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忍耐

インフォメーション
題名：忍耐 著者：出口王仁三郎
ページ：409
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日：2024-10-30 20:57:00 OBC ：B119300c093
二十八歳の春
うばたまの世を照(て)らさむと思ふにもさきだつものは金(かね)なりにけり
心霊にとみたるわれも物質の乏(とぼ)しきために道にたゆたふ
大神(おほかみ)の神言(みこと)かしこし如何(いか)にして道ひらかむとなやむ朝宵(あさよひ)
四面(しめん)楚歌(そか)の中に吾(われ)あり大神(おほかみ)の道にさやれる曲(まが)おほくして
弟妹(おとどい)も親戚知己(ちき)もことごとく吾(わ)がなすわざをうとみさまたぐ
心臓のはりきれるまで堪へ忍びしのびて人の妨(さまた)げくぐる
凡人はいかに笑ふもそしるとも馬耳(ばじ)東風(とうふう)よ神にある身は
古(いにしへ)のものの聖者(せいじや)もなめて来(き)し世人(よびと)の譏(そし)り妨げおそれず
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