邪教大本教へ
〝断〟の西下
棚町検事と相川課長
大本教不敬事件はその後京都検事局並に京都府警察部で峻烈なる取調べを行つてゐるが大審院棚町検事、内務省警保局相川保安課長の両氏は八日夕か九日朝東京発京都に向ひ、京都検事局、京都府警察部の首脳部から現在の取調べの模様を聴取する一方綾部、亀岡等の現地視察を行ひ更に重要協議を遂げる事になつた、同事件の起訴並に解散問題をめぐつて可成りつき進んだ打合せが行はれるものと思はれるがその結果を棚町検事は検事総長に相川保安課長は唐沢警保局長にそれぞれ報告、今後の対策に備へることとなつた