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古谷錯乱

インフォメーション
題名:古谷錯乱 著者:出口王仁三郎
ページ:488
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 18:51:00 OBC :B129900c80
古谷(ふるたに)鹿造(しかざう)打ちしを悔いながら日夜見舞(みまひ)に通ひつめをり
鹿造(しかざう)古谷(ふるたに)のわざとは夢知らず小島(こじま)寅吉(とらきち)のわざと思へり
伏見より移住し()りし寅吉(とらきち)鹿造(しかざう)(いへ)見舞ふと()ひゆく
鹿造(しかざう)の敷居をまたぐる寅吉を見るや大槻(おほつき)棍棒(こんぼう)で打つ
寅吉(とらきち)は伏見で名高きあばれ者何条(なんでう)もつて(もく)しをるべき
古谷(ふるたに)に打たれながらもおいぼれ()何故(なぜ)俺を打つとなじる寅吉(とらきち)
古谷(ふるたに)小島(こじま)が打つたと言つてをるこの鹿造(しかざう)はとぼけてをらぬぞ』
聞くよりも小島はカツと(おこ)り出し古谷(ふるたに)目がけて打ちかかりたり
古谷(ふるたに)はあわてふためき逃げ(みち)を忘れて小隅(こすみ)にふるひゐたりき
(われ)もまた鹿造(しかざう)見舞ふと(いへ)()きこの活劇(かわつげき)を目撃なしたり
真相判明
鹿造(しかざう)は始めて古谷(ふるたに)仕業(しわざ)ぞとさとり(には)かに(おこ)り出したり
古谷(ふるたに)の野郎()実にけしからぬ告訴(こくそ)するとていきまきてをり
古谷(ふるたに)は済まぬすまぬと言ひながら(たちま)ちこの場を逃げ出しにける
鹿造(しかざう)は小島に厚く感謝しつにこにことして茶を進めをり
鹿造慰撫
海潮(かいてう)さまこれから(わたし)古谷(ふるたに)を告訴しますと目をつり上げる
神様の道で告訴はやめなされとさとせど鹿造(しかざう)なかなりか聞かず
()が衣類(つま)の衣類を質に入れ三十円を鹿造(しかざう)に贈る
鹿造(しかざう)はにはかに蛭子顔(ゑびすがほ)になり告訴はやめるとにこにこして言ふ
古谷発狂
古谷(ふるたに)は女房の故郷(こきやう)川関(かはせき)に身をかくしつつふるひ居たりき
古谷(ふるたに)(には)かに発狂気味(ぎみ)となり八木(やぎ)町々(まちまち)裸体(らたい)(あゆ)める
八木(やぎ)の支部福島(かた)にあばれ()()障子(しやうじ)破りこまらせにけり
福島は神様わざと放任し(かれ)が様子を熟視し居たりき
古谷(ふるたに)は精神ますます錯乱し裸体のままに大道(だいだう)を行く
発狂に間違ひなしと八木(やぎ)支部の役員数名監視してをり
古谷(ふるたに)観音(くわんのん)峠をのり越えて狂乱ますますはげしくなりけり
檜山(ひのきやま)(まち)にかかれば古谷(ふるたに)の姿見えなく信徒(まめひと)おどろく
いろいろと探しまはれば古谷(ふるたに)谷川(たにがは)()(くそ)ひりてをり
()がひりし(くそ)面部(めんぶ)にこてこてとぬりつけてをる古谷(ふるたに)の狂乱
(やうや)くに狂ふ古谷(ふるたに)ひきとらへ福島は綾部におくり()にけり
古谷入牢
四辻(よつつじ)藁屋(わらや)(のき)(らう)造り監視人をば()して守れり
(かゆ)見れば(かゆ)にて顔をすりみがき(くそ)小便にて身体(からだ)を洗ふ
全くの発狂人となり果てし古谷(ふるたに)のさまあはれなりけり
海潮(かいてう)に反抗したる神罰と信徒(まめひと)たちはささやき合ひけり
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