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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第25巻(子の巻)
序文
総説
第1篇 相縁奇縁
第1章 水禽の音
第2章 与太理縮
第3章 鶍の恋
第4章 望の縁
第2篇 自由活動
第5章 酒の滝壺
第6章 三腰岩
第7章 大蛇解脱
第8章 奇の巌窟
第3篇 竜の宮居
第9章 信仰の実
第10章 開悟の花
第11章 風声鶴唳
第12章 不意の客
第4篇 神花霊実
第13章 握手の涙
第14章 園遊会
第15章 改心の実
第16章 真如の玉
第5篇 千里彷徨
第17章 森の囁
第18章 玉の所在
第19章 竹生島
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霊界物語
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<<< 不意の客
(B)
(N)
園遊会 >>>
第一三章
握手
(
あくしゆ
)
の
涙
(
なみだ
)
〔七五九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第25巻 海洋万里 子の巻
篇:
第4篇 神花霊実
よみ(新仮名遣い):
しんかれいじつ
章:
第13章 握手の涙
よみ(新仮名遣い):
あくしゅのなみだ
通し章番号:
759
口述日:
1922(大正11)年07月11日(旧閏05月17日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年5月25日
概要:
舞台:
地恩城
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
招き入れられた友彦を、蜈蚣姫やスマートボールはやや疑いの面持ちで迎えたが、黄竜姫は、友彦が真に改心をしてテールス姫と共に地恩城にやってきたことに対し喜びを表した。
友彦は黄竜姫と蜈蚣姫に、来し方の悪事を心から詫びて悔悟の涙を流した。それに対して黄竜姫は心から打ち解けた様を表した。
友彦は地恩城と讃える歌を歌い、自分が開いたネルソン山以西の地域も三五教の光によって救うように、黄竜姫に懇願した。それに対して梅子姫は、メソポタミヤの顕恩郷の故事を引き合いにした歌を歌って、友彦の神業を讃えた。
友彦夫婦は黄竜姫の部下となり、全島に三五教を流布することとなった。一同は宣伝歌を歌い、友彦夫婦は貴賓として地恩城に数日間滞在した。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2021-09-12 17:57:27
OBC :
rm2513
愛善世界社版:
187頁
八幡書店版:
第5輯 100頁
修補版:
校定版:
195頁
普及版:
85頁
初版:
ページ備考:
001
天恩
(
てんおん
)
豊
(
ゆたか
)
な
地恩城
(
ちおんじやう
)
002
春秋冬
(
はるあきふゆ
)
も
夏景色
(
なつげしき
)
003
木々
(
きぎ
)
の
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
は
麗
(
うるは
)
しく
004
果物
(
くだもの
)
豊
(
ゆたか
)
に
実
(
みの
)
りつつ
005
衣食
(
いしよく
)
の
道
(
みち
)
に
身
(
み
)
をもがく
006
難
(
なや
)
みも
要
(
い
)
らぬ
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
007
顕恩郷
(
けんおんきやう
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
008
錫蘭島
(
セイロンたう
)
に
立
(
た
)
て
籠
(
こも
)
り
009
閨
(
ねや
)
の
友彦
(
ともひこ
)
後
(
あと
)
にして
010
大海原
(
おほうなばら
)
を
渡
(
わた
)
り
来
(
く
)
る
011
小糸
(
こいと
)
の
姫
(
ひめ
)
の
行先
(
ゆくさき
)
を
012
鵜
(
う
)
の
目
(
め
)
鷹
(
たか
)
の
目
(
め
)
つけ
狙
(
ねら
)
ひ
013
三十路
(
みそぢ
)
に
余
(
あま
)
る
男
(
を
)
の
頃
(
ころ
)
の
014
島
(
しま
)
に
渡
(
わた
)
りて
彼方
(
あち
)
此方
(
こち
)
と
015
行方
(
ゆくへ
)
求
(
もと
)
めてバラモンの
016
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
きし
友彦
(
ともひこ
)
が
017
時
(
とき
)
の
力
(
ちから
)
に
助
(
たす
)
けられ
018
蜈蚣
(
むかで
)
の
姫
(
ひめ
)
に
邂逅
(
めぐりあ
)
ひ
019
命
(
いのち
)
の
瀬戸
(
せと
)
の
海中
(
わだなか
)
に
020
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
浮
(
うか
)
びたる
021
小豆
(
せうど
)
が
島
(
しま
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
022
国城山
(
くにしろやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
023
遇
(
あ
)
ふた
嬉
(
うれ
)
しさ
恐
(
おそ
)
ろしさ
024
洲本
(
すもと
)
の
庄
(
さと
)
の
酋長
(
しうちやう
)
が
025
捕手
(
とりて
)
の
者
(
もの
)
に
縛
(
しば
)
られて
026
何
(
なん
)
の
言
(
い
)
ひ
訳
(
わけ
)
淡路島
(
あはぢしま
)
027
東助
(
とうすけ
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
情
(
なさけ
)
にて
028
犯
(
をか
)
せし
罪
(
つみ
)
もうたかたの
029
水泡
(
みなわ
)
と
消
(
き
)
えて
釣小舟
(
つりをぶね
)
030
