霊界物語.ネット
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二二、神島開き
二三、大本の発展
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二六、エスペラントとローマ字の採用
二七、世界紅卍字会との提携
二八、蒙古入り
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三〇、大正より昭和へ
三一、明光社の設立
三二、急激な発展
三三、第二次大本事件
三四、愛善苑の新発足
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三〇、大正より昭和へ
インフォメーション
題名:
30 大正より昭和へ
著者:
大本教学院・編
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c30
001
第一次大本事件は前述のごとく、
002
大正十五年十二月二十五日大正天皇の崩御のため、
003
聖師は昭和二年五月十七日大審院において免訴となり、
004
聖師は全く晴天白日の身となられました。
005
聖師は大正十四年以来、
006
旧亀山城趾を天恩郷と命名してその建設に着手されたことは前に述べましたが、
007
さらに大本の宣伝機関を亀岡に移され、
008
綾部をもって
祭
(
まつり
)
の中心地とし、
009
亀岡をもって
教
(
おしえ
)
の中心地とされることになりました。
010
そしてまず大本大道場を設置して求道者の修行場となし、
011
文書による神教宣布のため印刷所・
天声社
(
てんせいしゃ
)
の設備をととのえ、
012
一方、
013
光照殿
(
こうしょうでん
)
、
014
高天閣
(
こうてんかく
)
、
015
月宮殿
(
げっきゅうでん
)
、
016
明光殿
(
めいこうでん
)
、
017
更生館
(
こうせいかん
)
等を造営して建設にあたられましたので、
018
永年荒廃見る影もなかった旧城趾は、
019
たちまち面目をあらためるにいたりました。
020
聖師は大正十五年二月から
楽焼
(
らくやき
)
の製作をはじめられ、
021
八月には文芸雑誌「月光」を創刊されました。
022
昭和三年
[
※
1928年
]
という年は大本として、
023
まことに意義ふかい年でありました。
024
旧一月十二日には、
025
聖師の長女・
直日
(
なおひ
)
さんと高見元男氏の結婚式が挙行され、
026
元男氏は
日出麿
(
ひでまろ
)
と改名し、
027
三代教主補となられました。
028
さらに三月三日(旧二月十二日)には、
029
綾部、
030
亀岡の両聖地において、
031
みろく大祭が盛大に執行されました。
032
みろく大祭は聖師が満五十六歳七カ月になり、
033
弥勒菩薩として
下生
(
げしょう
)
されたという、
034
大本にとっては宗教的にきわめて意義ふかき行事でありました。
035
開祖の筆先には「みろく様がお出ましになる」とか「みろくの世になる」とかいう意味のことが示されております。
036
これは仏典に釈迦滅後五十六億七千万年の後に弥勒が下生して、
037
この世の中を救うということが示されていることから来ているのでありまして、
038
大本ではこの五十六億七千万年に因んで、
039
五六七と書いて「ミロク」と読まれております。
040
五十六億七千万年という意義については、
041
釈迦滅後まだ三千年ほどしか経っていないので未だ遠い将来のことであると解釈している人もあり、
042
大石凝
(
おおいしごり
)
真素美
(
ますみ
)
翁のごときは、
043
この年というのは三百六十五日のことではなく、
044
稔とか念とかいう意味で、
045
一呼吸のことであり、
046
すでに明治の時代が五十六億七千万年を得た時であると言っております。
047
聖師は天地剖判からすでに五十六億七千万年の星霜を経て、
048
いよいよ弥勒の下生する時が来たのであると解釈を与えられております。
049
それで三月三日、
050
聖師は
天王平
(
てんのうだいら
)
の
奥津城
(
おくつき
)
に参拝後、
051
幹部十数名とともに至聖殿に昇殿し、
052
祝詞を奏上されて次のような歌を朗詠されました。
053
万代
(
よろづよ
)
の
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
もあけはなれ
054
みろく
三会
(
さんえ
)
の
暁
(
あかつき
)
きよし
055
引きつづき、
056
亀岡においても大祭が行われ聖師は弥勒菩薩として下生し、
057
諸面
(
しょめん
)
諸菩薩をひきいて地上に活動せられるということになったのであります。
058
同じく昭和三年二月七日には、
059
亀岡の
高天閣
(
こうてんかく
)
が落成し、
060
十一月十六日には
月宮殿
(
げっきゅうでん
)
竣成式が挙行されました。
061
翌昭和四年九月、
