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霊界物語
如意宝珠(第13~24巻)
第20巻(未の巻)
序
凡例
総説歌
第1篇 宇都山郷
第1章 武志の宮
第2章 赤児の誤
第3章 山河不尽
第4章 六六六
第2篇 運命の綱
第5章 親不知
第6章 梅花の痣
第7章 再生の歓
第8章 心の鬼
第3篇 三国ケ嶽
第9章 童子教
第10章 山中の怪
第11章 鬼婆
第12章 如意宝珠
霊の礎(六)
霊の礎(七)
余白歌
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霊界物語
>
如意宝珠(第13~24巻)
>
第20巻(未の巻)
> 後付 > 霊の礎(六)
<<< 如意宝珠
(B)
(N)
霊の礎(七) >>>
霊
(
たま
)
の
礎
(
いしずゑ
)
(六)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻
篇:
後付
よみ(新仮名遣い):
章:
霊の礎(六)
よみ(新仮名遣い):
たまのいしずえ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年12月
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年3月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
第一天国の天人の姿は、花の如く、黄金の如く、瑠璃光の如く、金剛石の幾十倍もの肌の色を保っている。たいていは有色人種であり、中でも黄色人種が多い。
これを第二、第三天国の住民から見ると、強い光が放射していてよく見ることができない。第二、第三の天国では人種ごとに団体を作っている。
また、宗教によって、至る天国はそれぞれである。それ相応の神業に従事し、歓喜に浴して天国の生涯を楽しんでいる。
どんな宗教も善を賞して、悪を良しとするような教えが含まれていない限りは、その信者はそれぞれの天国に昇る資格がある。しかし霊界の消息に暗く、倫理のみに堕している宗教の天国は最下方にあり、また信者が中有界に迷いやすい。
不信仰にして天国に至る者は、ごく小数である。しかし神や霊界の存在を知らずに天国に行った者は、たいへんにまごつく。
現界で熱心に信心をして神を唱えながら、中有界に迷ったり、地獄に落ちる者もある。また神仏商売の宣教者は、地獄に落ちる者が非常に多い。
天国の団体は、自分の団体が一人でも多くなることを望んでいるので、天国に来た人間に対して好感を抱き、歓待する。
天人は、男は三十歳前後、女は二十歳前後の姿をしている。人間の霊魂や情動は不老不死であるからである。そのため、霊界で自分の親子兄弟、知己に会っても、すぐにはそれと気がつかない場合がある。しかしよく見ればその面影が残っている。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2021-04-30 19:02:23
OBC :
rm209901
愛善世界社版:
281頁
八幡書店版:
第4輯 253頁
修補版:
校定版:
291頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 第四篇 神霊世界 > 第三章 霊の礎
001
一、
002
第一
(
だいいち
)
天国
(
てんごく
)
たる
最高
(
さいかう
)
最勝
(
さいしよう
)
の
位置
(
ゐち
)
を
占
(
しめ
)
たる
天国
(
てんごく
)
の
天人
(
てんにん
)
の
姿
(
すがた
)
は、
003
実
(
じつ
)
に
花
(
はな
)
の
如
(
ごと
)
く、
004
黄金
(
わうごん
)
の
如
(
ごと
)
く、
005
瑠璃光
(
るりくわう
)
の
如
(
ごと
)
く、
006
且
(
かつ
)
金剛石
(
こんがうせき
)
の
幾十倍
(
いくじふばい
)
とも
知
(
し
)
れないやうな、
007
肌
(
はだ
)
の
色
(
いろ
)
を
保
(
たも
)
つて
居
(
を
)
る
天人
(
てんにん
)
ばかりである。
008
そして
大抵
(
たいてい
)
は
有色
(
いうしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
、
009
殊
(
こと
)
に
黄色
(
くわうしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
が
多
(
おほ
)
く、
010
白色
(
はくしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
は
其
(
その
)
数
(
すう
)
に
於
(
おい
)
て
余程
(
よほど
)
少数
(
せうすう
)
である。
011
之
(
これ
)
を
第二
(
だいに
)
、
012
第三
(
だいさん
)
の
天国
(
てんごく
)
の
住民
(
ぢうみん
)
より
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は、
013
只
(
ただ
)
単
(
たん
)
に
人間
(
にんげん
)
の
像
(
ざう
)
が
強力
(
がうりき
)
なる
光輝
(
くわうき
)
を
放射
(
はうしや
)
して
居
(
ゐ
)
るやうで、
014
充分
(
じゆうぶん
)
に
見分
(
みわ
)
くることが
出来
(
でき
)
ない。
015
又
(
また
)
第二
(
だいに
)
、
016
第三
(
だいさん
)
の
天国
(
てんごく
)
には
白色
(
はくしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
も
多数
(
たすう
)
に
住
(
す
)
み、
017
有色
(
いうしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
も
多数
(
たすう
)
に
住居
(
ぢうきよ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
018
そして
白色
(
はくしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
は
白色
(
はくしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
で
団体
(
だんたい
)
を
造
(
つく
)
り、
019
ここに
集合
(
しふがふ
)
し、
020
有色
(
いうしよく
)
人種
(
じんしゆ
)
は
比較
(
ひかく
)
的
(
てき
)
に
少
(
すくな
)
いやうである。
021
又
(
また
)
宗教
(
しうけう
)
の
異同
(
いどう
)
に
依
(
よ
)
つて、
022
人霊
(
じんれい
)
の
到
(
いた
)
る
天国
(
てんごく
)
も
違
(
ちが
)
つて
居
(
を
)
る。
023
仏教
(
ぶつけう
)
信者
(
しんじや
)
は
仏教
(
ぶつけう
)
の
団体
(
だんたい
)
なる
天国
(
てんごく
)
へ
上
(
のぼ
)
り、
024
耶蘇教
(
やそけう
)
信者
(
しんじや
)
は
耶蘇教
(
やそけう
)
の
団体
(
だんたい
)
なる
天国
(
てんごく
)
へ
上
(
のぼ
)
り、
025
回々教
(
ふいふいけう
)
信者
(
しんじや
)
は
回々教
(
フイフイけう
)
の
団体
(
だんたい
)
なる
天国
(
てんごく
)
へ
上
(
のぼ
)
り、
026
それ
相応
(
さうおう
)
の
歓喜
(
くわんき
)
を
摂受
(
せつじゆ
)
して、
027
天国
(
てんごく
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
従事
(
じゆうじ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
028
また
神道
(
しんだう
)
の
信者
(
しんじや
)
は
神道
(
しんだう
)
の
団体
(
だんたい
)
なる
天国
(
てんごく
)
に
上
(
のぼ
)
り、
029
神業
(
しんげふ
)
に
従事
(
じゆうじ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
030
そして
神道
(
しんだう
)
の
中
(
うち
)
にも
種々
(
しゆじゆ
)
の
派
(
は
)
が
分
(
わ
)
かれ、
031
各自
(
かくじ
)
違
(
ちが
)
つた
信仰
(
しんかう
)
を
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
るものは、
032
又
(
また
)
それ
相当
(
さうたう
)
の
団体
(
だんたい
