霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第六章 祭─惟神の大道

インフォメーション
題名:第六章 祭─惟神の大道 著者:出口王仁三郎
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B130200c06
001二八、祭(祈願)
002()に見えぬ(おの)心霊(こころ)を眼に見えぬ神にささぐる幽斎(いうさい)の道
003見るを得ず聞く声もなき神のまへに祈る心は神なりにけり
004()きにつけ悪しきにつけて天地(あめつち)の神にいのるは人の真心(まごころ)
005雷電(いかづち)のはげしきときと地震(なゐふる)()るとき神に祈らぬはなし
006天地(あめつち)を祈るこころは人草(ひとぐさ)の道にかなひしまことなるべし
007手を()ちて祈るはよけれ皇神(すめかみ)の心()まずばいさをしもなし
008いのるとも心に(まが)のある時は神の救ひの如何(いか)であるべき
009世のためと祈る真人(まびと)ぞすくなけれ底の心はわが身のためのみ
010太祝詞(ふとのりと)ながなが(とな)私利(しり)をのみ祈るは誠の信徒(しんと)にあらず
011(ゐや)なくて黒き心もつ人のいのる言葉にしるしあらめや
012むらきもの心きよめて大前(おほまへ)に祈るまことを神は受けなむ
013心をも身をもまかせて祈りなば神はまことの力たまはむ
014大前(おほまへ)に朝夕いのる神言(かみごと)にひらけゆくかな心の(やみ)()
015天地(あめつち)も家もわが身も人の身も清めきよむる神の祝詞(ほぎごと)
016真心(まごころ)をこめし祈言(のりごと)みじかくも恵みの神は(きこ)しめすらむ
017今日(けふ)もまた真幸(まさき)くあれと大前(おほまへ)に心きよめて祈る人の世
018惟神(かむながら)(たま)()はへませと大神(おほかみ)を祈る言葉のすがすがしかも
019皇神(すめかみ)御前(みまへ)にまをす申す(こと)()は清く美しく(とな)へまつらな
020二九、祭(感謝)
021宮柱(みやばしら)太しき建てて幣吊(みてくら)をささげまつるを顕斎(けんさい)といふ
022神殿(かむどの)に神はまさねど人々の(いつ)かむたびに天降(あも)りますかも
023あし原の瑞穂の国は天地(あめつち)の神いつかずば治まらぬ国
024天津(あまつ)御神(みかみ)国津(くにつ)御神(みかみ)(いつ)かずば世はいつまでも乱れはてなむ
025神々の恩頼(みたまのふゆ)にむくいむと御祭(みまつ)りするは御代(みよ)国風(くにぶり)
026天地(あめつち)の神のめぐみに()ひながら神を(いつ)かぬ人の多き世
027起臥(おきふし)のその(たび)ごとに思ふかな海より深き神のめぐみを
028人の親の愛と恵みはかぎりあり限りなきこそ神のみめぐみ
029(こと)の葉に(たた)へつくせぬ皇神(すめかみ)の恵みにむくふすべもなきかな
030皇神(すめかみ)初穂(はつほ)ささげて御恵(みめぐ)みの千重(ちへ)一重(ひとへ)にむくいまつらむ
031皇神(すめかみ)(ささ)ぐるものはことごとく神より受けし御賜(みたまもの)なり
032大前に供へまつらむものもなしただ赤心(まごころ)の清きのみなる
033ちはやふる神の祭りを第一につとむる家は永久(とは)に栄えむ
034朝夕に神のみ前御前太祝詞(ふとのりと)となふる家は安らかなりけり
035ゑらゑらにゑらぎ(にぎ)はふ人の家は朝夕(あさゆふ)神の御前(みまへ)にぬかづく
036礼拝(らいはい)をいそしむ人は愛善の道をたどれる神の御子(みこ)なり
037目に見えぬ神の御姿(みすがた)朝夕に(をろが)みつかふる(われ)となりけり
038一日の(わざ)なしをへて大前に祝詞まをせばこころすがしも
039一日の(わざ)ををはりしたそがれに御前(みまへ)にいのる心たのしさ
040(われ)もなく現世(うつしよ)もなくただ一人(ひとり)神の御前(みまへ)平伏(ひれふ)しをろがむ
041三〇、産土神と祖霊
042産土(うぶすな)の神の御前(みまへ)におのもおのも御栄(みさか)えいのる神国(かみくに)のたみ
043ふるさとの産土神(うぶすながみ)をたふとみて道に(つか)ふる人のつましさ
044()いるまも人の身にそひ家に添ひ心にそひて守る氏神(うぢがみ)
045氏神(うぢがみ)は祖先の霊と知らずしてから神いつく人の多かり
046(とほ)(おや)御祭事(みまつりごと)をうるはしく仕へまつるは御代(みよ)の国ぶり
047祖祖(おやおや)のいづの(みたま)春秋(はるあき)にいつきつかふる神国(かみくに)の道
048とつ(くに)(のり)あらためて(たま)()はふ神の御式(みのり)祖霊(みたま)(いつ)かな
049累代(るいだい)の祖先の霊を天国にすくふは子孫が愛善の徳
050遠津神(とほつかみ)代々(よよ)(おや)たち(いつ)かずば人も(けもの)とかはらざるべし
051三一、惟神の大道
052いろいろと世は紫陽花(あぢさゐ)七変化(ななかはり)かはらぬ道は惟神(かむながら)の道
053迫り来る世の荒浪(あらなみ)をやすやすと()ぎて(をさ)むる惟神(かむながら)の道
054人の子の朝な夕なに守るべき務めは神にしたがふにあり
055かむながら神の心にまかすこそ人の誠のつとめなりけり
056かむながら誠の道は大衆のこころに通ふ真道(まみち)なりけり
057惟神(かむながら)道のまことの尊さは踏みてののちに悟りこそすれ
058惟神(かむながら)まことの道を悟りつつ行ひなさばこの世やすけし
059私利私欲(いつ)さい捨てて惟神(かむながら)かみの大道(おほぢ)にすすむべき時
060かむながら道の光を地の上にあまねく照らす時は()にけり
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