霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第九章 造─適宜の事務

インフォメーション
題名:第九章 造─適宜の事務 著者:出口王仁三郎
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B130200c09
001三九、なりはひ
002人はみな身魂(みたま)に合へる(なりはひ)あり神にならひて道をはづすな
003士農工商の道つたへゆく大本はくもりたる世の光なりけり
004世の中はおのもおのもの家業(なりはひ)をつとめ励みて栄えこそすれ
005信仰と誠意と努力なき時はいかなる事業も栄えざるべし
006おのが身の力さとりて(こと)なさば(あやま)つことの(つゆ)だにもなし
007うつし世の勤務(つとめ)おこたる曲人(まがびと)は神の御国(みくに)のつみ(びと)なるも
008朝早く起きいで(わざ)にいそしめば神の助けは(おのづか)ら添ふ
009(さち)おほき生業(なりはひ)なりとも皇神(すめかみ)御許(みゆるし)なくば(われ)はなすまじ
010朝夕に御前(みまへ)に祈り(わざ)をなせばいと安らけく進みゆくべし
011現世(うつしよ)事業(わざ)さへ全くできぬ身の神の御業(みわざ)(つか)()べきや
012顕世(うつしよ)は神の御国(みくに)田畑(たはた)なれば(おそ)れつつしみ日々(ひび)にはげめよ
013よき種子(たね)を神の畑に()くならば(ゆた)にみのらむ千頴(ちかひ)八千頴(やちかひ)
014狭田(さだ)長田(ながた)高田(たかた)窪田(くぼた)種物(たなつもの)まきて育つるおほみたからはや
015人みなの生命(いのち)の種と朝夕にはたらく田人(たびと)世のたからなる
016きもむかふ心つくして世のために(さち)ある(しな)をつくる飛騨人(ひだびと)
017商人(あきうど)は正しかるこそ道なれや(つと)めはげみて御国(みくに)を富ませ
018朝夕に汗して働くなりはひの中にこもれる宗教のひかり
019四〇、経済
020経済の根本革正なさざれば地上の国はほろびゆくべし
021自然界の元素を採集利用せずば人生無意義に(をは)るものなり
022天地(あめつち)の中にありとし在るものは神のあたへし宝なりけり
023生活(なりはひ)になくてかなはぬ物はみなこの世の中の宝にぞある
024ありとある地上のものは(ことごと)()(みづ)(つち)より()でざるはなし
025火と水と土の御徳(おんとく)知らざれば(しん)更生(かうせい)効を奏せず
026お土からあがりし物を大切にせざればこの世は治まることなし
027お土からあがりしものを大切にせよとの謎を知る人はなし
028一さいの生産品は地上より更生もまた土よりはじめよ
029あらがねの土は万有産出の(もとゐ)なりせばおろそかにすな
030野に山に神の恵みは満ちたらふ人よまことの(くは)もちて掘れ
031御教(みをしへ)のしげり栄えて国民(くにたみ)のかまどの(けむり)しげき()待たるる
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