一、神を主とし、親とし、友とし、力として進め。種々の苦しみ悩みに遭うとも、心平らかに安らかに、神の国の教を悟るべし。
二、人生の行路は、苦しみと悩みの横たはるものぞ。ただただ慈しみ深き神の大道に據りて進まば、如何なる悪魔に遭ひ、苦しみに逢ふも、恐るるに足らざるなり。
三、病める時、艱難の時にも、神を忘れず、神に一心を捧げ、鎮魂によりて省みよ。神は巌の如き心となし玉ひて、如何なる病ひにも、苦しみにも、打勝つ力を授けたまひ、やがて安きに救はせたまふべし。
霞の奥雲の彼方に皇神の 黄金の御門見ゆる嬉しさ
花を賞め月を眺めて遊ぶ間も 皇帝の恵み忘れそ
神によらで人の情けの薄衣 浮世の風を如何に凌がむ