062
各地道院の幹部十八名は
壇訓
(
だんくん
)
によって出口聖師拝訪を兼ね、
063
布道団
(
ふどうだん
)
を組織して日本に渡来しました。
064
そして神戸、
065
亀岡、
066
綾部、
067
大阪、
068
東京などにおいて壇訓があり、
069
これによって聖師の神格、
070
天職がいよいよ明らかとなり、
071
大本と道院、
072
人類愛善会と世界紅卍字会は提携より進んで相合同するにいたりました。
073
ちなみに聖師に関して、
074
次のごとき壇訓が昭和四年九月、
075
神戸道院において示されたのであります。
076
「
尋仁
(
じんじん
)
(出口聖師の道名)一団の和気は信衆に異り霊光の
瑩
(
かがやき
)
は常人に倍す、
077
誠に衆生の光明、
078
濁海
(
じょくかい
)
の導師なり(中略)尋仁の天に
秉受
(
へいじゅ
)
するところは人と同じきのみ、
079
その誠によるゆえに、
080
よくその道を成し、
081
その信によるゆえによくその心を成す。
082
これわずかに大和一隅の明哲たるのみならず、
083
また東亜大陸の先覚なり。
084
その悟るところをもってすれば、
085
わずかに東亜一方の安危に係るものにあらず、
086
その行うところをもってすれば実に世界人群物類の平安を
奠
(
さだ
)
むるに足るなり。
087
」
088
なお道院と大本、
089
世界紅卍字会と人類愛善会は全く一体であることが示され、
090
「界域の念を除去してともに一道の修にむかえば、
091
すなわち、
092
いわゆる世界大同は必ずこれによってもってその
本
(
もと
)
を得、
093
いわゆる世界一家は必ずこれによってもってその
基
(
もとい
)
をさだめん」とあり、
094
最後に「この日華の結合は大千世界相安をひらくの
大本
(
たいほん
)
なり」と注意を喚起してあるのであります。
095
聖師夫妻は昭和四年秋、
096
前記布道団の一行が帰国するにあたって、
097
四五の役員をともなって
渡満
(
とまん
)
[
※
満州に渡ること
]
され、
098
彼我
(
ひが
)
の親善関係はますます強固なものとなりました。
099
東洋ばかりでなく、
100
欧州諸国においても、
101
聖師の出現について一度紹介さるるや、
102
非常な注意を喚起し、
103
ようやく聖師を讃美
渇仰
(
かっこう
)
する声が高くなってきました。
104
昭和二年大本事件の解決とともに聖師が晴天白日の身となられた当時、
105
パリにおける欧州本部ではこの喜びを「国際大本」誌上に発表したところ、
106
英、
107
米、
108
独、
109
仏その他の諸国より
祝詞
(
しゅくし
)
賀状
(
がじょう
)
を贈られるものが少くありませんでした。
110
その一、
111
二を左に掲げることにいたします。
112
○光は東方より
113
(大本総統出口王仁三郎聖師に奉る小詩)
114
東洋、
115
東洋! 凡ての神の光の 神聖なる大本源
116
其中には大いなるスラーヴ人種もありて
難
(
なや
)
めるを記憶せよ
117
煙が空中に入るが如く、
118
悪魔が此世界に侵入するは是れ人の罪なり
119
水滴
石
(
いし
)
を
穿
(
うが
)
つとかや……神の使の宣伝事業は 悪魔を征服せん
120
彼は清き四海同胞愛やまた神律を 世界に宣布す
121
憎しみを
芟除
(
せんじょ
)
する聖師に慎みて あらゆる
衷心
(
ちゅうしん
)
の御挨拶を申し上ぐ
122
地獄は一瞬時あるいは真理に打ち勝たん、
123
併し遂に 真理は永久に打ち勝つべし。
124
一九二七、
125
九、
126
二一、
127
128
チェコスロバキヤ国プラーハ市
129
マテイ・ルーダ
130
○出口王仁三郎聖師に奉る
131
神の使わし
人
(
びと
)
たるあなたに衷心の御挨拶を申上げます。
132
あなたは私共に美しき福音を
伝
(
の
)
べんとしておいでになりました。
133
不信の者をもしいたげ給わず新救世主たる、
134
あなたはいとやさしくまします。
135
あなたは恐ろしい剣をもって現われ玉わず却てあなたは愛善と平和の美しき教を説くに更に暴力を用ひ玉わぬのであります。
136
あなたから聞くものはただ嬉しき神の御言葉のみであります。
137
社会が不正にもあなたを苦しめます時にあなたは、
138
キリストのごとく、
139
無益に怒り玉わず、
140
また嘆き玉わず、
141
勇敢に黙して
142
すべてを赦して彼等を征服なさるのです。
143
されば我等ザメンホフの朋友はみな
144
奇しき大智識たる、
145
大本人
(
おおもとじん
)
の総帥たるあなたに
146
エスペラントによって平和を宣伝せらるるあなたに
147
深厚なる同情を寄せます。
148
一九二七、
149
七、
150
二四、
151
152
フランス国アネシ市
153
教授 ブーコン
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