清武鶴
(
きよたけつる
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
と
031
馬関
(
ばくわん
)
の
関
(
せき
)
の
浪
(
なみ
)
を
越
(
こ
)
え
032
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いは
)
に
船
(
ふね
)
をあて
033
命
(
いのち
)
危
(
あや
)
ふき
折
(
をり
)
からに
034
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
035
玉治別
(
たまはるわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
に
036
惜
(
を
)
しき
命
(
いのち
)
を
救
(
すく
)
はれて
037
蜈蚣
(
むかで
)
の
姫
(
ひめ
)
や
高姫
(
たかひめ
)
の
038
漂着
(
へうちやく
)
したるアンボイナ
039
南洋一
(
なんやういち
)
の
竜宮
(
りうぐう
)
に
040
上陸
(
じやうりく
)
すればコハ
如何
(
いか
)
に
041
小糸
(
こいと
)
の
姫
(
ひめ
)
の
生
(
うみ
)
の
母
(
はは
)
042
蜈蚣
(
むかで
)
の
姫
(
ひめ
)
に
再会
(
さいくわい
)
し
043
何
(
なん
)
の
云
(
い
)
ひ
訳
(
わけ
)
荒波
(
あらなみ
)
を
044
乗
(
の
)
り
切
(
き
)
り
乗
(
の
)
り
切
(
き
)
り
沓島
(
くつじま
)
や
045
オーストラリヤの
浮島
(
うきじま
)
に
046
蜈蚣
(
むかで
)
の
姫
(
ひめ
)
の
一行
(
いつかう
)
と
047
命
(
いのち
)
からがら
上陸
(
じやうりく
)
し
048
小糸
(
こいと
)
の
姫
(
ひめ
)
の
住
(
すま
)
ひたる
049
地恩
(
ちおん
)
の
城
(
しろ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
050
情
(
なさけ
)
を
知
(
し
)
らぬ
国人
(
くにびと
)
に
051
手
(
て
)
も
無
(
な
)
く
叩
(
たた
)
き
出
(
い
)
だされて
052
傍
(
かたへ
)
の
林
(
はやし
)
に
潜
(
ひそ
)
みつつ
053
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
の
宿
(
やど
)
の
夫
(
つま
)
054
嬉
(
うれ
)
し
嬉
(
うれ
)
しの
再会
(
さいくわい
)
を
055
悦
(
よろこ
)
ぶ
間
(
ま
)
もなく
夢
(
ゆめ
)
醒
(
さ
)
めて
056
四辺
(
あたり
)
を
見
(
み
)
れば
岩
(
いは
)
の
上
(
うへ
)
057
腰
(
こし
)
の
骨
(
ほね
)
さへ
打
(
う
)
ち
砕
(
くだ
)
き
058
身動
(
みうご
)
きならぬ
悲
(
かな
)
しさに
059
漸
(
やうや
)
く
息
(
いき
)
を
休
(
やす
)
めつつ
060
三五教
(
あななひけう
)
の
神言
(
かみごと
)
を
061
赤心
(
まごころ
)
籠
(
こ
)
めて
宣
(
の
)
りつれば
062
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
063
身
(
み
)
もすくすくと
風
(
かぜ
)
荒
(
あら
)
き
064
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
を
伝
(
つた
)
ひてネルソンの
065
峰
(
みね
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
に
辿
(
たど
)
り
着
(
つ
)
き
066
後
(
あと
)
振
(
ふ
)
り
返
(
かへ
)
り
眺
(
なが
)
むれば
067
一望
(
いちばう
)
千
(
せん
)
里
(
り
)
の
雲
(
くも
)
の
奥
(
おく
)
068
地恩
(
ちおん
)
の
城
(
しろ
)
は
何処
(
いづこ
)
ぞと
069
眼
(
め
)
を
見
(
み
)
はりつつ
憧憬
(
あこが
)
るる
070
時
(
とき
)
しもあれや
烈風
(
れつぷう
)
に
071
吹
(
ふ
)
き
捲
(
ま
)
くられて
友彦
(
ともひこ
)
は
072
風
(
かぜ
)
にゆられて
鷹鳶
(
たかとび
)
の
073
翼
(
つばさ
)
無
(
な
)
き
身
(
み
)
は
如何
(
いか
)
にせむ
074
ジヤンナの
郷
(
さと
)
に
墜落
(
つゐらく
)
し
075
人事
(
じんじ
)
不省
(
ふせい
)
の
折柄
(
をりから
)
に
076
此
(
この
)
地
(
ち
)
に
住
(
す
)
める
郷人
(
さとびと
)
は
077
不思議
(
ふしぎ
)
と
傍
(
そば
)
に
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
りて
078
よくよく
見
(
み
)
れば
昔
(
むかし
)
より
079
待
(
ま
)
ち
焦
(
こが
)
れたる
救世主
(
きうせいしゆ
)
080
曲
(
まが
)
りながらも
赤鼻
(
あかはな
)
に
081
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
雀躍
(
こをど
)
りし
082
ジヤンナイ
教
(
けう
)
の
本山
(
ほんざん
)
に
083
担
(
かつ
)
ぎ
帰
(
かへ
)
りし
面白
(
おもしろ
)
さ
084
ジヤンナイ
教
(
けう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
085
テールス(照子)
姫
(
ひめ
)
に
思
(
おも
)
はれて
086
ここに
夫婦
(
ふうふ
)
の
新枕
(
にひまくら
)
087
月日
(
つきひ
)
を
重
(
かさ
)
ね
往
(
ゆ
)
くうちに
088
三五教
(
