霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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理想の標準

インフォメーション
題名:理想の標準 著者:出口王仁三郎
ページ:230 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2016-11-28 01:18:04 OBC :B195301c45
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]写本(成瀬勝勇筆、大正14年3月、大本本部所蔵)
理想の標準
 
 天津神(あまつかみ)、換言すれば天体を機関として活動さるる「幽之顕」神の働きは、細別すれば千万無数に(のぼ)るが、宇宙造化の根源に(おい)て確立されたる陰陽の二系の法則は、(ここ)にも厳守(げんしゅ)される。天地が初めて剖判(ぼうはん)した時には、宇宙間は、只一個の天に対して(ただ)一個の大地を包含するのみである。そして天は陽にして首位を占め、地は陰にして従位(じゅうい)を占める。(さら)(この)大地は、無数の天体に分裂するが、要するに、これも火系(かけい)(陽)に属するか、水系(すいけい)(陰)に属するか、決して此二つを出ない。宇宙内部に羅列する無数の天体中で、最も顕著に火系を代表するものは太陽であり、水系を代表するものは太陰(たいいん)である。「大本霊学」は、この天、火、水、地の四大(しだい)を基礎とし、霊魂の研究も常に出発点を(ここ)に求める。
 霊魂の働きは、之を四分類し()る。即ち奇魂(くしみたま)荒魂(あらみたま)和魂(にぎみたま)幸魂(さちみたま)四魂(しこん)である。宇内(うだい)経綸(けいりん)は、(たい)から云えば天、火、水、地の四大配置に(かか)るが、用から云えば、奇魂(くしみたま)荒魂(あらみたま)和魂(にぎみたま)幸魂(さちみたま)の活用に外ならぬ。霊の霊というべきは奇魂(くしみたま)の働きで、天に配し、霊の体というべきは荒魂(あらみたま)の働きで、火に配し、体の霊と云うべきは和魂(にぎみたま)の働きで、水に配し、(たい)(たい)というべきは幸魂(さちみたま)の働きで、地に配する。四大(しだい)四魂(しこん)とは、結局、宇宙内部の経綸を、物質と精神との二方面から観察したものに外ならない。
 天を代表するものは奇魂(くしみたま)であるが、これは和魂(にぎみたま)(その)活動の中枢を代表するということで、無論その中には、他の三魂も具備されて居る。割合から云えば、和魂四分五厘、奇魂二分五厘、荒魂、幸魂各々(おのおの)一分五厘位の見当である。他の火、水、地等に於ても同様である。即ち天の中に四魂を配し、火にも水にも地にも、各々四魂を配すれば、十六種の配合を(うる)。更に其十六種の各魂に、()た四魂を配すれば、六十四種となり、更に之を()り返せば二百六十種となり、更に幾度も之を重ぬれば、六万五千五百三十六種ともなる。霊魂の活用は、()くの如く複雑で()つ微妙であるから、推理分析等にたよって見ても、容易に(その)根底まで(きわ)め得ない。例えば天体から放射する光線や温熱にも、必らず神意の発動があるに相違ないが、現在の科学の程度では、(ほと)んど(これ)を捕うるに(よし)なしである。古来行われた星卜術(せいぼくじゅつ)などは、幾分此間の機微を(うかが)ったものに相違ないが、茫洋不正確の(うらみ)があったので、うちしか社会から葬り去られて(しま)った。我が大本霊学には、之を研究すべき二大分科がある。一は言霊学(げんれいがく)で一は『神諭』である。前者は霊魂の種類、性質を声音から推究するもの、後者は霊魂の働きを、(たま)()即ち魂線と観て詮鑿(せんさく)するもので、(とも)に神聖無比の根本であるのだが、長年月に(わた)りて二者共に埋没して居た。幸いなる(かな)、今や是等(これら)の二大分科は、神啓により大本教主の手で漸次(ぜんじ)、復活大成の緒に()きつつある。一(ママ)言霊学は、志ある者の是非とも研鑚(けんさん)を必要とする学科であるが、これも学問と称するのは勿体(もったい)ない性質のもので、誠心誠意の人、霊智霊覚の(すぐ)れたる人にして、初めて(その)堂奥(どうおう)に達し得るものである。
 (そもそ)も「声」というは、「心の()」の義で、心の発作の表現したものである。心と声との関係の、至妙で密接不離の関係を有する事は、吾々が日常経験することでよく(わか)る。喜怒哀楽の変化も、甲と乙との心の相違も、常に声音に現われる。無機物でも、松籟(しょうらい)竹籟(ちくらい)とは違い、金声と銀声とは違い、三絃と太鼓とは又違う。声音即ち精神、言霊即ち神霊と見て、決して差支(さしつかえ)がない所以(ゆえん)である。されば天之神界の神々の御出生ということは、つまりは宇宙の言霊の大成ということになる。『古事記』三巻、其解釈法は高低深浅種々に分れて、十有二種にも達するが、最も高遠なる解釈法は、一部の言霊学書としての解釈である。伊邪那岐(いざなぎ)伊邪那美(いざなみ)二神が島を生み、山川草木風雨等の神々を生むということも、そはただ表面の辞義であって、内実は五大母音の発生から、五十正音の発達を説き、更に語典、語則の網要を説明して居るので、言わば一部の言霊学教科書なのである。
