霊界物語.ネット
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【附録】出口聖師年譜
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三、祖父の話
インフォメーション
題名:
3 祖父の話
著者:
大本教学院・編
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c03
001
喜三郎さんの祖父・
吉松
(
きちまつ
)
さんは、
002
聖師の誕生後六ヵ月目、
003
明治四年十二月二十七日に亡くなられました。
004
その臨終の時、
005
喜三郎さんの御両親を枕辺に招いて次のように遺言されました。
006
「上田家は古来七代目にかならず偉人があらわれて天下に名を成したものである。
007
彼の有名な画伯・
円山
(
まるやま
)
応挙
(
おうきょ
)
(本名は上田
主水
(
もんど
)
)は、
008
自分より五代前の祖先上田治郎左衛門が篠山藩士の
女
(
むすめ
)
をめとって妻となし、
009
その間に生まれたものである。
010
今度の孫はちょうど七代目にあたるから、
011
かならず天下に名をあらわすものになるであろう。
012
いづぞやも亀山(現在の亀岡)の易者に孫の人相を見てもらったら、
013
この子はあまり学問をさせると、
014
親の屋敷におらぬようになる。
015
いずれにしても、
016
ちがった児であるから、
017
十分気をつけて育てよとのことであった。
018
ワシの命はもう終りである。
019
しかしながら、
020
ワシは死んでも霊魂は生きて、
021
孫の生い先きを守ってやる。
022
この児は成長して名をあらわしても、
023
あまりわが家の力にはならぬとの易者の占いであるけれども、
024
天下に
美
(
よ
)
い名をあげてくれれば、
025
祖先の第一名誉であり、
026
また天下のためであるから、
027
大事に養育せよ。
028
これが
私
(
わし
)
の死後までの希望である」
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