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六 八人の子宝
インフォメーション
題名:
6 八人の子宝
著者:
愛善苑宣教部・編
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-08-23 10:08:40
OBC :
B100600c06
001
このようにして資産はだんだん少なくなりましたが、
002
その代わり殖えたものは子宝です。
003
結婚の翌年には長女の
米子
(
よねこ
)
さんが生まれ、
004
続いて三人のお子さんが生まれましたがいずれも早死をされました。
005
ついで次女の琴子さん、
006
長男の竹蔵さん、
007
三女の
久子
(
ひさこ
)
さん、
008
二男・
清吉
(
せいきち
)
さん、
009
三男・
伝吉
(
でんきち
)
さん、
010
四女・
竜子
(
りょうこ
)
さんを生まれ、
011
明治十五年四十七才の旧十二月二十六日
[
※
新暦1883年2月3日
]
、
012
節分の日に五女の
澄子
(
すみこ
)
さんをお生みになりました。
013
この五女が現在の二代苑主であります。
014
このように
身代
(
しんだい
)
限り
[
※
現在の破産・強制執行のようなもの
]
をなさらねばならぬような窮迫の際お生まれになったのでありますから、
015
近隣の人たちは、
016
出来んでもよいのにお直さんは気の毒なことじゃと、
017
ささやき合っていたということです。
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