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結婚式

インフォメーション
題名：結婚式 著者：出口王仁三郎
ページ：42
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日：2024-10-31 06:24:00 OBC ：B120900c10
陰暦の正月元旦結婚の式を挙げよと御(ご)神示くだれり
簡単なる結婚式を挙げにけり金明会(きんめいくわい)の祭壇のまへに
なかうどは四方(しかた)平蔵陪席者(ばいせきしや)は足立正信(まさのぶ)ほか数名(すめい)なり
結婚の式ををはりし夕暮を澄子と本宮山(ほんぐうやま)に登りぬ
大本(おほもと)の基礎かたまりしと御(ご)開祖は喜び神前(みまへ)に神歌(しんか)をうたはす
千早振(ちはやふる)神の御言(みこと)をかしこみて鶺鴒(ことり)のをしへならふ夕暮(ゆふぐれ)
正信(まさのぶ)と竹村二人は断念し捨鉢(すてばち)気分になりて振舞(ふるま)ふ
春蔵(はるざう)は容易に野望を放棄せず陰(かげ)にひなたに蠢動(しゆんどう)をなす
春陽来
天津日(あまつひ)は紫の雲おしあけてわが新(あた)らしき家庭を照らせり
大空(おほぞら)は晴れにはれつつ天津日のかげは一入(ひとしほ)麗しく思へり
人生の旅の門出(かどで)と春の日をわれたのもしく道にいそしむ
けふよりはいよいよ綾部の人となりわが地位やうやくかたまりにけり
和妙(にぎたへ)の綾部の聖地に落(おち)つきてわれ一向(いつかう)に道にすすめり
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