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歌集・日記
大本の道
第1章 愛善の世界
第2章 三大学則
第3章 教旨
第4章 一霊四魂と五情
第5章 義と正欲
第6章 祭─惟神の大道
第7章 教─天授の真理
第8章 慣─天人道の常
第9章 造─適宜の事務
第10章 四大主義
第11章 神の経綸
第12章 伊都能売
第13章 神業と宣教
第14章 信仰の道
第15章 信仰心得
第16章 みろくの世へ
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第一五章 信仰心得
インフォメーション
題名:
第一五章 信仰心得
著者:
出口王仁三郎
ページ:
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B130200c15
001
六八、見直し
002
よしあしの
葉末
(
はずゑ
)
のしらべなすよりも心の
幹
(
みき
)
の
根
(
ね
)
をただし見よ
003
むらきもの心一つのあつかひに
善
(
よ
)
くも
悪
(
あ
)
しくも見ゆる世の中
004
水晶の清き
身魂
(
みたま
)
をもつならばすべての人のよく見ゆるなり
005
人のこと悪く見ゆるはおしなべてわが
心根
(
こころね
)
のきたなき
故
(
ゆゑ
)
なり
006
悪人
(
あくにん
)
とおもへば親しくまじはりてことむけやはせ
誠心
(
まことごころ
)
に
007
悪人もまことをもちて
交
(
まじ
)
はれば
天性
(
てんせい
)
自然
(
しぜん
)
の
善人
(
ぜんにん
)
なりけり
008
わが
友
(
とも
)
と
仇
(
あだ
)
なす人とわかちなく誠
変
(
か
)
へざる人は神なり
009
憎しとはおもふな
吾
(
われ
)
に
仇
(
あだ
)
なすは
吾
(
われ
)
をきたふる神の
御心
(
みこころ
)
010
睨
(
にら
)
まれてにらみかへすは人ごころ笑ふてかへすは
神心
(
かみごころ
)
なる
011
日々
(
にちにち
)
におのれを責めて世の人を
賞
(
ほ
)
むるは神の心にかなへり
012
六九、言の葉
013
言霊
(
ことたま
)
のたすくる国といひながらその言霊をみだす人のみ
014
言霊
(
ことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひ
天照
(
あまて
)
る
神国
(
かみくに
)
ぞ淋しき
悪
(
あ
)
しき言葉つかふな
015
言
(
こと
)
の葉をあらため直せここたくの罪も
汚
(
けが
)
れもあとなく消えむ
016
やはらかき人の言葉はあらがねの
太刀
(
たち
)
も
剣
(
つるぎ
)
も折る力あり
017
あたたかき言葉の花は人みなの
荒
(
あら
)
き心を
和
(
なご
)
むものなる
018
うつくしき言葉の花は
何時
(
いつ
)
とても
醜
(
しこ
)
の嵐の襲ふことなし
019
千早
(
ちはや
)
ふる神にしたしみ愛すてふ心ありせば言葉の花咲く
020
むらきもの心の誠こもりたる言葉は
終生
(
しゆうせい
)
忘れぬものなり
021
かず多く誠の道をさとるとも
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
風の吹かぬこそよき
022
いふてよき事はいはずに言はずともよきことをいふ
醜人
(
しこびと
)
あはれ
023
世の人の口のくるまに乗せられな悪魔は人の口借りていふ
024
言
(
こと
)
の葉の
汚
(
けが
)
れしときは身に
魂
(
たま
)
にたちまち
曲
(
まが
)
の
憑
(
かか
)
るものなる
025
七〇、謙譲
026
へりくだる人ほど高く見ゆるかな心の空に光
充
(
み
)
つれば
027
へりくだる人にゆづるは神の子の
高天原
(
たかあまはら
)
へのぼる
段階
(
きざはし
)
028
へりくだり神に
仕
(
つか
)
へて
永久
(
とこしへ
)
の
生命
(
いのち
)
の国に昇るまめひと
029
田
(
た
)
の
面
(
おも
)
に稔る
稲穂
(
いなほ
)
をかがみとしへりくだりつつ世をば渡らむ
030
へりくだり人に
傲
(
おご
)
らず
衒
(
てら
)
はずに神のこころを心としゆけ
031
かむながら道のおくがに分け入れば
己
(
おの
)
が心の恥づかしきかな
032
かむながら道のおくがに分け入りて
万代
(
よろづよ
)
散らぬ花に逢ふかな