あななひけう
)
の
感化力
(
かんくわりよく
)
089
ジヤンナの
郷
(
さと
)
にゆき
渡
(
わた
)
り
090
三五
(
さんご
)
の
月
(
つき
)
の
御教
(
みをしへ
)
は
091
朝日
(
あさひ
)
の
昇
(
のぼ
)
る
勢
(
いきほひ
)
で
092
四方
(
よも
)
に
拡
(
ひろ
)
がり
栄
(
さか
)
え
行
(
ゆ
)
く
093
友彦
(
ともひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は
意
(
い
)
を
決
(
けつ
)
し
094
地恩
(
ちおん
)
の
城
(
しろ
)
に
神徳
(
しんとく
)
の
095
花
(
はな
)
を
開
(
ひら
)
かす
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
096
御許
(
みもと
)
に
到
(
いた
)
り
其
(
その
)
昔
(
むかし
)
097
蜈蚣
(
むかで
)
の
姫
(
ひめ
)
や
小糸姫
(
こいとひめ
)
098
母娘
(
おやこ
)
の
者
(
もの
)
を
悩
(
なや
)
ませし
099
深
(
ふか
)
き
罪
(
つみ
)
をば
詫
(
わ
)
びむとて
100
テールス
姫
(
ひめ
)
に
来
(
こ
)
し
方
(
かた
)
の
101
事情
(
じじやう
)
細
(
こま
)
かに
物語
(
ものがた
)
り
102
漸
(
やうや
)
く
妻
(
つま
)
の
諒解
(
りやうかい
)
を
103
得
(
え
)
たる
嬉
(
うれ
)
しさ
夫婦
(
ふうふ
)
連
(
づ
)
れ
104
ジヤンナの
郷
(
さと
)
の
人々
(
ひとびと
)
に
105
暫
(
しば
)
しの
暇
(
いとま
)
を
告
(
つ
)
げながら
106
供
(
とも
)
をも
連
(
つ
)
れず
入
(
い
)
り
来
(
きた
)
る
107
其
(
その
)
真心
(
まごころ
)
ぞ
雄々
(
をを
)
しけれ
108
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
109
神
(
かみ
)
の
御幸
(
みさち
)
を
蒙
(
かかぶ
)
りて
110
前非
(
ぜんぴ
)
を
悔
(
く
)
いし
友彦
(
ともひこ
)
が
111
母娘
(
おやこ
)
の
前
(
まへ
)
に
手
(
て
)
をつきて
112
心
(
こころ
)
の
曇
(
くも
)
を
晴
(
は
)
らしつつ
113
三五教
(
あななひけう
)
の
柱石
(
ちうせき
)
と
114
仕
(
つか
)
へまつりし
古
(
ふる
)
き
世
(
よ
)
の
115
清
(
きよ
)
き
尊
(
たふと
)
き
物語
(
ものがたり
)
116
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
との
御水火
(
みいき
)
より
117
組
(
く
)
み
立
(
た
)
てられし
瑞御霊
(
みづみたま
)
118
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
の
瑞月
(
ずゐげつ
)
が
119
粗製
(
そせい
)
濫造
(
らんざう
)
の
蓄音器
(
ちくおんき
)
120
把手
(
とつて
)
に
撚
(
より
)
をかけながら
121
不整調
(
ふせいてう
)
なるレコードの
122
又
(
また
)
もや
廻転
(
くわいてん
)
始
(
はじ
)
めける
123
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
124
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましまして
125
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
や
友彦
(
ともひこ
)
の
126
搦
(
から
)
みあうたるローマンス
127
恋
(
こひ
)
の
縺
(
もつ
)
れの
糸口
(
いとぐち
)
を
128
サラリサラリと
淀
(
よど
)
みなく
129
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
へよ
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
130
国津
(
くにつ
)
御神
(
みかみ
)
や
大八洲
(
おほやしま
)
彦
(
ひこ
)
131
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
132
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎまつる。
133
○
134
友彦
(
ともひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は、
135
小糸姫
(
こいとひめ
)
に
誘
(
さそ
)
はれ
奥殿
(
おくでん
)
深
(
ふか
)
く
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
る。
136
友彦
(
ともひこ
)
の
来訪
(
らいはう
)
を
聞
(
き
)
いて
胸
(
むね
)
踊
(
をど
)
らせた
蜈蚣姫
(
むかでひめ
)
、
137
スマートボールや
其
(
その
)
他
(
た
)
の
一同
(
いちどう
)
は、
138
珍
(
めづ
)
らしさと
忌
(
いま
)
はしさの
混乱
(
こんらん
)
したる
如
(
ごと
)
き
面持
(
おももち
)
にて、
139
中腰
(
ちうごし
)
になりながら
出迎
(
でむか
)
ふ。
140
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
は
友彦
(
ともひこ
)
の
手
(
て
)
を
固
(
かた
)
く
握
(
にぎ
)
り、
141
二三回
(
にさんくわい
)
揺
(
ゆす
)
ぶり、
142
黄竜姫
『ジヤンナーサール、
143
ウツポツポ、
144
サーチライス、
145
友彦
(