)
にあつて
活動
(
くわつどう
)
し、
033
歓喜
(
くわんき
)
に
浴
(
よく
)
して、
034
天国
(
てんごく
)
の
生涯
(
しやうがい
)
を
楽
(
たのし
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
035
一、
036
如何
(
いか
)
なる
宗教
(
しうけう
)
と
雖
(
いへど
)
も、
037
善
(
ぜん
)
を
賞
(
しやう
)
し
悪
(
あく
)
を
憎
(
にく
)
まない
教
(
をしへ
)
の
無
(
な
)
い
限
(
かぎ
)
り、
038
何
(
いづ
)
れの
宗教
(
しうけう
)
信者
(
しんじや
)
も
各自
(
かくじ
)
天国
(
てんごく
)
へ
上
(
のぼ
)
り
得
(
う
)
る
資格
(
しかく
)
は
在
(
あ
)
る。
039
併
(
しか
)
しその
教
(
をしへ
)
にして
充分
(
じゆうぶん
)
に
徹底
(
てつてい
)
したものは、
040
堂
(
どう
)
しても
高
(
たか
)
き
優
(
すぐ
)
れたる
天国
(
てんごく
)
が
開
(
ひら
)
かれてあるから、
041
不徹底
(
ふてつてい
)
にして、
042
霊界
(
れいかい
)
の
消息
(
せうそく
)
に
暗
(
くら
)
いやうな
宗教
(
しうけう
)
の
天国
(
てんごく
)
は
実
(
じつ
)
に
最下方
(
さいかはう
)
にあつて、
043
見聞
(
けんぶん
)
の
狭
(
せま
)
い
人間
(
にんげん
)
のみの
団体
(
だんたい
)
が
造
(
つく
)
られてある。
044
現代
(
げんだい
)
の○○
教
(
けう
)
や○○
教
(
けう
)
などは、
045
倫理
(
りんり
)
的
(
てき
)
教理
(
けうり
)
のみに
堕
(
だ
)
して
居
(
ゐ
)
て、
046
肝腎
(
かんじん
)
の
霊界
(
れいかい
)
の
消息
(
せうそく
)
を
教
(
をし
)
へない、
047
否
(
いな
)
霊界
(
れいかい
)
の
真相
(
しんさう
)
を
徹底
(
てつてい
)
的
(
てき
)
に
知悉
(
ちしつ
)
して
居
(
ゐ
)
ないから、
048
却
(
かへつ
)
て
中有界
(
ちううかい
)
に
逍遥
(
せうえう
)
する
人間
(
にんげん
)
が
多
(
おほ
)
い。
049
凡
(
すべ
)
て
天国
(
てんごく
)
の
団体
(
だんたい
)
に
加入
(
かにふ
)
し
得
(
う
)
るものは、
050
神
(
かみ
)
を
固
(
かた
)
く
信
(
しん
)
じ、
051
篤
(
あつ
)
く
愛
(
あい
)
し
得
(
う
)
るものである。
052
不信仰
(
ふしんかう
)
にして
天国
(
てんごく
)
に
到
(
いた
)
る
者
(
もの
)
も
有
(
あ
)
るが
極
(
きは
)
めて
少数
(
せうすう
)
である。
053
何
(
いづ
)
れの
宗教
(
しうけう
)
も
信
(
しん
)
ぜず、
054
守
(
まも
)
らず
神
(
かみ
)
の
存在
(
そんざい
)
を
知
(
し
)
らずして
天国
(
てんごく
)
へ
往
(
い
)
つたものは、
055
大変
(
たいへん
)
に
魔誤
(
まご
)
付
(
つ
)
き、
056
後悔
(
こうくわい
)
し、
057
且
(
か
)
つ
天国
(
てんごく
)
や
死後
(
しご
)
の
生涯
(
しやうがい
)
の
在
(
あ
)
りしことに
驚
(
おどろ
)
くものである。
058
又
(
また
)
現界
(
げんかい
)
に
在
(
あ
)
る
時
(
とき
)
、
059
熱心
(
ねつしん
)
に
宗教
(
しうけう
)
を
信
(
しん
)
じ、
060
神
(
かみ
)
を
唱
(
とな
)
へながら、
061
天国
(
てんごく
)
に
上
(
のぼ
)
り
得
(
え
)
ずして
中有界
(
ちううかい
)
に
迷
(
まよ
)
つたり、
062
甚
(
はなは
)
だしきは
地獄
(
ぢごく
)
へさへ
落
(
お
)
つる
人間
(
にんげん
)
もある。
063
神仏
(
しんぶつ
)
の
教導職
(
けうだうしよく
)
にして
却
(
かへつ
)
て
天国
(
てんごく
)
に
上
(
のぼ
)
り
得
(
え
)
ず、
064
中有界
(
ちううかい
)
