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第六章

インフォメーション
題名:第6章 著者:
ページ:24 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2018-11-05 02:07:52 OBC :B115009c09
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正9年8月21日号(第124号) > 道の大本(裏の神諭)
一、皇道大本の(をしへ)は、(まこと)の神の救ひの言葉であるから、この教を信仰するが為に、様々の攻撃(せめ)妨害(さまたげ)に遭ふことあるとも、腰を抜かし狼狽(うろたへ)てはならぬ。少しの事で腰を抜かすやうなことでは、到底(とても)神の国の戦士(いくさびと)となることは出来ぬ。
二、強き悪魔に打勝つには、忍耐の上にも忍耐が加はらねばならぬ。神の国の戦士(いくさびと)たるものは、たとへ百千万の悩み煩ひに会うとも、屈するな。枉津(まがつ)軍勢(いくさ)(おひ)()くられては真の神の御前に復命(かへりごと)申すことが出来ぬ。
三、如何なる災禍(わざはひ)に遭うとも、決して神を忘れな。道を換へな。心を軽んずるな。
四、終りまでよく忍べ。誠の(ほこ)を執りてよく戦へ。生命(いのち)と、栄光(さかえ)と、歓喜(よろこび)の勲章は、汝が胸に輝かん。
五、智識の全きものは、忍耐力をして、よく活ける働きを為さしむる力あるものぞ。
六、如何ほど耐へ忍ぶとも、活ける働きの無き耐へ忍びは、その心を殺し、その身を殺すものぞ。
七、苦労は幸福(さちはひ)の種を蒔くものである。されど無益の苦労は、神の御心に背き、(つひ)にその身を亡ぼし、家を破るものぞ。
八、その智慧をして、活かし働かしむるものは、信仰である。すなはち天帝より賦与(さづけ)られたる荒霊(あらみたま)がよく働くからである。
九、道を(こぼ)ち、神を無視し、かつ疑ひ、人の(うま)き言葉に乗せらるるものは、真の智慧の足らぬものぞ。
一〇、神の道の者よ。汝等の与へられたる幸魂(さちみたま)をもつて、彼ら足らはぬものを憐れみ、大胆に熱心に、神に()りて、明き聡き道に導け。神は汝等に(くしび)なる智慧と力を与へたまはん。直霊(なほひ)(みたま)汝を守り、(みづ)(みたま)汝を助けん、勇み進め。
一一、肉体の悪は疾病(やまひ)である。心の悪は愚昧である。愚昧なるものは疑ひの強きものぞ。真の道を悟り得ずして、道の(もと)を疑ふものぞ。
一二、疑ふことなくして、ただ只管(ひたすら)に神の道を求めよ。神は智慧の正しきものに、誠の道を明かに悟らしめたまふを知れ。
一三、道の誠を悟るの力を与へられたる幸ひは、現界(うつしよ)幽界(かくりよ)ともに尽くること無し。
一四、神を祈りて、幸ひを与へられたるものは、一層(ひとしほ)心を用ひて、神を畏れ敬ふべし。
一五、神を祈りて幸ひ無く、苦しきことに逢ふときは、益々神を祈れ。神は試練を与へて、後に真の幸ひを授けたまふものぞ。楽しき試みに逢ふことあり、また苦しき試みに逢ふこともあるべし。
一六、真の智慧あるものは、よき試みに会ひては、益々心を固め胆を練りて飽までも神に親しまんとするものぞ。貪欲なるもの、(おろか)なるものは、よき試みに会ひて心を緩め、神を忘れて邪神(まがつ)に走り、悪しき試みに遇ひて、神を(そし)り、道を破り、その身の亡びを招くものぞ。
一七、よき試みに遭ふも、悪しき試みに遭ふも、決して信仰を動かしてはならぬ。(いはほ)の如き固き信仰をもつて、神に親しみ、終りまでも忍び(こら)へねばならぬ。
一八、(あした)にこの道に(きた)、夕(ゆふべ)には()の道に(おもむ)くものは、正しき神を(いつ)はる曲者(くせもの)である。風のまにまに流れ移りて咲く(うきぐさ)の如き信仰は、(わざはひ)の種を蒔くものぞ。神に対し奉りて不敬の罪を重ぬる痴者(しれもの)なり。
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