ともひこ
)
、
146
テールス、
147
テールスヘーム、
148
タープリンス タープリンス、
149
ケーリスタン、
150
イジアン、
151
ノールマン、
152
シールンパーユエーギエル、
153
シユライト』
154
と
宣
(
の
)
る。
155
『ジヤンナの
郷
(
さと
)
に
天降
(
あまくだ
)
りました
友彦
(
ともひこ
)
の
救世主
(
きうせいしゆ
)
よ、
156
妻
(
つま
)
のテールス
姫
(
ひめ
)
殿
(
どの
)
、
157
御
(
ご
)
無事
(
ぶじ
)
で
御
(
ご
)
神業
(
しんげふ
)
によく
仕
(
つか
)
へて
下
(
くだ
)
さいました。
158
妾
(
わたし
)
も
貴方
(
あなた
)
が
今迄
(
いままで
)
の
態度
(
たいど
)
を
改
(
あらた
)
め、
159
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
御
(
ご
)
活動
(
くわつどう
)
遊
(
あそ
)
ばすを
仄
(
ほのか
)
に
聞
(
き
)
き、
160
愛慕
(
あいぼ
)
の
念
(
ねん
)
に
堪
(
た
)
へず、
161
何
(
なん
)
とかしてお
便
(
たよ
)
りを
聞
(
き
)
き
度
(
た
)
いものだ、
162
又
(
また
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
のお
許
(
ゆる
)
しあれば
一度
(
いちど
)
会見
(
くわいけん
)
をして
今迄
(
いままで
)
の
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
を
謝
(
しや
)
し、
163
互
(
たがひ
)
に
了解
(
れうかい
)
を
得
(
え
)
て
御
(
ご
)
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
したく
思
(
おも
)
つて
居
(
を
)
りました。
164
能
(
よ
)
くマア
御
(
ご
)
遠方
(
ゑんぽう
)
の
処
(
ところ
)
遥々
(
はるばる
)
お
入来
(
いで
)
下
(
くだ
)
さいました』
165
との
意味
(
いみ
)
であつた。
166
(これから
解
(
わか
)
り
易
(
やす
)
いやう
日本語
(
にほんご
)
を
用
(
もち
)
ふ)
167
友彦
(
ともひこ
)
『ハイ
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
168
鬼熊別
(
おにくまわけ
)
様
(
さま
)
、
169
蜈蚣姫
(
むかでひめ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
両親
(
りやうしん
)
に
対
(
たい
)
し、
170
若気
(
わかげ
)
の
至
(
いた
)
りとは
申
(
まを
)
しながら、
171
天
(
てん
)
にも
地
(
ち
)
にも
一粒種
(
ひとつぶだね
)
の
貴方
(
あなた
)
様
(
さま
)
を、
172
悪魔
(
あくま
)
の
為
(
ため
)
に
吾
(
わが
)
精神
(
せいしん
)
を
魅
(
み
)
せられ、
173
あのやうな
不都合
(
ふつがふ
)
な
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
しました
私
(
わたくし
)
の
罪
(
つみ
)
を、
174
お
咎
(
とが
)
めも
下
(
くだ
)
されず、
175
唯今
(
ただいま
)
の
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
なる
打
(
う
)
ち
解
(
と
)
けたる
御
(
ご
)
挨拶
(
あいさつ
)
、
176
実
(
じつ
)
に
痛
(
いた
)
み
入
(
い
)
りました。
177
私
(
わたくし
)
は
過
(
す
)
ぎ
来
(
こ
)
し
方
(
かた
)
の
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
す
度
(
たび
)
に
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて、
178
五体
(
ごたい
)
をぐたぐたに
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
から
斬
(
き
)
り
虐
(
さひな
)
まれるやうな
苦痛
(
くつう
)
を
感
(
かん
)
じ、
179
寝
(
ね
)
ても
覚
(
さ
)
めても
居
(
を
)
られないので、
180
恥
(
はぢ
)
を
忍
(
しの
)
び
直接
(
ちよくせつ
)
女王
(
ぢよわう
)
様
(
さま
)
に
拝顔
(
はいがん
)
を
得
(
え
)
、
181
心
(
こころ
)
ゆく
迄
(
まで
)
お
詫
(
わび
)
を
申上
(
まをしあ
)
げ、
182
且
(
か
)
つお
恨
(
うら
)
みのありたけを
酬
(
むく
)
うて
貰
(
もら
)
ひ、
183
さうして
自分
(
じぶん
)
の
罪
(
つみ
)
を
赦
(
ゆる
)
され、
184
至粋
(
しすゐ
)
至純
(
しじゆん
)
な
元
(
もと
)
の
御魂
(
みたま
)
に
立
(
た
)
ち
帰
(
かへ
)
り、
185
安心
(
あんしん
)
して
御
(
ご
)
神務
(
しんむ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
したく
存
(
ぞん
)
じまして、
186
女房
(
にようばう
)
にも
事情
(
じじやう
)
を
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
け、
187
態
(
わざ
)
とに
供人
(
ともびと
)
も
召
(
め
)
し
連
(
つ
)
れず、
188
昔
(
むかし
)
の
友彦
(
ともひこ
)
となつてお
詫
(
わ
)
びに
参
(
まゐ
)
りました。
189
何卒
(
なにとぞ
)
今迄
(
いままで
)
の