に
迷
(
まよ
)
ひ、
065
或
(
あるひ
)
は
地獄
(
ぢごく
)
に
落
(
お
)
つるものは
随分
(
ずゐぶん
)
に
沢山
(
たくさん
)
ある。
066
神仏
(
しんぶつ
)
を
種
(
たね
)
にして、
067
現界
(
げんかい
)
に
於
(
おい
)
て
表面
(
へうめん
)
善人
(
ぜんにん
)
を
装
(
よそほ
)
ひつつ、
068
内心
(
ないしん
)
に
信仰
(
しんかう
)
なく、
069
愛
(
あい
)
無
(
な
)
く、
070
神仏
(
しんぶつ
)
を
認
(
みと
)
めない
宣教者
(
せんけうしや
)
は、
071
死後
(
しご
)
の
生涯
(
しやうがい
)
は
実
(
じつ
)
に
哀
(
あは
)
れなものである。
072
又
(
また
)
熱心
(
ねつしん
)
にして
良
(
よ
)
く
神
(
かみ
)
を
認
(
みと
)
め、
073
愛
(
あい
)
と
信
(
しん
)
とに
全
(
まつた
)
き
者
(
もの
)
は、
074
死後
(
しご
)
天国
(
てんごく
)
の
団体
(
だんたい
)
に
加入
(
かにふ
)
し、
075
歓喜
(
くわんき
)
を
尽
(
つく
)
しつつあるに
引替
(
ひきか
)
へ
肝腎
(
かんじん
)
の
天国
(
てんごく
)
の
案内役
(
あんないやく
)
ともいふべき
宣教者
(
せんけうしや
)
が、
076
却
(
かへつ
)
て
地獄落
(
ぢごくおち
)
が
多
(
おほ
)
くて
天国行
(
てんごくゆ
)
きが
尠
(
すくな
)
いのは、
077
所謂
(
いはゆる
)
神仏
(
しんぶつ
)
商売
(
しやうばい
)
の
人間
(
にんげん
)
が
多
(
おほ
)
い
故
(
ゆゑ
)
である。
078
現界
(
げんかい
)
に
於
(
おい
)
て
為
(
な
)
すべき
事業
(
じげふ
)
も、
079
又
(
また
)
商売
(
しやうばい
)
も
沢山
(
たくさん
)
にあるに、
080
それには
関係
(
くわんけい
)
せず、
081
濡手
(
ぬれて
)
で
粟
(
あは
)
を
掴
(
つか
)
む
様
(
やう
)
なことや、
082
働
(
はたら
)
かずして、
083
神仏
(
しんぶつ
)
を
松魚節
(
かつをぶし
)
に
使
(
つか
)
つて
居
(
ゐ
)
る、
084
似而非
(
えせ
)
宗教家
(
しうけうか
)
ぐらゐ、
085
霊界
(
れいかい
)
に
於
(
おい
)
て
始末
(
しまつ
)
の
悪
(
わる
)
いものは
無
(
な
)
く、
086
且
(
か
)
つ
地獄行
(
ぢごくゆ
)
きの
多
(
おほ
)
いものはない。
087
一、
088
高天原
(
たかあまはら
)
に
於
(
お
)
ける
団体
(
だんたい
)
は、
089
大
(
だい
)
なるものは
十万
(
じふまん
)
人
(
にん
)
もあり、
090
五万
(
ごまん
)
人
(
にん
)
、
091
三万
(
さんまん
)
人
(
にん
)
、
092
一万
(
いちまん
)
人
(
にん
)
、
093
五千
(
ごせん
)
人
(
にん
)
、
094
尠
(
すくな
)
い
団体
(
だんたい
)
になると
四五十
(
しごじふ
)
人
(
にん
)
のもある。
095
故
(
ゆゑ
)
に
各自
(
かくじ
)
の
団体
(
だんたい
)
の
天人
(
てんにん
)
は、
096
自分
(
じぶん
)
の
団体
(
だんたい
)
の
一人
(
ひとり
)
でも
多
(
おほ
)
くなることを
希望
(
きばう
)
して
居
(
ゐ
)
るから、
097
天国
(
てんごく
)
へ
上
(
のぼ
)
り
来
(
きた
)
る
人間
(
にんげん
)
に
対
(
たい
)
して、
098
非常
(
ひじやう
)
なる
好感
(
かうかん
)
を
以
(
もつ
)
て
迎
(
むか
)
へる。
099
一、
100
又
(
また
)
天国
(
てんごく
)
の
団体
(
だんたい
)
にある
天人
(
てんにん
)
は、
101
何
(
いづ
)
れも
男子
(
だんし
)
なれば
現界人
(
げんかいじん
)
の
三十
(
さんじつ
)
才
(
さい
)
前後
(
ぜんご
)
、
102
女子
(
ぢよし
)
なれば
二十
(
にじつ
)
才
(
さい
)
前後
(
ぜんご
)
の
若
(
わか
)
い
姿
