふ宗派(しうは)出来(でき)(くらゐ)であります。
 ()れを(おも)ふと(わが)(くに)不言(ふげん)(をしへ)(まこと)難有(ありがた)いもので(たみ)が『(うみ)()かば(みづ)つく(かばね)(やま)()かば(くさ)むす(かばね)大君(おほぎみ)()にこそ()なめ』と(うた)へば、(きみ)は『(いそ)ぐなる(あき)褥衣(しとね)(おと)にこそ()(さむ)(たみ)(こころ)をも()れ』と(えい)(たま)ひ、(おや)が『たらちねの(おや)(まも)りと(あひ)()ふる(こころ)ばかりは(せき)(とど)めぞ』と(とな)ふれば()は『父母(たらちね)(はな)にもかもや草枕(くさまくら)(たび)()くとも(ささ)げて()かむ』と()して、君臣(くんしん)父子(ふし)(あひだ)一物(いちもつ)介在(かいざい)すること()く、(たみ)(きみ)(こころ)(こころ)とし、()(おや)(こころざし)(こころざし)として、夫婦(ふうふ)(あひ)(むつ)び、兄弟(けいてい)(あひ)(たす)け、(ただ)本来(ほんらい)至情(しじやう)(もつ)(いへ)()し、(くに)(つく)つて()るのであります。西行(さいぎやう)法師(はふし)伊勢(いせ)神宮(じんぐう)(まう)でて、『何事(なにごと)のおはしますかは()らねども(かたじ)けなさに(なみだ)こぼるる』と(えい)じましたが、(わが)国民(こくみん)君父(くんぷ)(たい)する至情(しじやう)道理(だうり)理屈(りくつ)(うへ)から()()して忠孝(ちうかう)(つく)すのでは()い、(その)(だい)本性(ほんしやう)先天(せんてん)(てき)()(ちう)にして(かう)なのでありまして、何事(なにごと)有無(うむ)をも()はないのであります。(ゆゑ)(わが)神国(しんこく)たる()(もと)(くに)には、古来(こらい)外国(ぐわいこく)のやうな複雑(ふくざつ)政治(せいぢ)(がく)法律(はふりつ)(がく)もなく、宗教(しうけう)道徳(だうとく)などの言葉(ことば)()かつたのであります。()万葉集(まんえふしふ)の十三に蜻島(あきつしま)倭之(やまとの)国者(くには)神柄跡(かむからと)言挙(ことあげ)不為(せぬ)(くに)云々(うんぬん)、などありまして、後世(こうせい)(ごと)(やか)ましい言議(げんぎ)論説(ろんせつ)()かつたのであります。(しか)しながら(その)実際(じつさい)(いた)つては、政治(せいぢ)法律(はふりつ)宗教(しうけう)道徳(だうとく)至極(しごく)完備(くわんび)して()たのであります。(いま)一々(いちいち)(かく)方面(はうめん)(わた)つて()べる(ひま)()りませぬが、(えう)するに(わが)神国(しんこく)敬神(けいしん)思想(しさう)によりて結合(けつがふ)されて()るのであります。(すなは)(かみ)我等(われら)祖先(そせん)であり、宇宙(うちう)創造(さうざう)(しや)摂理(せつり)(しや)であり、(また)(きみ)(かみ)直系(ちよくけい)(すなは)吾等(われら)本家(ほんけ)()らせらる、と()観念(くわんねん)が、純忠(じゆんちう)にして至孝(しかう)なる国民(こくみん)本性(ほんしやう)(あひ)契合(けいがふ)して()(あが)つて()るのであります。(ゆゑ)政治(せいぢ)(すなは)祭事(さいじ)でありまして、国語(こくご)では政治(せいじ)祭事(さいじ)(とも)にマツリゴトと()みます。()奉事(まつりごと)で、(もの)にもせよ(こころ)にもせよ此方(こちら)より彼方(かなた)(いた)()であります。(ゆゑ)祭礼(さいれい)(ひと)敬虔(けいけん)思慕(しぼ)救願(きうぐわん)(じやう)(いた)し、冥々(めいめい)(うち)()ける(かみ)感応(かんおう)(もと)むるのであります。()()(げん)(ひろ)(かんが)へますと、(しん)(きみ)(おも)ひ、()(おや)(した)ひ、(つま)(をつと)()ひ、(てい)(けい)(おも)ふなど、(みな)その至情(しじやう)(いた)(とき)矢張(やは)りマツリであります。()れに()つて(また)君親(くんしん)父兄(ふけい)愛撫(あいぶ)(じやう)()れるのは所謂(いはゆる)感応(かんおう)であります。()感応(かんおう)()つて(さら)(また)敬虔(けいけん)思慕(しぼ)(じやう)(おこ)敬虔(けいけん)思慕(しぼ)(じやう)(いた)すに()つて(さら)にまた感応(かんおう)()れると()(ふう)に、マツリの真義(しんぎ)神人(しんじん)(あひだ)(はじ)まつて万事(ばんじ)万端(ばんたん)(およ)ぼし()(とき)は、(いへ)風波(ふうは)()つたり(くに)争乱(さうらん)(おこ)(やう)(はず)がないのであります。
 皇道(くわうだう)大本(おほもと)出口(でぐち)開祖(かいそ)は、如何(いか)にもして(わが)神国(しんこく)本来(ほんらい)神国(しんこく)復活(ふくくわつ)せむと念願(ねんぐわん)されまして、二十有五ケ年間神諭(しんゆ)垂示(すゐじ)()つて()りますけれども、暗黒(あんこく)なる現代(げんだい)社会(しやくわい)(みみ)()すものが()いとは(じつ)遺憾(ゐかん)(きは)みであります。吾人(ごじん)大本(おほもと)直霊(ちよくれい)(ぐん)昭和(せうわ)青年(せいねん)前身(ぜんしん))は、皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)()遺訓(ゐくん)大本(おほもと)開祖(かいそ)日夜(にちや)垂訓(すゐくん)(あまね)天下(てんか)宣伝(せんでん)して、真正(しんせい)日本(につぽん)神国(しんこく)修理(しうり)固成(こせい)する(ため)には、一身一家をなげうつて()るのであります。()神政(しんせい)復古(ふくこ)事業(じげふ)腐心(ふしん)して()ますのも、臣民(しんみん)(ぶん)として一天(いつてん)万乗(ばんじよう)大君(おほぎみ)(おも)ひ、子孫(しそん)(ぶん)として祖先(そせん)(した)ふの至情(しじやう)より()たのであります。(この)実現(じつげん)こそ(しん)(わが)神国(しんこく)祭政(さいせい)一致の本義(ほんぎ)でありまして、国体(こくたい)()()して()所以(ゆゑん)であります。
   光格(くわうかく)天皇御製(ぎよせい)
神様(かみさま)(くに)(うま)れて神様(かみさま)のみちがいやなら()(くに)()
   孝明(かうめい)天皇御製
(すま)()(みづ)我身(わがみ)(しづ)むともにごしはせじな四方(よも)民草(たみぐさ)
   後嵯峨(ごさが)神皇(てんわう)御製「神皇」と書いてフリガナ「てんわう」は底本のママ。
(ほこ)とりて(まも)宮人(みやびと)九重(ここのへ)御階(みはし)(さくら)(かぜ)そよぐなり
(大正五、四、二一 このみち)

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