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
を、
190
神直日
(
かむなほひ
)
大直日
(
おほなほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し、
191
お
赦
(
ゆる
)
し
下
(
くだ
)
さらむ
事
(
こと
)
を、
192
偏
(
ひとへ
)
にお
願
(
ねが
)
ひ
致
(
いた
)
します』
193
と
涙
(
なみだ
)
をハラハラと
流
(
なが
)
し、
194
真心
(
まごころ
)
より
詫
(
わ
)
び
入
(
い
)
る。
195
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
は、
196
黄竜姫
『ハイ
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
197
罪
(
つみ
)
は
却
(
かへ
)
つて
私
(
わたくし
)
に
御座
(
ござ
)
います。
198
お
慈悲
(
じひ
)
深
(
ぶか
)
い
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
何事
(
なにごと
)
もお
任
(
まか
)
せ
致
(
いた
)
しまして、
199
正
(
ただ
)
しき
清
(
きよ
)
き
御
(
ご
)
交際
(
かうさい
)
をお
願
(
ねが
)
ひ
申上
(
まをしあ
)
げます』
200
と
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
打
(
う
)
ち
解
(
と
)
ける
其
(
その
)
殊勝
(
しゆしよう
)
さ。
201
友彦
(
ともひこ
)
は
一同
(
いちどう
)
に
向
(
むか
)
ひ
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
んで
挨拶
(
あいさつ
)
に
代
(
か
)
へた。
202
友彦
『
沖
(
おき
)
に
浮
(
う
)
かべる
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
203
地恩
(
ちおん
)
の
城
(
しろ
)
に
現
(
あ
)
れませる
204
神威
(
しんゐ
)
輝
(
かがや
)
き
天地
(
あめつち
)
の
205
恵
(
めぐみ
)
も
開
(
ひら
)
く
梅子姫
(
うめこひめ
)
206
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
に
神徳
(
しんとく
)
を
207
隈
(
くま
)
なく
照
(
て
)
らす
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
208
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
を
始
(
はじ
)
めとし
209
母
(
はは
)
とまします
蜈蚣姫
(
むかでひめ
)
210
泥
(
どろ
)
にまみれし
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
211
スマートボールや
宇豆
(
うづ
)
の
姫
(
ひめ
)
212
千歳
(
ちとせ
)
祝
(
ことほ
)
ぐ
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
213
梢
(
こずゑ
)
に
巣
(
す
)
ぐふ
鶴公
(
つるこう
)
の
214
右守
(
うもり
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
215
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
友彦
(
ともひこ
)
が
216
赤
(
あか
)
き
心
(
こころ
)
を
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けて
217
居並
(
ゐなら
)
びたまふ
三五
(
あななひ
)
の
218
司
(
つかさ
)
の
前
(
まへ
)
に
敬
(
いやま
)
ひて
219
言解
(
ことと
)
き
詫
(
わび
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
220
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
221
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
222
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
223
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
は
何時迄
(
いつまで
)
も
224
変
(
かは
)
るためしもあら
尊
(
たふ
)
と
225
教
(
をしへ
)
の
御子
(
みこ
)
と
選
(
えら
)
まれて
226
ミロクの
神
(
かみ
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
227
仕
(
つか
)
ふる
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
の
頼
(
たの
)
もしさ
228
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
229
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
230
唯
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
231
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
232
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
す
233
神
(
かみ
