霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
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歌集・日記
大本の道
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第五章 義と正欲
インフォメーション
題名:
第五章 義と正欲
著者:
出口王仁三郎
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c05
001
二四、裁制断割
002
奇魂
(
くしみたま
)
智
(
さとり
)
の道のほどほどに世のもの
事
(
ごと
)
を
義
(
ただ
)
しくさばくも(裁)
003
おほきみの
御政事
(
みまつりごと
)
もおだやかに
制
(
おきて
)
義
(
ただ
)
しくすすむ
御代
(
みよ
)
かな(制)
004
ためらひの心うち捨て勇ましく思ひし
善事
(
よごと
)
とぐるは
義
(
ただ
)
し(断)
005
国人
(
くにびと
)
をさちはふために身をわすれ
難
(
なや
)
みに
殉
(
とな
)
ふこころは
義
(
ただ
)
し(割)
006
二五、名位寿富
007
名
(
めい
)
位
(
ゐ
)
寿
(
じゆ
)
富
(
ふう
)
これぞ
神賦
(
しんぷ
)
の
正欲
(
せいよく
)
ぞ働かざれば
名
(
な
)
も
富
(
とみ
)
もなし
008
名
(
な
)
も
位
(
くら
)
も
寿
(
いのち
)
も
富
(
とみ
)
もすめ
神
(
かみ
)
[
※
皇神
]
は人の
所業
(
しわざ
)
によりてたまはむ
009
名
(
な
)
も
位
(
くら
)
も
富
(
とみ
)
も
寿
(
いのち
)
もちはやふる神のたまひし宝なりけり
010
かむながら
真
(
まこと
)
の道をさとりなば
名位寿富
(
もののたから
)
はひとりそなはる
011
名
(
めい
)
位
(
ゐ
)
福
(
ふく
)
たとへ
世人
(
よびと
)
に劣るともまことの道に富む人とならむ
012
垂乳根
(
たらちね
)
の親の名までも世にあげて身を立つるこそ子の
務
(
つと
)
めなる
013
雲井
(
くもゐ
)
なす高き
位
(
くらゐ
)
にのぼるとも
下
(
しも
)
いつくしむ道をわすれな
014
たまきはる人の命はかぎりあれど
一日
(
ひとひ
)
もがもと祈る真心
015
微弱なる人の
生命
(
いのち
)
もこころして
用
(
もち
)
ふる時は強きものなり
016
白銀
(
しろがね
)
も
黄金
(
こがね
)
も
玉
(
たま
)
もかずならず
[
※
数ならず
]
身の
健康
(
すこやか
)
にまさるものなき
017
身労は
身健
(
しんけん
)
となり心労は
心健
(
しんけん
)
を
得
(
う
)
るもとゐなりけり
018
たまきはる人のいのちは
天地
(
あめつち
)
の神のまにまに保ちこそすれ
019
むつまじく
家
(
いえ
)
富みさかえ玉の緒のいのち長きは
信仰
(
あななひ
)
の徳
020
子孫
(
うみのこ
)
のいやつぎつぎに栄えかし
天地
(
あめつち
)
日月
(
ひつき
)
のつづく限りを
021
二六、富と慈しみ
022
愛善の誠の徳にみつるならばたちまち富はあつまるものなり
023
誠心
(
まごころ
)
をつらぬく時は世の人のしたふ力に富みさかえゆく
024
今日
(
けふ
)
の
糧
(
かて
)
明日
(
あす
)
に
喰
(
くら
)
ふは富めるなり貧しき人は今日に
明日
(
あす
)
をくふ
025
奢
(
おご
)
らずに
日々
(
ひび
)
の
生計
(
くらし
)
をつつしめばこれに越したる収入はなし
026
足ることを知りて
奢
(
おご
)
らぬ人の家はいや
遠永
(
とほなが
)
に立ち栄えゆく
027
足ることを知りたる人は
天地
(
あめつち
)
の神の
仁慈
(
めぐみ
)
をさとりたるなり
028
家おこす人の
行為
(
しわざ
)
をうかがへば紙一枚もおろそかにせず
029
くさぐさの
冗費
(
つひえ
)
を省き貧しきに苦しむ人をひそかに足らはす
030
富むとても貧しき時を忘れずに
乏
(
とぼ
)
しき人を見ればほどこせ
031
望月
(
もちづき
)
の欠けたることのなき人は足らはむ人を
慈
(
いつく
)
しむべき
032
左手
(
ゆんで
)
にて
施
(
ほどこ
)
しするを右の手に知らせざるこそ神にかなへる
033
二七、宝と徳
034
貯
(
たくは
)
ふるよりは宝はほどほどに使ふが効力おほきものなり
035
貯
(
たくは
)
へて
世人
(
よびと
)
のために
用
(
もち
)
ゐざる
黄金
(
こがね
)
は
瓦石
(
ぐわせき
)
となにかえらばむ
036
黄金
(
わうごん
)
を積みて心を悩むより
天地
(
てんち
)
のあひだに徳をつむべし
037
さび腐りほろぶ宝を積むよりもまことの徳を
神国
(
かみくに
)
につめ
038
すめ神に受けし宝をおとさずに清くもちゐよ道の
信徒
(
まめひと
)
039
とこしへに朽ちぬたからは
皇神
(
すめかみ
)
の道に尽くせし誠なりけり
040
とこしへの
霊
(
たま
)
の
御宝
(
みたから
)
よそにして朽つる宝をもとむる人かな
041
財宝をあつめて
庫
(
くら
)
にをさむより身を修むるぞ宝なりけり
042
いかほどに
智慧
(
ちゑ
)
や宝を持つとても神を知らねば貧しき人なり
043
現世
(
うつしよ
)
に学びし智慧は剥ぎとられ富は消えゆく
元
(
もと
)
つ
神国
(
みくに
)
なり
044
ただ神の言葉によりて悟り得し智慧と富とは
永久
(
とは
)
に栄えむ
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