033
七一、苦楽
034
楽しみのあとの苦しみ見るよりも誠の道に苦しみて見よ
035
己
(
おの
)
が身の苦しき時ぞ
魂
(
たま
)
照りてももの
希望
(
のぞみ
)
はわき
出
(
い
)
づるなる
036
苦しみし覚えさへなき人の身は世にながらへて楽しみもなし
037
苦しみてあまたの人に使はれてはじめて人を使ふ道知る
038
汗水
(
あせみづ
)
をながせしのちの
休息
(
やすらひ
)
にまさる楽しみ世の中になし
039
苦しみの中にも
永久
(
とは
)
の
希望
(
のぞみ
)
ありいかに
幸
(
さち
)
ある
吾
(
わ
)
が身ならずや
040
苦しみもまたたのもしく思はるる神の
大道
(
おほぢ
)
を歩む身にして
041
世の中の楽しみばかり求めたる
吾
(
わ
)
が身はげにも
[
※
吾が身は実にも
]
愚
(
おろか
)
なりけり
042
苦しみも悩みも雲と散り失せぬただ愛善の神の
伊吹
(
いぶ
)
きに
043
七二、試練
044
試
(
こころ
)
みにあふも
憂
(
うれ
)
ひの雨ふるも
悔
(
くや
)
まず
怯
(
お
)
ぢず神にまかせよ
045
皇神
(
すめかみ
)
と共にありせば
如何
(
いか
)
ならむ悩みにあふも苦しからまじ
046
皇神
(
すめかみ
)
の道すすむ身は
千万
(
ちよろづ
)
の
曲
(
まが
)
おそふとも
如何
(
いか
)
で恐れむ
047
まことなき人は少しの試みにあひて誠の望みうしなふ
048
皇神
(
すめかみ
)
は恵みの
鞭
(
むち
)
をくはへつつ心の眠りさましたまへり
049
えらまれて宮の柱となる
御木
(
みき
)
は
科戸
(
しなど
)
の風にもまれこそすれ
050
いく
度
(
たび
)
か神の試練にきたへられ遭ひし悩みも喜びとなりぬ
051
いろいろの妨げ悩みあればこそ誠の
天佑
(
てんいう
)
くだり
来
(
く
)
るなり
052
神によりて悩みに堪へし心こそいや
永久
(
とこしへ
)
の実をや結ばむ
053
艱難
(
かんなん
)
の
大
(
だい
)
なるあとは幸福のめぐみの花の大なるが咲く
054
思はざること次々におこれども善意にとれば
力
(
ちから
)
とぞなる
055
言へば言へ
謗
(
そし
)
らばそしれ今はただ神の
御心
(
みむね
)
に任すばかりぞ
056
ちりの世の人の
嘲
(
あざけ
)
り何かあらむ神に生きたる
吾
(
わ
)
が身なりせば
057
今しばし
嵐
(
あらし
)
吹けどもやがてまた花咲き匂ふ春や来たらむ
058
ここだくの悩み
憂
(
うれ
)
ひも
御心
(
みこころ
)
ぞやがては深き喜びとならむ
059
何事も神の
御計
(
みはか
)
り給ふわざぞ
勇
(
いさ
)
みよろこべ
憂
(
う
)
きもつらきも
060
千万
(
ちよろづ
)
の悩みに逢ひてひるまぬは
五六七
(
みろく
)
の神の力なりけり
061
御試
(
みため
)
しに遭ひて打ち勝つ
信徒
(
まめひと
)
とならしめたまへ神の力に
062
七三、治療
063
病
(
や
)
む人も病まざる人も
千早
(
ちはや
)
ふる神の
御教
(
みのり
)
の薬を忘れな
064
病む時は神の
御前
(
みまへ
)
にひれ伏して心の罪のありかを悟れ
065
病悩
(
いたづき
)
の身を
天地
(
あめつち
)
に祈るともゆめ
現世
(
うつしよ
)
の医師をわすれな
066
人みなの身の
病悩
(
いたづき
)
ををさめむと
少彦名
(
すくなひこな
)
の
選
(
え
)
りし
神薬
(
みくすり
)
067
大己貴
(
おほなむち
)
少彦名
(
すくなひこな
)
のあらはしし
温泉
(
いでゆ
)
の
験
(
いさ
)
は神のたまもの
068
身の
欠
(
か
)
くる
病
(
やまひ
)
は早く切りすてよ神は
尚
(
なほ
)
さら
医師
(
くすし
)
たのみて
069
魂
(
たま
)
幸
(
ち
)
はふ神に
壮健
(
まめやか
)
いのるとも暑さ寒さのふせぎ忘れな
070
飲食
(
いんしよく
)
をひかへ目にしてつつしまば
医師
(
くすし
)
薬
(
くすり
)
に遠ざかるべし
071
飢ゑて死ぬ者はなけれど食ひ過ぎて命ちぢむる人の多きも
072
病神
(
やまひがみ
)
うかがふ家の
門口
(
かどぐち
)
はちりやあくたにけがされてをり
[
※
塵や芥に穢されて居り
]
073
いたづき
[
※
「いたずき」とは病気のこと
]
に病みこやしたる