)
の
尊
(
たふと
)
き
言霊
(
ことたま
)
の
234
底
(
そこ
)
ひも
知
(
し
)
れぬ
御
(
おん
)
恵
(
めぐみ
)
235
吾人
(
われひと
)
共
(
とも
)
に
大前
(
おほまへ
)
に
236
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神恩
(
しんおん
)
を
237
畏
(
かしこ
)
み
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
238
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
239
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましまして
240
地恩
(
ちおん
)
の
城
(
しろ
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
241
朝日
(
あさひ
)
の
豊栄
(
とよさか
)
登
(
のぼ
)
るごと
242
栄
(
さか
)
え
栄
(
さか
)
えて
果
(
はて
)
も
無
(
な
)
く
243
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
244
御蔭
(
みかげ
)
蒙
(
かうむ
)
りネルソンの
245
山
(
やま
)
の
彼方
(
あなた
)
の
国人
(
くにびと
)
を
246
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
さず
三五
(
あななひ
)
の
247
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
に
救
(
すく
)
ひ
上
(
あ
)
げ
248
野蛮
(
やばん
)
未開
(
みかい
)
の
魔
(
ま
)
の
郷
(
さと
)
を
249
開
(
ひら
)
きて
進
(
すす
)
む
神
(
かみ
)
の
徳
(
とく
)
250
東
(
ひがし
)
と
西
(
にし
)
に
分
(
わか
)
れたる
251
ネルソン
山
(
ざん
)
の
頂
(
いただ
)
きに
252
立
(
た
)
たせ
給
(
たま
)
ひて
黄竜
(
わうりよう
)
の
253
姫
(
ひめ
)
は
雄々
(
をを
)
しく
此
(
この
)
島
(
しま
)
の
254
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れませよ
255
吾
(
われ
)
は
友彦
(
ともひこ
)
テールス
姫
(
ひめ
)
と
256
力
(
ちから
)
を
一
(
ひと
)
つに
合
(
あは
)
せつつ
257
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
神業
(
しんげふ
)
を
258
助
(
たす
)
けまつりて
永久
(
とこしへ
)
に
259
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
の
260
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
御心
(
みこころ
)
に
261
酬
(
むく
)
いまつらむ
村肝
(
むらきも
)
の
262
心
(
こころ
)
撓
(
たゆ
)
まぬ
桑
(
くは
)
の
弓
(
ゆみ
)
263
射貫
(
いぬ
)
かにや
止
(
や
)
まぬ
鉄石
(
てつせき
)
の
264
胸
(
むね
)
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けていつ
迄
(
まで
)
も
265
固
(
かた
)
き
心
(
こころ
)
を
誓
(
ちか
)
ひ
置
(
お
)
く
266
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
267
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
268
梅子姫
(
うめこひめ
)
は
総代
(
そうだい
)
的
(
てき
)
に
立
(
た
)
ち
上
(
あが
)
つて
祝歌
(
しゆくか
)
を
歌
(
うた
)
つた。
269
梅子姫
『
無限
(
むげん
)
絶対
(
ぜつたい
)
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
270
仰
(
あふ
)
ぐも
高
(
たか
)
き
大宇宙
(
だいうちう
)
271
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
造
(
つく
)
りたる
272
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
は
273
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
御心
(
みこころ
)
を
274
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
万有
(
ばんいう
)
に
275
残
(
のこ
)
る
隈
(
くま
)
なく
与
(
あた
)
へむと
276
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
より
277
心
(
こころ
)
を
千々
(
ちぢ
)
に
配
(
くば
)
らせつ
278
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
279
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
千万
(
ちよろづ
)
の
280
青人草
(
あをひとぐさ
)
や
海川
(
うみかは
)
や
281
草
(
くさ
)
の
片葉
(
かきは
)
や
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
282
昆虫
(
こむし
)
の
末
(
すゑ
