一、義は四魂おのおの是あり。すなはち勇魂にも義あり、親魂にも義あり、愛魂にも義あり、智魂にも義あるなり。
二、義は裁、制、断、割の心を宰るなり。
三、これを四魂に配するときは、裁は智なり、制は親なり、断は勇なり、割は愛なり。
四、裁は弥縫補綴之意を兼ね、制は政令法度之意を兼ね、断は果毅敢為之意を兼ね、割は亡身殉難之意を兼ぬるなり。
五、制は政令法度の意を兼ぬる所以は、
[#図 制は政令法度の意を兼ぬる]
政は正なり、令は理なり、法は公なり、度は同なればなり。
六、義の系図
[#図 義の系図]
七、神の道の取次たるもの、宜しく義を旨となし、よく智なれ、親なれ、勇なれ、愛なれ。身を忘れて人を救へ。