霊界物語.ネット
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四、祖父の性行
インフォメーション
題名:
4 祖父の性行
著者:
大本教学院・編
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B100800c04
001
祖父の吉松さんは至って正直で、
002
キレイ好きな人でありました。
003
ただ一つ難病がありました。
004
それはバクチ好きで、
005
サイコロを懐からはなしたことがありませんでした。
006
それがために、
007
祖先伝来の
上田
(
じょうでん
)
も、
008
山林ものこらず売払い、
009
ただ百五十三坪の屋敷と
破
(
やぶ
)
れ
家
(
や
)
と、
010
三十三坪の買い手のない
悪田
(
あくでん
)
が一つ残っただけでした。
011
吉松さんは、
012
死ぬ時もサイコロをはなさず、
013
死んだらサイと一しょに葬ってくれといったそうであります。
014
吉松さんは、
015
016
打ちつ打たれつ、
017
一代勝負、
018
可愛いサイ(妻)子にこの世で別れ、
019
サイの川原でサイ拾う、
020
ノンノコサイサイノンノコサイサイ
021
と辞世を残して死んで行ったような、
022
ノン気な人でありました。
023
家内が困ろうが、
024
借金とりが攻めて来ようが、
025
相手さえあれば朝から晩までサイをころがしていたということです。
026
こういう風ですから、
027
先祖伝来の家屋敷もだんだんなくしてしまいました。
028
そこで祖母の
宇能子
(
うのこ
)
さんがおそるおそる諫めると、
029
吉松さんのいうことがふるっているのです。
030
「お宇能よ、
031
あまり心配するな、
032
気楽に思うておれ、
033
天道様は空飛ぶ鳥でさえ養うてござる。
034
鳥や
獣
(
けだもの
)
は別に明日の貯えもしておらぬが、
035
別に餓死した奴はない。
036
人間もその通り、
037
飢えて死んだものは千人のうちに、
038
ただの一人か二人くらいのものじゃ。
039
千人のうちで、
040
九百九十九人までは食い過ぎて死ぬのじゃ。
041
それで三日や五日食わないでもメッタに死にやせぬ。
042
ワシもお前の悔やむのを聞くたびに胸がヒヤヒヤする。
043
けれどもこれも因縁じゃとあきらめて黙って見ていてくれ。
044
止める時節が来たら止めるようになる。
045
ワシは先祖代々の深い
罪障
(
めぐり
)
をとり払いに生まれて来たのだ。
046
一たん、
047
上田家は家も屋敷もなくなってしまわねば、
048
よい芽は吹かぬぞよと、
049
いつも
産土
(
うぶすな
)
の神様が枕もとに立って仰せられる。
050
一日バクチを止めると、
051
その晩に産土さまがあらわれて、
052
なぜ神の申すことを聞かぬかと、
053
大変な御立腹でお責めになる。
054
これはワシのジョウ談じゃない。
055
真実真味の話だ。
056
そうせなんだら上田家の血統は断絶するそうじゃ。
057
ワシも子供ではなし、
058
ものの道理を知らぬはずはない。
059
やむを得ず、
060
上田の財産をつぶすために生まれて来ておるのじゃ。
061
大木は一旦幹から切らねば、
062
若いよい芽は生えぬ。
063
その代りに、
064
孫の代になったら世界の
幸福者
(
しあわせもの
)
になるそうじゃ。
065
これはワシがムリをいうと思うてくれるな。
066
とうとい産土の神さまのお言葉である」
067
こういって吉松さんは産土の森の方にむかって拍手するというようなわけですから、
068
宇能子さんもあきらめて、
069
その後は一言も意見らしいことはいわれなかったということであります。
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