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
283
心
(
こころ
)
を
配
(
くば
)
り
給
(
たま
)
ひつつ
284
大海原
(
おほうなばら
)
に
漂
(
ただよ
)
へる
285
泥
(
どろ
)
の
世界
(
せかい
)
を
清
(
きよ
)
めむと
286
清
(
きよ
)
き
御魂
(
みたま
)
を
幸
(
さち
)
はひて
287
高天原
(
たかあまはら
)
のエルサレム
288
此処
(
ここ
)
を
聖地
(
せいち
)
と
定
(
さだ
)
めつつ
289
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
290
四方
(
よも
)
に
開
(
ひら
)
かせ
給
(
たま
)
ひけり
291
神
(
かみ
)
の
最初
(
さいしよ
)
の
出現
(
しゆつげん
)
は
292
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
のエルサレム
293
人
(
ひと
)
の
歴史
(
れきし
)
の
初
(
はじ
)
まりは
294
埃及国
(
エジプトこく
)
を
元
(
もと
)
となし
295
オリバス
神
(
かみ
)
を
礼拝
(
れいはい
)
し
296
印度
(
インド
)
の
国
(
くに
)
はクリシユーナ
297
波斯
(
フサ
)
の
国
(
くに
)
ではミスラスの
298
神
(
かみ
)
を
伊仕
(
いつか
)
へ
南米
(
なんべい
)
の
299
高砂島
(
たかさごじま
)
の
国人
(
くにびと
)
は
300
クエルザコールを
礼拝
(
れいはい
)
す
301
神
(
かみ
)
の
初
(
はじ
)
めのエルサレムは
302
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
を
303
祀
(
まつ
)
ると
云
(
い
)
へど
其
(
その
)
元
(
もと
)
は
304
清
(
きよ
)
き
流
(
なが
)
れのイスラエル
305
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
に
現
(
あ
)
れませる
306
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
も
皆
(
みな
)
一
(
ひと
)
つ
307
バラモン
教
(
けう
)
やウラル
教
(
けう
)
308
ウラナイ
教
(
けう
)
やジヤンナイの
309
教
(
をしへ
)
と
云
(
い
)
へど
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
の
310
風土
(
ふうど
)
や
人情
(
にんじやう
)
に
画
(
くわく
)
されて
311
其
(
その
)
名
(
な
)
を
異
(
こと
)
にするのみぞ
312
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
も
友彦
(
ともひこ
)
も
313
過
(
す
)
ぎし
昔
(
むかし
)
はバラモンの
314
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へし
身
(
み
)
なれども
315
其
(
その
)
根本
(
こんぽん
)
に
立
(
た
)
ち
帰
(
かへ
)
り
316
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
317
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
318
国治立
(
くにはるたち
)
や
豊国姫
(
とよくにひめ
)
319
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
霊
(
たま
)
の
裔
(
すゑ
)
320
埴安彦
(
はにやすひこ
)
や
埴安姫
(
はにやすひめ
)
321
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
と
現
(
あら
)
はれて
322
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
に
開
(
ひら
)
きます
323
いとも
尊
(
たふと
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
に
324
如何
(
いか
)
で
隔
(
へだ
)
てのあるべきや
325
いよいよここに
三五
(
あななひ
)
の
326
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
327
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
島々
(
しまじま
)
を
328
残
(
のこ
)
る
隈
(
くま
)
なく
統一
(
とういつ
)
し
329
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふキリストの
330
神業
(
しんげふ
)
清
(
きよ
)
くミロク
神
(
しん
)
331
十字
(
じふじ
)
の
架
(
かせ
)
を
背
(
せ
)
に
負
(
お
)
ひて
332
ノアの
方舟
(
はこぶね
)
操
(
あやつ
)
りつ
333
天教
(
てんけう
)
地教
(
ちけう
)
の
山
(
やま
)
の
上
(
へ
)
に
334
世人
(
よびと
)
を
救
(
すく
)
ふ
神
(
かみ
)
の
業
(
わざ
)
335
其
(
その
)
神徳
(
しんとく
)
の
一滴
(
ひとしづく
)
336
此処
(
ここ
)
に
滴
(
したた
)
り
竜宮
(
りうぐう
)
の
337
名
(
な
)
に
負
(
お
)
ふ
珍
(
うづ
)
の
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
338
メソポタミヤの
顕恩郷
(
けんおんきやう
)
339
聖地
(
せいち
)
に
比
(
ひ
)
すべき
地恩郷
(
ちおんきやう
)