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
もわれ
天地
(
あめつち
)
の神を忘れず
074
天地
(
あめつち
)
の神を忘るるその時ぞその身に悩みの種はまかるる
075
なやむとき喜ぶ時もおしなべて神の恵みを夢なわすれそ
076
いたづきに悩まさる身を
癒
(
いや
)
します
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
かしこし
077
いと弱き
吾
(
わ
)
が身は神の
御力
(
みちから
)
に
救
(
すく
)
はるるよりほかに道なし
078
七四、誡慎
079
ここばかり神の
御前
(
みまへ
)
となおもひそ
[
※
「な…そ」は古語で「どうか…しないでくれ」の意。つまりここでは「ここだけが神の御前だと思うな」という意。
]
何処
(
いづこ
)
も神のゐます
大前
(
おほまへ
)
080
眼に見えぬ心の鬼を
言
(
こと
)
むけて一人つつしめ神の
御子
(
みこ
)
たち
081
眼に見えぬ神には眼あり
隔
(
へだ
)
たりし壁に耳あり独りを
慎
(
つつし
)
む
082
人の眼のとどかぬ
所
(
とこ
)
を
慎
(
つつし
)
むは神にひとしき心なるべし
083
踏みてゆく神の
正道
(
まさみち
)
広けれど心せざればつまづくことあり
084
大神
(
おほかみ
)
の道ふみ分けてすすむ身にも
時
(
とき
)
じく
塞
(
さ
)
やる
醜
(
しこ
)
の
曲神
(
まがかみ
)
085
うるはしき
教
(
をしへ
)
の道を踏みながら鬼あざみの花したふ人あり
086
酒のめばいつも心は
春
(
はる
)
めけど悟りの花は散りみだるなり
087
大本
(
おほもと
)
をやぶるは
大本
(
おほもと
)
まめ
人
(
ひと
)
[
※
「まめひと」は信徒の意
]
のあらぬ言葉の針にぞありける
088
大本
(
おほもと
)
のためと思ひて
大本
(
おほもと
)
を
損
(
そこ
)
なふ
曲神
(
まがつ
)
はまめ
人
(
ひと
)
にひそめり
089
言霊
(
ことたま
)
のさちはふ
教
(
をしへ
)
を知りながら
禍
(
わざはひ
)
まねく
信徒
(
しんと
)
の
言霊
(
ことたま
)
090
えらまれて神の
使
(
つかひ
)
となりながら執着心のとれぬ人あり
091
身も
魂
(
たま
)
も神にささぐと言ひながら自己愛のみを
曲人
(
まがびと
)
のはかる
092
神さまのお道のためといひながら
神
(
かみ
)
松魚節
(
かつぶし
)
の
八十曲津
(
やそまがつ
)
あり
093
神さまを
喰
(
く
)
ひものにする
曲津見
(
まがつみ
)
の心の
曲
(
まが
)
をなほしたきもの
094
七五、処世(一)
095
新しく
生
(
う
)
まれむとせば
惟神
(
かむながら
)
かみの
御法
(
みのり
)
をかたく守れよ
096
千早
(
ちはや
)
ふる神の
身魂
(
みたま
)
にかへりなば
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
には
能
(
あた
)
はざるなし
097
成らぬとは人は言へども何事も成らぬにあらで
為
(
な
)
さぬなりけり
098
望みごと
正
(
ただ
)
しかりせば何事もかなはせたまふ愛善の神
099
望みごと叶ひたりとて気ゆるしをすれば
忽
(
たちま
)
ち
禍
(
わざはひ
)
とならむ
100
人の
業
(
わざ
)
はもう
一息
(
ひといき
)
といふときに破られやすし神にいのれよ
101
貧しくも心ただしくすむ人は神の恵みに富めるものなり
102
八重
(
やへ
)
むぐら固める
賎
(
しづ
)
の
伏屋
(
ふせや
)
にも愛の光のたのしみは充つ
103
星光
(
ほしかげ
)
の洩れ
来
(
く
)
る
伏屋
(
ふせや
)
に住むとても喜びおほき神の
教子
(
をしへご
)
104
母を見て娘をさとり
信徒
(
まめひと
)
の
行為
(
おこなひ
)
を見て
御教
(
みのり
)
をさとる
105
縁組
(
えんぐみ
)
の先の財産えらむより人のこころの
善悪
(
よしあし
)
を見よ
106
諌
(
いさ
)
められて耳を
閉
(
と
)
づれば
忽
(
たちま
)
ちにわが身の
開
(
ひら
)
く時を失ふ
107
誇
(
そし
)
られて直ちに腹の立つ人は心に雲のかかるしれもの
108
よしもなき事に腹立て
怒
(
いか
)
りなば
忽
(
たちま
)
ちその身の破滅まねかむ
