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情歌
インフォメーション
題名:
情歌
著者:
月の家和歌麿(出口王仁三郎)
ページ:
11
目次メモ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2018-04-08 02:52:09
OBC :
B118800c04
001
主
(
ぬし
)
の心は
大堰
(
おほゐ
)
の
早瀬
(
はやせ
)
002
水の出るたびよく
変
(
かは
)
る
003
浮名
(
うきな
)
流
(
なが
)
した
桂
(
かつら
)
の川に
004
浮
(
う
)
ける
紅葉
(
もみぢ
)
の色
赤
(
あか
)
い
005
月と花との
嵐
(
あらし
)
の川に
006
かけて
渡
(
わた
)
した
渡月橋
(
とげつけう
)
007
秋の
青空
(
あをぞら
)
たちまちしぐれ
008
はれてあとなき
主
(
ぬし
)
の
胸
(
むね
)
009
私やみ
山
(
やま
)
におひたつすすき
010
さはつてくれなよ手がきれる
011
夢
(
ゆめ
)
かうつつか
今日
(
けふ
)
此頃
(
このころ
)
は
012
耳
(
みみ
)
も
聞
(
きこ
)
えず目もかすむ
013
年
(
とし
)
がよつたとて見すててくれな
014
枯木
(
かれき
)
も
神代
(
かみよ
)
の花が
咲
(
さ
)
く
015
独身
(
どくしん
)
女がのろけを聞いて
016
よだれふいてるハンカチーフ
017
五十六十は
鼻垂
(
はなた
)
れ
小僧
(
こぞう
)
018
男盛
(
をとこざかり
)
は
八九十
(
はつくじふ
)
019
皺
(
しわ
)
が
出来
(
でき
)
ても
心配
(
しんぱい
)
するな
020
しわは三十二の
花盛
(
はなざか
)
り
021
夜は
寝
(
ね
)
かさず朝から
起
(
おこ
)
す
022
ほんに
恨
(
うら
)
めしこのおやぢ
023
重宝
(
ちよはう
)
な
天窓
(
たま
)
に
虱
(
しらみ
)
もわかぬ
024
蚊
(
か
)
さへ
呆
(
あき
)
れる
蝿
(
はい
)
すべり
025
恋
(
こひ
)
に
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
く心は赤い
026
白い黒いは
神
(
かみ
)
が
知
(
し
)
る
027
はがき
便
(
たよ
)
りはちと水くさい
028
私の心を
汲
(
く
)
まぬ
君
(
きみ
)
029
私や
恋
(
こ
)
ひしい
千里
(
せんり
)
の
君
(
きみ
)
の
030
秋の
長夜
(
ながよ
)
に
夢
(
ゆめ
)
を見る
031
君
(
きみ
)
の
姿
(
すがた
)
は
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
か
032
人が見たがる
恋
(
こひ
)
しがる
033
君
(
きみ
)
はすげなく
仏蘭西
(
ふらんす
)
故
(
ゆゑ
)
に
034
目には
亜米利加
(
あめりか
)
袖涙
(
そでなみだ
)
035
主
(
ぬし
)
はつれない
蒙古
(
もうこ
)
の
空
(
そら
)
よ
036
いつも
涙
(
なみだ
)
の雨もない
037
主
(
ぬし
)
と私は
月宮殿
(
げつきうでん
)
の
038
仁王
(
にわう
)
さんかよさし
向
(
むか
)
ひ
039
清
(
きよ
)
い
流
(
なが
)
れの
底
(
そこ
)
さへ
知
(
し
)
らぬ
040
私やあなたを
思
(
おも
)
ひ川
041
味
(
あぢ
)
なあなたのお
言葉
(
ことば
)
きいて
042
私や
一入
(
ひとしほ
)
まよひます
043
嬉
(
うれ
)
しがらせて私を
帰
(
かへ
)
す
044
あとのあなたが気にかかる
045
外
(
そと
)
にすく人あるかと
思
(
おも
)
や
046
離
(
はな
)
れともない
主
(
ぬし
)
のそば
047
有頂天
(
うちやうてん
)
まで
昇
(
のぼ
)
らにやおかぬ
048
私や
鯉路
(
こひぢ
)
の
瀧
(
たき
)
のぼり
049
笑
(
わら
)
ふたお
方
(
かた
)
にこれ見よがしと
050
二人の
写真
(
しやしん
)
を
郵送
(
いうそう
)
する
051
浮世
(
うきよ
)
ばなしに
本音
(
ほんね
)
をふくも
052
惚
(
ほ
)
れた
弱
(
よわ
)
みの
恋
(
こひ
)
の
仇
(
あだ
)
053
黒
(
くろ
)
いおもてに
白粉
(
おしろい
)
つけて
054
かがみながむりや
炭
(
すみ
)
に
雪
(
ゆき
)
055
君
(
きみ
)
の
為
(
ため
)
なら
水火
(
すゐくわ
)
の中も
056
いとやせんぞへ
後
(
のち
)
の
為
(
ため
)
057
色
(
いろ
)
が
白
(
しろ
)
うて四
角
(
かく
)
でやはい
058
豆
(
まめ
)
なあなたはおかべさん
059
汽車
(
きしや
)
を
見送
(
みおく
)
る
美人
(
びじん
)
に
見惚
(
みと
)
れ
060
窓
(
まど
)
であたまをうつの
宮
(
みや
)
061
主
(
ぬし
)
と私は
二股
(
ふたまた
)
大根
(
だいこん
)
062
冬
(
ふゆ
)
をしのんで花
咲
(
さ
)
かす
063
昼
(
ひる
)
はしやんしやん
宵
(
よひ
)
から
眠
(
ねむ
)
る
064
主
(
ぬし
)
はあかしや気が
多
(
おほ
)
い
065
花のお
江戸
(
えど
)
に
吾
(
われ
)
待つ人は
066
野郎
(
やらう
)
ばかりで気がのらぬ
067
汽車
(
きしや
)
の
窓
(
まど
)
からふるハンカチで
068
別
(
わか
)
れ
惜
(
を
)
しさの
涙
(
なみだ
)
ふく
069
冬の田の
面
(
も
)
に
青々
(
あをあを
)
見える
070
あれは
屁種
(
へだね
)
の
葱畑
(
ねぎばたけ
)
071
皺
(
しわ
)
のある人しんから
好
(
す
)
きよ
072
四八
(
しわ
)
は
三十二
(
さんじふに
)
の花だもの
073
窓
(
まど
)
を
眺
(
なが
)
めて待つ
君
(
きみ
)
思
(
おも
)
や
074
特急
(
とくきふ
)
列車
(
れつしや
)
ももどかしい
075
小野
(
をの
)
の
小町
(
こまち
)
も
照天
(
てるて
)
の
姫
(
ひめ
)
も
076
人の花なら
恋
(
こ
)
ひしうない
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