 言霊学より岐美(きみ)二神の働きを解すれば、伊邪那美(いざなみ)(みこと)は鳴り鳴りて鳴り合わざる声、即ち「ア」声である。又伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は鳴り鳴りて鳴り余れる声、即「ウ」声である。岐美(きみ)二神は、各々「ア」「ウ」の二声を分け持ちて、一切の声を生み出し玉うので、(いやし)くも音韻学上の知識ある人は、一切の声音が此の二声を基本とすることは熟知する所である。二大基礎音が(ひと)たび増加して五大母音(ぼいん)となり、(ふた)たび増加して五十正音となり、()たび増加して七十五音声となり、()たび増加して無量無辺の音声となり、同時に森羅万象一切は成立する。神即ち声音、声音即ち万有、到底是等を別々に引離して考えることは出来ぬ。声音の円満清朗なるは、取りも直さず霊魂の優秀高潔ということで、一方が存在すれば必ず他方が伴うことは、形の影と離るることが出来ぬと同様である。世界の国民中、五十正音の発音者は日本人、蒙古(もうこ)人、殊に中央部の日本人に限る。(これ)に反して、不純音、混合音たる鼻音、濁音、抑音(よくおん)促音(そくおん)等の発音者は、支那但し(ママ)は欧米人である。
 無量無辺の声音の変化は、窮極する所を知らないが、之を還源すれば、(ただ)一音の「ス」に帰一する。天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が万有を捲き収めて帰一せる絶対一元の静的状態が、即ち「ス」である。宇宙根源の「ス」は、現に差別界に生息する人間では経験する事は出来ぬが、小規模の「ス」は間断なく経験し()る。万籟(ばんらい)声を(ひそ)め、天地間、(じゃく)たる境地は、(すなわ)ち「ス」である。安眠静臥(せいが)(もし)くは黙座鎮魂の状態も、同じく「ス」である。「ス」は即ち絶対であり、中和であり、統一であり、又潜勢力である。有にあらず、又無にもあらず、有無を超越したる一切の極元である。()べる、(すべらぎ)、住む、澄む、()む等の「ス」は、(ことごと)く同一根源から出発した言霊の活用である。
 既に宇宙の間に八百万(やおよろず)の神々が顕現された以上は、是非とも宇宙の大元霊(だいげんれい)天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)極仁(きょくじん)、極徳、極智、極真、極威、極神霊を代表して、(これ)を統一主宰する一神がなければならぬ。換言すれば、「ス」の言霊の表現神がなければならぬ。神典『古事記』には明瞭にこの間の神秘を漏して居る。三貴神の御出生の物語が、即ちそれである。伊邪那岐(いざなぎ)命の左の御目から御出生になられたのが、天照大御神(あまてらすおおみかみ)である。左は即ち「火垂」で、霊系を代表される。右の御目から御出生になられたのが月読命(つきよみのみこと)である。右は即ち「水極」で、体系を代表される。御鼻を洗われる時に御出生になられたのが、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)である。鼻は即ち顔の正中(せいちゅう)に位し、気息(いき)の根を司り、左右の鼻孔は、霊体二系の(いず)れをも(そな)えて居る。即ち統治の位地にある。()お『古事記』は、例の神話的筆法で、三神の御分担御職責を一層確定的に描いて居る。天照大御神の(しろ)しめさるる所は高天原(たかあまはら)であるが、大本言霊学で解釈すれば、高天原(たかあまはら)は全大宇宙である。天之神界の統治権の所在はこれで明白である。月読命(つきよみのみこと)(しろ)しめさるる所は、夜の食国(おすくに)であるが、夜は即ち昼の(じゅう)である。何所(どこ)までも天照大御神を(たす)けて宇宙の経綸(けいりん)に当らねばならぬ御天職である。次に須佐之男命(すさのおのみこと)(しろ)しめさるる所は海原(うなばら)である。海原とは大地である。即ち須佐之男命(すさのおのみこと)は宇宙の中心に位し、陽と陰との天上の二神の御加護によりて、統治の大責任を果されねばならぬ御職責であるのだが、屡々(しばしば)述ぶるが如く、従来は宇宙内部の未完成時代であるので、天之神界も(なお)真の理想世界たる(あた)わず、地の神界の惑乱混濁(わくらんこんだく)は、更に一層劇甚を極め、妖気(ようき)邪気濛々(もうもう)、闇黒時代を形成して居る。これが全部一掃せられて完全円満なる理想時代となるのは、近く開かるべき、第二の天之岩戸開(あめのいわとびら)きの暁である。
 之を以て見ても、岩戸開(いわとびらき)と云う事が、いかに広大無辺な徹底的の大維新であるかが判るであろう。顕幽両界に(またが)り、天上地上一切に(わた)りての大維新である。人間の努力のみで到底出来る仕事ではない。神人一致の大活動、大努力に待たねばならぬ。従来、人間も理想世界を将来せん為めには、随分出来る限りの努力をした。宗教的又は倫理的教育の伸長、医術の改良、技術の向上、法律規約(もし)くは各種の条約の設定、博愛慈善事業の推奨(すいしょう)等、数え(きた)れば無数に(のぼ)る。殊に現在、巴里(ぱり)(おい)ては、所謂(いわゆる)世界の名士が人為的に世界を改造せんとして、半歳以上も苦心焦慮して居るが、其結果は()うかといえば、要するに失敗の歴史に一新例を加えたに過ぎぬ。宇宙の内部は、神も人も天も地も、首尾連関(れんかん)、同一原則で支配されて居る一大機関である事を忘れ、人間界で単独に処分解決せんとするのだから駄目だ。一般世人が、一時も早く三千年来の迷夢を(さま)し、明治二十五年以来、全大宇宙革正の(しょう)に当られて居る国祖(こくそ)国常立尊(くにとこたちのみこと)の前に頭を下げ、神政維新の大神業の完成に従事さるる事を切望する次第である。
   
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