霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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古疵

インフォメーション
題名: 著者:
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :B119300c102
二十八歳の春
一筋(ひとすぢ)に神の道ゆく吾(わ)が身にはエロを捨つべき時とはなりぬ
打ちつけに断(ことわ)る術(すべ)なきくるしさに筆をはしらす春の玉章(たまづさ)
玉章(たまづさ)のかへしを見れば神様に仕(つか)ふる君(きみ)をあきらめしとあり
あつさりと諦(あきら)めの文(ふみ)よこせしはまだ交(まじは)りの浅き女(をんな)なりけり
なかなかに思ひ切られずどこまでも従ひますと猛烈な文(ふみ)
あきらめのつかぬと書きし返(かへ)し文(ぶみ)をつくづく眺めて吐息(といき)つく宵(よひ)
いたづらの古疵(ふるきず)つぎつぎものいひて歩みがてなる神の大道(おほみち)
神様に額(ぬかづ)くやうな弱い男(を)の子(こ)これ限(き)りですよととどめの玉章(たまづさ)
淡泊なをんなの恋はよけれどもしつこき恋は道の邪魔なる
神の道踏(ふ)みし身は今更(いまさら)にかへり見るべき勇気を持たず
祓ひたまへきよめたまへと里川(さとがは)に禊(みそぎ)する宵(よひ)をんなの泣く声
神の邪魔しては済まぬと思へども私(わた)しや諦(あきら)められられられぬ
二世(にせ)までと契(ちぎり)し二人の恋奪(うば)ふ神うらめしと泣きくづる女(をんな)
人恋(こ)ふるこころの色は褪(あ)せざれどひとしほ恋(こひ)しき天地(あめつち)の神
いくたびも恨みの言葉繰返(くりかへ)しくりかへし行(ゆ)く女いぢらし
融通の利かぬ神よとうらみつつかへる女の後姿(うしろで)さびし
木石(ぼくせき)にあらぬ吾(わ)が身は恋に泣く女(をんな)ごころに胸くだきけり
恨みつつ家路(いへぢ)に帰るくわし女(め)のあと見送りて掌(て)を合(あは)しける
今までの縁(えん)とあきらめ許せよと宣(の)る言(こと)の葉(は)も泪(なみだ)に涸(か)るる
男(を)の子(こ)吾(わ)れ物(もの)のあはれは悟れども神にある身の詮術(せんすべ)もなき
われとても心は同じ若き身のただいたづらに恋を捨(す)つべき
一筋(ひとすぢ)に神の大道(おほぢ)を進む身はしばし女(をんな)に遠ざかり度(た)き
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