大正十五年十一月八日
宣伝使が宣伝に行って信者または未信者の家に泊った時、あまり早く起きると家人が迷惑するし、また家人が起きたら間もなく起きないと、あまり遅くなるとこれもまたいかないから、家人に次いで起き、神様に祈願をするのが結構であります。食物はすべて贅沢しないよう漬物か何かで済すよう心がけねばならぬ。あまりに御馳走されたならば箸をつけないで、その中の簡単なもので快よく済まして置けば、先方も後には御馳走も出さなくなります。すべて腹が減らなんだら良いという位にして居ると、どこの家でも非常に都合がよく、喜ばれるものであります。また用もないのに三日も四日も泊って居るというようなことは、深く慎まねばならぬと思います。