(
すがた
)
である。
103
この
故
(
ゆゑ
)
は
現界人
(
げんかいじん
)
の
肉体
(
にくたい
)
は
物質界
(
ぶつしつかい
)
の
法則
(
はふそく
)
に
由
(
よ
)
つて、
104
年々
(
ねんねん
)
に
老衰
(
らうすゐ
)
して
頭
(
かしら
)
に
白雪
(
しらゆき
)
を
頂
(
いただ
)
き、
105
身体
(
しんたい
)
に
皺
(
しわ
)
の
寄
(
よ
)
るものであるが、
106
人間
(
にんげん
)
の
霊魂
(
れいこん
)
や
情動
(
じやうだう
)
は
不老
(
ふらう
)
不死
(
ふし
)
であつて、
107
どこ
迄
(
まで
)
も
変
(
かは
)
らないものだから、
108
精霊界
(
せいれいかい
)
の
天人
(
てんにん
)
は
年
(
とし
)
が
寄
(
よ
)
つても、
109
姿
(
すがた
)
は
変
(
へん
)
じない。
110
故
(
ゆゑ
)
に、
111
現界
(
げんかい
)
に
於
(
おい
)
て
八九十
(
はちくじつ
)
才
(
さい
)
にて
死
(
し
)
んだ
人間
(
にんげん
)
も、
112
精霊界
(
せいれいかい
)
の
天国
(
てんごく
)
へ
復活
(
ふくくわつ
)
した
後
(
のち
)
は、
113
その
強壮
(
きやうさう
)
な
霊魂
(
れいこん
)
の
儘
(
まま
)
で
居
(
を
)
るのだから、
114
決
(
けつ
)
して
老衰
(
らうすゐ
)
するといふことは
無
(
な
)
い。
115
天人
(
てんにん
)
にも
五衰
(
ごすゐ
)
といふ
説
(
せつ
)
があるが、
116
それは
決
(
けつ
)
して
天人
(
てんにん
)
の
事
(
こと
)
ではない、
117
霊界
(
れいかい
)
の
八衢
(
やちまた
)
に
彷徨
(
はうくわう
)
して
居
(
ゐ
)
る
中有界
(
ちううかい
)
の
人間
(
にんげん
)
の
事
(
こと
)
である。
118
故
(
ゆゑ
)
に
天国
(
てんごく
)
へ
往
(
い
)
つた
時
(
とき
)
に、
119
自分
(
じぶん
)
の
現界
(
げんかい
)
の
父母
(
ふぼ
)
や
兄妹
(
きやうだい
)
、
120
又
(
また
)
は
朋友
(
ほういう
)
、
121
知己
(
ちき
)
なぞに
会
(
あ
)
つても
一寸
(
ちよつと
)
には
気
(
き
)
の
付
(
つ
)
かない
如
(
や
)
うなことが
沢山
(
たくさん
)
にある。
122
その
故
(
ゆゑ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
幼児
(
えうじ
)
たりし
子
(
こ
)
は
既
(
すで
)
に
天国
(
てんごく
)
にて
成長
(
せいちやう
)
し、
123
老
(
おい
)
たる
父母
(
ふぼ
)
は
自分
(
じぶん
)
と
同様
(
どうやう
)
に
壮者
(
さうしや
)
の
霊身
(
れいしん
)
を
保
(
たも
)
ちて
居
(
を
)
るからである。
124
然
(
さ
)
れど
能
(
よ
)
く
能
(
よ
)
く
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は、
125
何処
(
どこ
)
ともなしにその
俤
(
おもかげ
)
が
残
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
る。
126
精霊
(
せいれい
)
の
世界
(
せかい
)
は
凡
(
すべ
)
てが
霊的
(
れいてき
)
の
要素
(
えうそ
)
から
成
(
な
)
り
立
(
た
)
つて
居
(
を
)
るから、
127
現界
(
げんかい
)
の
事物
(
じぶつ
)
の
如
(
ごと
)
く、
128
容易
(
ようい
)
に
変遷
(
へんせん
)
するものではない。
129
是
(
これ
)
が
精霊界
(
せいれいかい
)
と
肉体界
(
にくたいかい
)
との
相違
(
さうゐ
)
せる
点
(
てん
)
である。
130
アヽ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
131
大正十一年十二月
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