109
ほめられて
心
(
こころ
)
許すなすぐ
後
(
あと
)
でまた
笑
(
わら
)
はるることのある世は
110
とり返しならぬ
過失
(
あやまち
)
なすものは心
傲
(
おご
)
れる時にぞありける
111
懐
(
ふところ
)
の寒くとぼしくなる時は神につめたき
行為
(
しわざ
)
なほせよ
112
人間は増長すればいつしかに
心身
(
しんしん
)
ともに腐敗するなり
113
人のこと
注意
(
きつけ
)
するより
己
(
おの
)
がなす
日々
(
ひび
)
の
行為
(
しわざ
)
に心くばれよ
114
百悶
(
ひやくもん
)
もただ
一決
(
いつけつ
)
に
如
(
し
)
かぬなり身を軽くせよ神にまかせよ
115
眠られぬ時はことさら
大本
(
おほもと
)
の神のをしへを思ひおこせよ
116
新年
(
にひどし
)
の春のこころを常に持てば世に災ひの
来
(
き
)
たることなし
117
七六、処世(二)
118
根
(
ね
)
の固き
樹
(
き
)
は
永遠
(
とことは
)
に
末
(
すゑ
)
ながく高く
太
(
ふと
)
しく
栄
(
さか
)
ゆるものなり
119
いち早く実る木の実は
朽
(
く
)
ち
易
(
やす
)
しおそきは長く
味
(
あぢ
)
保つなり
120
表面
(
へうめん
)
は小さく見えて内容の
大
(
だい
)
なるものは必ずさかえむ
121
いまの世は一に人物二に度胸三に
黄金
(
こがね
)
ぞたからなりけり
122
われ以上偉大の人にまじはれば人格とみに向上するなり
123
目的と主義の貫徹のぞみなばまづ実行を第一とせよ
124
上に立つ
人
(
ひと
)
動かねば下にゐる
僕婢
(
しもべ
)
はなほも動かざるべし
125
日々
(
にちにち
)
に踏みし実地の経験は学説よりも遥かにたふとし
126
知ることと知らざることとは
日々
(
にちにち
)
の事業の力に
大関係
(
だいくわんけい
)
あり
127
解
(
わか
)
らねば尋ねて
覚
(
さと
)
れ
何時
(
いつ
)
までも知らぬは
恥
(
はぢ
)
の
上
(
うは
)
ぬりとなる
128
何事も善意に利用する人は
現世
(
このよ
)
に余裕
綽々
(
しやくしやく
)
たるなり
129
塵
(
ちり
)
ほどのものと
侮
(
あなど
)
り捨つる人は
太
(
ふと
)
しき
事業
(
わざ
)
を成しとげ
難
(
がた
)
きも
130
悪習と
冗費
(
じようひ
)
にとらへらるる身は
終生
(
しうせい
)
大事
(
だいじ
)
をなすことを得じ
131
九仞
(
きうじん
)
の
功
(
こう
)
を
一簣
(
いつき
)
に損ずるはみな
軽率
(
けいそつ
)
のむくいなりけり
132
七七、処世(三)
133
旧恩を忘るる者は世に立ちて
栄
(
さか
)
えを得むこと
一
(
ひと
)
しほ
難
(
かた
)
し
134
権利のみ
云々
(
うんぬん
)
する人は世の中に義務をつくさぬ
曲神
(
まがかみ
)
と知れ
135
何事も
誓約
(
うけひ
)
をなすは
易
(
やす
)
けれど守るは
難
(
かた
)
きものとこそ知れ
136
頼まれてただちに承諾する人は
浅考
(
せんかう
)
薄慮
(
はくりよ
)
の
化身
(
けしん
)
なりけり
137
何事も取り過ぐるより
他
(
た
)
の人に
与
(
あた
)
へ過ぐるぞ
過
(
あやま
)
ちすくなし
138
利を多く得むと心をくだくより
冗費
(
つひえ
)
をはぶけ何につけても
139
損得
(
そんとく
)
のことに
眼
(
まなこ
)
を閉ぢられて思ひもかけぬ大損をする
140
我利我利
(
がりがり
)
は
一時
(
いちじ
)
の
虚栄
(
きよえい
)
を充たすとも遂には罪に亡ぶものなり
141
利に走り
情
(
なさけ
)
を知らぬ人々の
魂
(
たま
)
のゆくへは
根底
(
ねそこ
)
の国なり
142
なりはひを
努
(
つと
)
めて
節
(
せつ
)
ある心こそまことに家の宝なるべし
143
一日の業務は朝に考へて終日わき目もふらずはたらけ
144
人はみなその日の
業
(
わざ
)
にいそしみて
他
(
ほか
)
に心を夢な散らしそ
145
いそがしき人を訪問するときは簡単明瞭時間を
節
(
せつ
)
せよ
146
職業によりて人びと
閑忙
(
かんぼう
)
の時期のありせば心
得
(
う
)
べきなり
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