霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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幽の幽

インフォメーション
題名:幽の幽 著者:出口王仁三郎
ページ:224 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-04-15 02:34:30 OBC :B195301c43
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]写本(成瀬勝勇筆、大正14年3月、大本本部所蔵)
幽の幽
 
 宇宙の大元霊から、陰陽の二元が(わか)れ、それが万有の根元であると云うことは、既に説明したが、此原則は何所(どこ)迄行っても厳格に守られ、神界も現界も、常に陰陽二系の併立を以て終始一貫する。先ず「幽之幽」から説明するが、『古事記』でいうと「幽之幽」の神々は、天之御中主神、高御産巣日(たかみむすび)神、神産巣日(かみむすび)神、宇麻志阿志訶備比古遅(うましあしかびひこじ)神、天之常立(あめのとこたち)神、国之常立(くにのとこたち)神、豊雲野(とよくもぬ)神、宇比地邇(うひじに)神、須比智邇(すひじに)神、角杭(つぬぐい)神、活杭(いくぐい)神、意富斗能地(おおとのじ)神、大斗能弁(おおとのべ)神、淤母陀流(おもだる)神、阿夜訶志古泥(あやかしこね)神等である。天之御中主神が活動を起して、宇宙内部に進左退右の運動が開始されたとなると、此の「進左」と「退右」という正反対の根本的二大力を、(つかさど)るべきもの、即ち「進左」と「退右」との体現者がなければならぬ。それが即ち高御産巣日(たかみむすび)神と神産巣日(かみむすび)神とである。高御産巣日神は「進左」を司りて、霊系の祖神であり、神産巣日神は「退右」を司りて、体系の祖神である。
 地位、活動等の関係から述ぶれば、前者は主であり、君であり、天であり、男であり、表であり、上であり、そして霊界の経綸に当り玉う。後者は従であり、臣であり、地であり、女であり、裏であり、裏であり、下であり、そして現界の造営を司る。宇宙内部の経綸が進むに連れて、霊系、体系共に、無数の神々が顕現するが、皆此二大祖神の分れである。二大祖神の発揮さるる力の一分担者である。霊系に属するものの一切を捲き収むれば、(ことごと)く高御産巣日神に帰し、体系に属するものの一切を捲き収むれば、(ことごと)く神産巣日神に帰する。更に高御産巣日神と神産巣日神とを捲き収めて、帰一せしめたとすれば、それが即ち天之御中主神である。三神一体、三位(さんみ)一体は、此間の消息を伝えたものである。
 宇麻志阿斯訶備比古遅(うましあしかびひこじ)神以下、悉く相対的活用を司り、霊体二系、六(つい)の神々に分類することが出来る。即ち比古遅(ひこじ)神は、霊系に属し、温熱を供給し、万物を化育する根元の働きを(つかさど)り、天常立神は、体系に属し、水系を終結し、天体を構成整理する根元の働きを宰り玉う。次に国常立神は、霊系に属し、(たて)に大地の修理固成に当り、一貫不変の条理を固守せしむる根本の働きを(つかさど)り、又豊雲野神は、体系に属し、(よこ)に天地の修理固成に当り、気候、風土等の如何(いかん)に応じて、異別的特色を発揮せしむる根本の働きを宰り玉う。現在起りつつある二度目の世の立替立直(たてかえたてなおし)とても、(つま)り此二神の根元の働きの連続である。国常立神と豊雲野神との働きに就きては、後章に細説することとして、(ここ)では他神の働きに移る。宇比地邇(ういじに)須比地邇(すいじに)古事記では「須比地邇」が「地」ではなく「智」が使われている。ここでは「須比地邇」だが、冒頭では「須比智邇」と表記されている。の対神は、宇宙根元の解力と凝力とを宰り、角杭(つぬぐい)活杭(いくぐい)の対神は、宇宙根元の弛力(しりょく)と引力とを宰り、意富斗能地(おおとのじ)大斗乃弁(おおとのべ)の対神は、宇宙根元の動力と静力とを宰り、淤母陀流(おもだる)阿夜訶志古泥(あやかしこね)の対神は、宇宙根元の分力と合力とを宰る。即ち宇宙間に起る所の八大力は、以上挙げたる八大神の分担に()かるものである。
 「幽之幽」は神界の奥の奥に位し、天地万有発生の基礎を分担さるる根本の祖神の活動所で、「顕之顕」に活動する人間からは、容易に窺知(きち)する事が出来ない。霊力体を具えらるる神々であるから、其原質は、(あえ)て人間と違った所はない、()わば人間と親類筋であるが、清濁、大小の差が大変違う。『古事記』に所謂(いわゆる)独神成坐而(すになりまして)隠身也(すみきりなり)」とある通り、聖眼、之を視る(あた)わず、賢口、之を語る能わざる境涯である。不生不滅、不増不減、至大無外、至小無内の極徳を発揮されて居る。之を仰げば益々高く、之を探れば弥々(いよいよ)深く、之を望めば弥々遠く、其威力は常に不可杭の天理天則と成りて、宇宙万有の上に圧し来る。『大本神諭』の所謂「時節」「天運の循環」などという事も、()まり「幽之幽」の経綸に属する事柄で、それが全一大祖神天之御中主神によりて統一されるから、一糸(みだ)るる事がない。「天道是か非か」なぞというのは、微弱偏小な愚人の囈語(たわごと)で、天道は是非を超越した絶対の大権威である。宇宙の存在する限り()ぐる事は出来ない。二度目の大立替(おおたてかえ)大立直(おおたてなおし)とても、同じく天道の発現である。宇内経綸(うだいけいりん)の道程に於て、是非通過せねばならぬ関門である。一日の遅速も、一豪(いちごう)の加減も許されない、天地創造以来の大約束であるのだ。されば『古事記』三巻、千百余年の昔に書かれたものであり(なが)ら、今日の事が其裡(そのうち)に予言されて(たなごころ)()すが如く、立直(たてなおし)に関する大方針まで明示され、『大本神諭』一万巻、明治二十年代から筆に現れて居るもので、現在世界の変局に処すべき細大の事項を網羅して余蘊(ようん)なしである。人間でも守護神でも、絶対的服従を迫らるる所以(ゆえん)(ここ)にある。

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