340
青垣山
(
あをがきやま
)
を
繞
(
めぐ
)
らして
341
珍
(
うづ
)
の
真秀良場
(
まほらば
)
永久
(
とこしへ
)
に
342
治
(
をさ
)
め
給
(
たま
)
へる
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
343
教
(
をしへ
)
の
御子
(
みこ
)
の
友彦
(
ともひこ
)
が
344
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
打
(
う
)
ち
解
(
と
)
けて
345
東
(
ひがし
)
と
西
(
にし
)
を
隔
(
へだ
)
てたる
346
ネルソン
山
(
ざん
)
の
青垣
(
あをがき
)
を
347
苦
(
く
)
もなくここに
打
(
う
)
ち
払
(
はら
)
ひ
348
名詮
(
めいせん
)
自称
(
じしよう
)
の
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
349
一
(
ひと
)
つ
心
(
こころ
)
に
真実
(
しんじつ
)
を
350
籠
(
こ
)
めて
仕
(
つか
)
ふる
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
351
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
に
隈
(
くま
)
もなく
352
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅子姫
(
うめこひめ
)
353
心
(
こころ
)
も
勇
(
いさ
)
み
身
(
み
)
も
勇
(
いさ
)
み
354
父
(
ちち
)
大神
(
おほかみ
)
が
三五
(
あななひ
)
の
355
清
(
きよ
)
き
御旨
(
みむね
)
に
叶
(
かな
)
ひつつ
356
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
永久
(
とこしへ
)
に
357
開
(
ひら
)
け
行
(
ゆ
)
くこそ
尊
(
たふと
)
けれ
358
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
359
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましまして
360
天
(
てん
)
は
地
(
ち
)
となり
地
(
ち
)
は
天
(
てん
)
と
361
変
(
かは
)
る
艱難
(
なやみ
)
の
来
(
きた
)
るとも
362
地恩
(
ちおん
)
の
郷
(
さと
)
に
三五
(
あななひ
)
の
363
厳
(
いづ
)
の
御柱
(
みはしら
)
弥
(
いや
)
高
(
たか
)
に
364
瑞
(
みづ
)
の
御柱
(
みはしら
)
永久
(
とこしへ
)
に
365
顕幽
(
けんいう
)
揃
(
そろ
)
うて
立
(
た
)
つ
上
(
うへ
)
は
366
如何
(
いか
)
で
揺
(
ゆる
)
がむ
国治立
(
くにはるたち
)
の
367
神
(
かみ
)
の
尊
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ
368
心
(
こころ
)
清
(
きよ
)
めて
朝夕
(
あさゆふ
)
に
369
仕
(
つか
)
へまつれよ
諸人
(
もろびと
)
よ
370
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
は
天地
(
あめつち
)
と
371
共
(
むた
)
永久
(
とこしへ
)
に
変
(
かは
)
らまじ
372
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
373
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
を
賜
(
たま
)
へかし』
374
茲
(
ここ
)
に
目出度
(
めでた
)
く
友彦
(
ともひこ
)
は
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
と
再会
(
さいくわい
)
し、
375
麻柱
(
あななひ
)
の
至誠
(
しせい
)
を
捧
(
ささ
)
げ、
376
東西
(
とうざい
)
相和
(
あいわ
)
し
相助
(
あいたす
)
け、
377
友彦
(
ともひこ
)
は
黄竜姫
(
わうりようひめ
)
の
忠実
(
ちうじつ
)
なる
部下
(
ぶか
)
となつて
大神
(
おほかみ
)
の
大道
(
だいだう
)
を、
378
全島
(
ぜんたう
)
に
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
り
拡充
(
くわくじゆう
)
する
事
(
こと
)
となつた。
379
いよいよ
一同
(
いちどう
)
打
(
う
)
ち
揃
(
そろ
)
ひ、
380
神前
(
しんぜん
)
に
例
(
れい
)
の
如
(
ごと
)
く
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
381
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
382
十二分
(
じふにぶん
)
の
歓喜
(
くわんき
)
に
満
(
み
)
たされて
一旦
(
いつたん
)
各自
(
かくじ
)
の
館
(
やかた
)
に
帰
(
かへ
)
り、
383
友彦
(
ともひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は
貴賓
(
きひん
)
として
鄭重
(
ていちよう
)
なる
待遇
(
たいぐう
)
を
受
(
う
)
け、
384
数日
(
すうじつ
)
城内
(
じやうない
)
に
滞留
(
たいりう
)
する
事
(
こと
)
となつた。
385
(
大正一一・七・一一
旧閏五・一七
加藤明子
録)
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