霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
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二、穴太の里
インフォメーション
題名:
2 穴太の里
著者:
大本教学院・編
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c02
001
喜三郎さんの生まれた
穴太
(
あなお
)
は西国二十一番の観音の札所、
002
菩提山
穴太寺
(
あなおじ
)
のあるところですが、
003
穴太の名の起ったについては、
004
次のように言い伝えられております。
005
むかし、
006
豊受
(
とようけ
)
大神
(
おおかみ
)
様は現在大本の神苑になっている綾部の
本宮山
(
ほんぐうやま
)
に奉斎されてあったのでありますが、
007
その後、
008
丹波国丹波郡丹波村
比沼
(
ひぬ
)
の
真奈井
(
まない
)
ヶ岳の麓、
009
今の中郡
五箇
(
ごか
)
村
(
むら
)
字
久次
(
ひさつぐ
)
の御神境に遷座されました。
010
そして
雄略
(
ゆうりゃく
)
天皇
[
※
21代天皇
]
の二十三年伊勢へ御遷宮になります時、
011
上田家の邸内が
御旅所
(
おたびしょ
)
になりましたので、
012
上田家の一族はよろこび勇んで鄭重に
齋
(
いつ
)
かれました。
013
その時御神前へお供えされた
荒稲
(
あらいね
)
の
種子
(
たね
)
が、
014
ケヤキの木の腐れ穴へおちこぼれ、
015
それから苗が出たのを、
016
日夜に育てましたところ、
017
ずんずん伸びてその稲に美しい瑞穂を結びましたから、
018
時の里庄が正しく神の
大御心
(
おおみこころ
)
と仰ぎまつって方々の
良田
(
りょうでん
)
にまきつけ、
019
千本
(
せんぼん
)
という名をつけて植えひろめたところから
穴穂
(
あなほ
)
の里といったのであります。
020
それが後に
穴生
(
あなお
)
となり、
021
穴尾となり、
022
さらに今の穴太となったのでありまして、
023
穴太寺の院主は代々
穴穂
(
あなほ
)
姓を名のっております。
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